リモコンで操縦する超電導ロボ 鉄人28号FX!正当な続編シリーズ!
2020年3月14日 更新

リモコンで操縦する超電導ロボ 鉄人28号FX!正当な続編シリーズ!

過去の名作がきれいな作画でリメイクされることは多いですが、超電導ロボ鉄人28号FXは正当な続編として、原作者である横山光輝さんが関わって制作されたアニメ作品です。内容・ストーリー・本編の見どころなどピックアップして紹介いきますので、ぜひご覧になってください。

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そもそも鉄人28号とは?

鉄人28号

鉄人28号

原作者は横山光輝さんで、1950年代に連載されていた漫画作品となります。マルチメディア展開を果たし、テレビドラマやアニメ化をして、幾度も映像化・リメイクされました。
漫画やアニメ史に及ぼした影響は大きく、後々のヒーロー・ロボットアニメの先駆けとも言われているコンテンツです。
探偵をしている少年・金田正太郎がリモコンで操縦する巨大ロボットの鉄人28号で数々の事件を解決していくといった内容になっています。

続編の超電導ロボ 鉄人28号FX

原作者である横山光輝さんが関わって制作され、1992年に放送されたアニメ作品で、外伝・リメイクではなく、正当な続編といった位置付けとなります。
探偵の金田正太郎も登場しますが、中年で、主人公は息子の金田正人でフルモデルチェンジされた次世代モデルの鉄人28号FXのパイロットとして活躍するといった内容です。

オープニング曲のテーマは次世代の主役

「フューチャー・ヒーロー」

※第1~24話
【作詞】園田英樹
【作曲】長沢ヒロ
【編曲】戸塚修
【歌手】長沢ヒロ

「フューチャー・ヒーロー」

※第25~47話
【作詞】園田英樹
【作曲】長沢ヒロ
【編曲】戸塚修
【歌手】清水咲斗子
全編を通して同じ楽曲が使用されましたが、前期・後期で、男性ボーカルから女性ボーカルに変わってイメージチェンジされました。
オープニング曲のタイトルが示すように、次世代ヒーローが登場するといった印象に仕上げられており、世代交代をテーマとするアニメそのものの内容を踏襲するかたちになっています。

超電導ロボ 鉄人28号FXのストーリー

ロボット工学は大きな飛躍を遂げ、その成果を競うようにワールドロボットコンテストが開催されました。
伝説のヒーローである鉄人28号や次世代を担うロボットたちが結集していましたが、突如として襲撃してきたネオブラック団によって会場は占拠され、さらには全世界に宣戦布告をしてしまいます。
鉄人28号も歯が立たずピンチに陥りますが、一年前に行方不明になっていた金田正太郎の息子である正人が、次世代ロボット・鉄人28号FXのリモコンを持って現れました。

超電導ロボ 鉄人28号FXの見どころ

世界各国で開発されたロボット

世界各国で開発されたロボット

伝説のヒーローである鉄人28号の存在は、ロボット工学に多大な貢献を果たし、世界各国で開発されたロボットが次々に登場します。
土木工事作業に特化した量産化モデル、水中での活動を得意とするもの、ショットガンなどの武器を装備するタイプ、その種類は全30種にも及び、ロボット好きには堪らない内容です。それぞれのロボットのメカニカルデザインも秀逸で、格好良く仕上げられているところは注目すべきポイントといえるでしょう。
鉄人28号FXの正式パイロットの座を巡って

鉄人28号FXの正式パイロットの座を巡って

突然現れた金田正太郎の息子・正人が鉄人28号FXの正式パイロットになると思いきや、その座をめぐって、パイロット候補たちとぶつかり合う場面が見られます。
正人のライバルとなるキャラクターは魅力的で、ときには衝突することでお互いを理解して、仲間としての絆が強くなっていく様子は、人間的な成長といった要素が強くて大切なことを教えられるような気がします。
ブラックオックスの格好良さ

ブラックオックスの格好良さ

鉄人28号FXの最大のライバルとなったブラックオックスの格好良さは、本編で登場するロボットの中でもナンバーワンといえます。
そして、機体を開発したフランケン・シュタイナーも可哀想な役回りのキャラクターで、単純な悪役ではなく、良識ある人間の心を取り戻しますが、最後には命を落としてしまうことで、形見となったブラックオックスの存在感は大きくなります。主人公である鉄人28号FXよりも優れた性能を持ち、外見以外にも強さも兼ね備えているところも魅力的です。
鉄人28号FXの武装について

鉄人28号FXの武装について

物語終盤のテーマとして、鉄人28号FXを武装させ、パワーアップすることを望む正人の姿が描かれています。本編では飛行ユニットと合体して、空を飛ぶことも可能になりましたが、武器をもつことは鉄人28号FXの開発者である母親や父親に拒絶されてしまいます。
鉄人28号FXが武装しないことの真の意味には、ロボット工学だけではなく、現代科学の全般にも通じるメッセージ性があって考えさせられるものがあります。あくまで平和利用のために製造された鉄人28号FXには、争いのための武装は不要だという強い信念を感じさせますね。

超電導ロボ 鉄人28号FXは絶対に視聴すべき!

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