イカ天バンド「たま」の元メンバーが弾き語りライブを実施!
イカ天(三宅裕司のいかすバンド天国)出身バンドとして知られ、「さよなら人類」などのヒット曲で有名な「たま」の元メンバーである滝本晃司、知久寿焼、石川浩司がこのたび、京都の登録有形文化財である紫明会館にてコンサート『滝本晃司 x 知久寿焼 x 石川浩司 弾き語りライブ』を開催します。日程は11月21日(土)、11月22日(日)。
第一報はこちらです!
元たま #滝本晃司×#知久寿焼×#石川浩司 の共演ライブが紫明会館で開催。配信も実施する。https://t.co/z9I2SdgD2O pic.twitter.com/MEOrqkyqgq
— CINRA.NET カルチャーメディア (@CINRANET) November 10, 2020
『滝本晃司 x 知久寿焼 x 石川浩司 弾き語りライブ』では、「ソロ有りセッション有りのスペシャル弾き語りイベント」と称し、両日ともに「たま」時代の往年の名曲に加え、それぞれのメンバーのソロライブも展開されます。なお、会場に足を運ぶのが難しい人のために配信も行うとのこと。チケットなどの詳細は公式サイトをご覧ください。
「さよなら人類」が大ヒットした「たま」、その後何してた?
“14代目イカ天キング”としてイカ天バンドブームを牽引し、1990年の「さよなら人類」ヒット時には“たま現象”と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こしていた彼ら。その後はメディア露出が減少し、イカ天自体も流行が収束していきました。世間では一発屋というイメージも強い「たま」。「さよなら人類」以降どのような活動をしていたのでしょうか?ここで軽く振り返っておきましょう。
1995年、柳原幼一郎が脱退。
ドラマ「浮浪雲」の主題歌となった「夕暮れ時のさびしさに」など、散発的なヒットを輩出していた「たま」ですが、1995年にはピアノなどの鍵盤楽器を担当していた柳原幼一郎(現・柳原陽一郎)が異なる音楽性を志向するため脱退を表明。以降3人体制となりました。また同時期にメジャーレーベルからインディーズへと移行し、自主レーベル「地球レコード」を設立しています。
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吉田戦車とコラボするなどの活動を展開!
3人体制となった90年代後半からは、インディーズでの活動の傍ら「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマ「あっけにとられた時のうた」や吉田戦車の漫画「ぷりぷり県」のイメージアルバム「パルテノン銀座通り」をパイオニアLDCからリリースするなど、メジャーでの活動も展開。さらに「おかあさんといっしょ」の挿入歌「ハオハオ」の作曲・演奏を手掛けるなど、活躍の幅を広げていきました。
2003年に「たま」解散。
そして2003年には、ダンス公演やミュージカルへの出演といった新境地の開拓を行っていたものの、この頃にはメンバー全員が「たま」としての活動の限界を感じており、アルバム「しょぼたま2」、そして同年10月に行われた解散ライブ「たまの最期!!」をもって、解散することとなりました。この解散ライブでは、柳原が脱退して以降封印していた柳原作曲の「さよなら人類」を久々に演奏。ホフディランのワタナベイビーも飛び入り参加するなど、大盛り上がりの中「たま」はその歴史に幕を下ろしたのです。
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解散後の動向は?
解散後の元メンバーですが、仲が悪いということではなく、むしろ積極的に一緒に音楽活動を展開しています。具体的には、知久と石川が14人編成バンド「パスカルズ」に参加したり、滝本がソロアルバム「水槽の中に象」を発表した際には、知久がギターをはじめとした様々な楽器で収録に参加しました。また、知久、石川、滝本の3人で“一時的な再結成”ともとれるライブを毎年のように行っており、今回の弾き語りライブもその一環と言えるでしょう。現時点では柳原も加わっての“4人での再結成”はないものの、今後は期待できるかもしれません!
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