小西美帆さんが超ポジティブヒロインを演じた朝ドラ「やんちゃくれ」
2021年2月25日 更新

小西美帆さんが超ポジティブヒロインを演じた朝ドラ「やんちゃくれ」

小西美帆さんがヒロインを演じた朝ドラ「やんちゃくれ」を覚えていますか?朝ドラのヒロインは基本的にポジティブですが、このドラマのヒロインは中でも超ポジティブだったのではないでしょうか。

1,663 view

「やんちゃくれ」の放送時期

「やんちゃくれ」が放送されたのは1998年10月から1999年4月まで。1998年後期朝ドラですね。前の作品は「天うらら」。次の作品は「すずらん」でした。

1999年6月に総集編が放送されていますが、その後再放送は放送されていません。

DVDも総集編、完全版ともに発売されていないので現在は見ることができない作品です。再放送か配信でもう一度観たいという人も多いのではないでしょうか。

のちに桂なお太さん作画の漫画が発売されています。登場人物の設定が若干ドラマと違いますが、ストーリーだけでも振り返りたいという方はチェックしてみてください。

「やんちゃくれ」はどんな話?

Amazon.co.jp:  Stopped Raining Give You – Continuous TV Novel (Welcome Drama/Guided) : 中山 乃莉子, 石原 武龍: 本 (2257651)

朝ドラは昭和初期などを舞台にした作品も多いですが、「やんちゃくれ」は1979年から物語がスタート。放送されたのが1998年なので約20年前の物語だったということですね。物語の中で月日が流れ、最後は現代(1990年代後半)になっています。

主人公は大阪の淀川にあり明治時代から続く造船所「水嶋造船所」の娘、水島渚。両親は渚が幼い頃に離婚していて、父と姉と3人で暮らしていました。

渚は「失敗したらやり直せばいい」がモットーで、人生の中で何度もやり直しをしています。高校を中退後、新聞社「阪神タイムズ」でアルバイトとして働き、その後記者になります。そしてジャーナリストとしての才能を開花させていきました。

自転車選手の大庭高志と取材がきっかけでスピード結婚します。ですが、渚が夫のために仕事までやめてしまったことが負担になり、離婚します。仕事まで辞めたのに離婚されてしまうのは辛いですよね。

ですが渚はその後2度目の結婚をします。相手は「阪神タイムズ」の先輩である木暮勇。渚がジャーナリストになるきっかけを与えてくれた人物です。渚とともに大きな事件の取材をすることなどから距離が近づき結婚します。

「阪神タイムズ」が倒産した後、勇はフリージャーナリストとして働きます。渚は朝ドラヒロインの中でも屈指の転職回数なのですが、仕事内容は一貫していてフリージャーナリストとして活躍していきます。




そして渚は子供を授かるのですが、勇はカンボジアに取材に行ってしまいます。勇がカンボジアに行っている間に渚は娘の栞を出産。ですが勇はカンボジアで洪水に巻き込まれた子どもを助けようとして亡くなってしまいます。自分の娘に会う前に亡くなってしまったんですね。

退学から始まり、転職、会社の倒産、実家の倒産危機、離婚、死別などかなり波乱万丈な人生を送るヒロインですが、どんな困難にも立ち向かっていく姿に元気をもらえたという人も多いのではないでしょうか。

ドラマの最後5秒には毎回、渚の感情を表すイラストが映し出されました。怒りに燃えていた時には炎が映し出されたり、悲しみに暮れている時はイラストすら出てこないこともありました。なかなかほかのドラマではない演出ですね。波乱万丈な人生で、喜怒哀楽の激しいヒロインだからこその演出ですよね。

ちなみに「やんちゃくれ」というのはいたずらっこ、わんぱく小僧という意味があります。タイトルとしての意味はどちらかというと後者ですかね。

「やんちゃくれ」のキャスト

「やんちゃくれ」のキャストは以下の通りです。

水嶋(大庭・木暮)渚(ヒロイン):小西美帆
水嶋(木田)濤子(ヒロインの姉):高田聖子
水嶋欽一(ヒロインの父):柄本明
柏木京子(ヒロインの母):藤真利子
水嶋ハル(ヒロインの祖母):八千草薫

大庭高志(ヒロインの最初の夫):高橋和也
木暮勇(ヒロインの二番目の夫):利重剛

その他、西田ひかるさん、間寛平さん、水沢アキさん、吹石一恵さん、京唄子さん、秋野暢子さん、天童よしみさんなどなかなかバラエティに富んだキャストです。

語りは中川緑アナウンサーでした。大河ドラマはアナウンサーが語りを務めることも多いですが、朝ドラは登場人物の誰かが努めることが多いので、アナウンサーというのは珍しいですね。

脚本は中山乃莉子さん

「やんちゃくれ」の脚本は中山乃莉子さん。

中山乃莉子さんの代表作は「キモチいい恋したい! 」、「もう誰も愛さない」「わがままな女たち」「金曜日の恋人たちへ 」「冬の輪舞」などです。

代表作を見たら、渚の波乱万丈な人生も納得な気がしてきました。特に有名なのは「もう誰も愛さない」でしょうか。3分見逃すと話についていかれなくなるという急展開の「ジェットコースタードラマ」として有名になりましたよね。

主題歌はウルフルズ!

Amazon.co.jp: あそぼう: 音楽 (2257658)

「やんちゃくれ」の主題歌はウルフルズの「あそぼう」でした。

結構ヘビーな展開も多いドラマですが、主人公がポジティブというのもありますが、主題歌が明るいというのも大きいのではないでしょうか。明るい楽曲で朝からハッピーな気分になりましたね。

「あそぼうまずはそれから」の歌詞がポジティブな主人公を表しているような気もします。
12 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

NHK連続ドラマ「やんちゃくれ」のヒロイン『小西美帆』現在は女優業を休業し〇〇移住!!

NHK連続ドラマ「やんちゃくれ」のヒロイン『小西美帆』現在は女優業を休業し〇〇移住!!

1998年10月から放送されたNHK連続テレビ小説「やんちゃくれ」ではヒロイン水嶋渚 役で注目された小西美帆さん。2010年12月ブログで夫がいること、女優業を休業し夫の赴任に伴い〇〇移住という・・・。
ギャング | 1,727 view
朝ドラヒロインの父はダメオヤジが多い?その歴史はいつから?

朝ドラヒロインの父はダメオヤジが多い?その歴史はいつから?

1人のヒロインの成長を描いた朝の連続テレビ小説。毎回父親役、母親役も注目されますよね。最近は朝ドラのヒロインの父はダメオヤジが多いなどと言われていますが歴代のヒロインの父はどうだったのでしょうか。印象的な父親を振り返ってみましょう。
saiko | 9,182 view
NHKの朝ドラでデビューした女優たち

NHKの朝ドラでデビューした女優たち

昭和の時代にNHKの朝ドラでデビューした女優、注目を集めたヒロインたちを懐かしい写真を交えながら紹介していく。
朝ドラ年代別まとめ【平成編】現代を舞台にしたドラマを紹介!

朝ドラ年代別まとめ【平成編】現代を舞台にしたドラマを紹介!

朝の連続テレビ小説は明治時代から始まるものから現代を舞台にしたものまでさまざま。今回は平成を舞台にしたドラマをご紹介していきます。
saiko | 1,004 view
 朝ドラ年代別まとめ【昭和・後編】戦後にスタートしたのはどんなドラマ?

朝ドラ年代別まとめ【昭和・後編】戦後にスタートしたのはどんなドラマ?

連続テレビ小説の舞台は、江戸時代から現代まで作品によってさまざま。今回は昭和時代の戦後が舞台になっている作品を紹介していきます。放送された年代も様々なので当時の現代を描いた作品もあれば、少し古い時代を描いたドラマまであります。
saiko | 314 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト