1990年代に一世風靡したあの定番スイーツ

今では、女性も男性もスイーツ大好きな人がたくさんいます。そして、いつの時代にも決まって流行するスイーツがありました。３時のおやつやコーヒーのお供に欠かせない美味しいスイーツ。1990年代に遡り、その時々に一世風靡をしたあのスイーツを楽しみましょう。

ティラミス

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1990年、大流行をしていた雑誌Hanakoで取り上げられたのが「ティラミス」です。イタリアンデザートの新女王というキャッチコピーを付けて、大々的に話題となりました。それがきっかけとなり、人気に火がついた「ティラミス」、現在でも人気定番スイーツとして親しまれています。

「ティラミス」は、生クリームとクリームチーズを混ぜたクリームに、リキュールやコーヒーを染み込ませたスポンジを合わせて層にしたスイーツです。私を元気にさせてという意味があるとかで、当時の空気感にも合っていましたね。都内のイタリアンレストランでは、一斉にティラミスがメニューに加えられたそうです。

クレーム・ブリュレ

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大流行の「ティラミス」に続いたのが、「クレーム・ブリュレ」です。このスイーツは、フランスが発祥とされるデザート。前年にティラミス記事を掲載した「Hanako」では、1990年11月号において、91年デザートの女王はクレーム・ブリュレ」と紹介しました。この瞬間から、新たなブームが誕生したのです。

「クレーム・ブリュレ」とは、卵黄・クリーム・砂糖・バニラを混ぜて温め、表面に砂糖を振りかけてからバーナーでパリッとキャラメリゼしたデザートです。現在では、「クレーム・ブリュレパンケーキ」などといった、「クレーム・ブリュレ」から進化した新たなスイーツも誕生しています。

タピオカ

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そして1992年のブームの中心となったのが「タピオカ」です。キャッサバの根茎から抽出されたでんぷんで作られたのが「タピオカ」。ココナッツミルクに浮かぶ、小さく透明なタピオカはまるでパールのようですね。

現在でも、お子様から大人の方にまで愛されるスイーツ素材になっています。2000年代に入ってからも、「タピオカ」を用いたドリンクが再ブームとなり、当時は行列ができるほどに注目をされましたね。

ナタデココ

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その翌年の1993年、「タピオカ」続いてブームになったのが「ナタデココ」です。「プランタン銀座」で販売されていた「ナタデココ」を、人気芸能人がテレビで紹介したところ、話題になったスイーツですね。その後一気に火が付きました。

「ナタデココ」が入ったゼリーや飲み物がたくさん登場。様々なアレンジができる素材なのですが、原材料はココナッツの汁を発酵させたものです。これまでは、イタリアやフランスのデザートといったおしゃれ系のスイーツが流行りましたが、タピオカ・「ナタデココ」とアジア系のスイーツというエスニックなものが人気を獲得しました。

パンナコッタ

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1994年にブームとなったのが、イタリア発祥の洋菓子「パンナコッタ」です。ツルっとした口当たりの食感は、食後のデザートにも最高。話題になってからは、数多くのレストランメニューでも見かけるように。また、森永乳業がカップ入りのパンナコッタを販売したことで、さらにブームが加速しました。

94年からは、アジア系のスイーツから再びイタリア発祥の洋菓子が人気に。食べやすいので食後のデザートとしても良いのですが、大量に生クリームを使っているので高カロリーのスイーツでもあります。でも、適度に食べるのなら問題なし。喫茶店やファミリーレストランのメニューにも追加された他、家庭でもおやつとして手作りされています。

カヌレ

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イタリアのスイーツが流行った1994年。そうくれば、次は再びフランスの番ですよね。そのフランス菓子は「カヌレ」、1995年にブレイクしたスイーツ。キュートな形と口の中で溢れ出すバターとラム酒の香り、砂糖と卵のもったりとした甘さはいかにもフランスのお菓子と言ったところでしょう。ただブームとしては短命でしたが、その後も根強いファンがおられます。

毎年人気の新しいスイーツが登場していた1990年代。その後は「ベルギーワッフル」・「クイニーアマン」・「エッグタルト」・「生キャラメル」・「生チョコ」と、次々に新しいスイーツが登場しては、また別のスイーツが現れます。今後、どのようなスイーツが流行るのでしょうね。