天才・小野伸二が引退。本人も「怪我がなければ…」というフィリピン戦で負った大怪我とは？

サッカー元日本代表・小野伸二（44）が引退。

サッカー元日本代表で北海道コンサドーレ札幌のMF・小野伸二（44）が3日、明治安田生命J1の最終節・浦和レッドダイヤモンズ戦で、現役ラストマッチを迎ました。

ラストマッチの模様はこちら！

"天才" #小野伸二選手ラストマッチ。

両クラブの選手、スタジアム全体からの感謝の拍手とともに
ピッチを後にします。@consaofficial pic.twitter.com/gAMpJMO5q0
— Ｊリーグ（日本プロサッカーリーグ） (@J_League) December 3, 2023

自身がプロキャリアをスタートさせた古巣・浦和との試合に挑んだ小野。2012年以来11年ぶりとなる先発出場を果たすと、前半22分にMF・スパチョークと交代するまでプレーし、優しいボールタッチからのスルーパスなどでサポーターを魅了しました。試合は0-2で浦和に敗退。なお、44歳2カ月あまりでのJ1リーグ出場は、三浦知良、中山雅史に次ぐ歴代3位となりました。また試合終了後には引退スピーチを行い、会場は大きな拍手と歓声に包まれていました。

引退スピーチはこちら！！

『プロサッカー選手生活は終わりますが、僕自身はこれからも変わらずサッカーを愛し、楽しんでサッカーを続けていく』

26年間の現役生活を終えた#小野伸二選手の引退スピーチをフルでお届け🎥@consaofficial pic.twitter.com/hjIPmaHqZS
— Ｊリーグ（日本プロサッカーリーグ） (@J_League) December 3, 2023

小野の引退で思い出す！彼の運命を変えた「フィリピン戦での大怪我」

引退を迎え、有終の美を飾った小野伸二。“黄金世代”と称された1979年生まれの一人であり、1998年には若干18歳でワールドカップに出場するなど、“天才”と呼ばれ高く評価されていました。しかし1999年、そんな小野に悲劇が襲うこととなります。

ミャンマー戦で大迫が喰らったカニばさみ見て、みんなフィリピン戦で小野伸二の人生変えてしまった悪質なファールを思い出したみたいだが、改めて見てみたら小野が喰らったファールはレベルが違った…… pic.twitter.com/ZeBMbh9daW
— UG & The Revolution (@soccerugfilez) September 10, 2019

事件が起こったのは1999年7月に行われたシドニー五輪アジア地区1次予選。U-22日本代表がU-22フィリピン代表と対戦した際、対戦相手から悪意に満ちたタックルを受け、その結果、左膝靭帯断裂という重傷に。その後10月末には復帰したものの、以後のキャリアに大きな影を落とすこととなってしまいました。2021年には、同じ黄金世代の播戸竜二のYouTubeに出演、当時を振り返っています。この機会に、是非チェックしておきたいところです！