1960年代末に彗星の如く現れたコメディエンヌのゴールディ・ホーンに纏わるよもやま話
2018年8月30日 更新

1960年代末に彗星の如く現れたコメディエンヌのゴールディ・ホーンに纏わるよもやま話

米国ハリウッド映画の中で、昔からコメディは西部劇と並んで、大変人気があるジャンルである。映画初期のサイレント時代には代表的な俳優として、バスター・キートン、ハロルド・ロイド、そして初期のチャップリンなどが活躍し、やがてトーキーの時代になり、ハワード・ホークスやエルンスト・ルビッチ、ボブ・ホープなどが活躍した。だが、面白いことにそれまでは女性のコメディアン(コメディエンヌ)は存在していなかった。そんなハリウッド映画界において、1960年代末に彗星の如く現れたコメディエンヌがゴールディ・ホーンであった。

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ゴールディ・ホーンというコメディエンヌをご存知ない方のために!!

Goldie Hawn in 1978

Goldie Hawn in 1978

ゴールディ・ホーン(Goldie Hawn, 本名:Goldie Jeanne Hawn, 1945年11月21日 - )は、米国の女優、コメディエンヌ、ダンサー。出演作にはコメディ映画が中心で多数を占めるが、シリアスな映画にも出演している。

本名 Goldie Jeanne Hawn
生年月日 1945年11月21日(72歳)
出生地 米国 ワシントンD.C.
国籍 米国
職業 女優・プロデューサー・監督
ジャンル 映画・テレビドラマ
活動期間 1967年 -
配偶者 カート・ラッセル
著名な家族 オリヴァー・ハドソン(息子)
      ケイト・ハドソン(娘)
      ワイアット・ラッセル(息子)

幼い頃よりダンスの英才教育を受ける!!

幼少期のゴールディ(1954年頃)

幼少期のゴールディ(1954年頃)

ゴールディは1945年11月21日にワシントンD.C.で生まれた。父親はドイツとイングランドの血を引くミュージシャンのエドワード・ラトリッジ・ホーン(1908年9月28日ー1982年6月7日)、母親はハンガリー系ユダヤ人でジュエリーショップやダンススクールを経営していた。3歳より母の下でバレエやタップダンスのレッスンを受ける。

ゴールディの肩書きは”女優”だけではなかった!!

青年期のゴールディ(1962年頃)

青年期のゴールディ(1962年頃)

1963年、米国メリーランド州モンゴメリー郡にある公立高であるモンゴメリー・ブレア高校卒業。1964年にアメリカン大学を中退し、ダンスを教えるようになる。同年、プロのダンサーとしてミュージカルに出演し、ニューヨークで活動し始めた。
ゴールディは女優という印象が強いが、幼い頃からダンスのレッスンを受けていて、女優という顔以外にダンサーという隠れた経歴があったのだ。知らない人が意外と多いはず!!・・・。

1967年にコメディに出演して才能が開花!!

映画『サボテンの花』(1969)の宣伝用写真

映画『サボテンの花』(1969)の宣伝用写真

1967年にテレビでディック・マーティンが主演するシチュエーション・コメディに出演することで徐々に人気が出始め、ブレイクする。また映画では、1969年の『サボテンの花』という作品に出演し、第42回アカデミー賞の助演女優賞及びゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞してしまった。これ以降、数々の映画に出演しているゴールディだが、実の所アカデミー賞をもらったのはこの作品だけなんですね!!。

シチュエーション・コメディってご存知?!

志村けんのだいじょうぶだぁ 【おハナ坊と風船】

日本でも多様なシチュエーション・コメディがあるが、「志村けんのだいじょうぶだぁ 」なんかも代表的な一例だろう。
「志村けんのだいじょうぶだぁ 」に出演していた”石野陽子”などが、さしずめゴールディ・ホーンのような立ち位置だったのではないかと思ってみたりして・・・??。

映画『サボテンの花』に出演し、第42回アカデミー賞の助演女優賞及びゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞!!

サボテンの花 [DVD]

サボテンの花 [DVD]

『サボテンの花』(サボテンのはな、Cactus Flower)は、1969年公開のアメリカ映画。ウォルター・マッソー演じる中年の歯医者とその恋人、看護婦などを巻き込んだドタバタの恋愛コメディ。

監督 ジーン・サックス
脚本 I・A・L・ダイアモンド
原作 エイブ・バロウズ『Cactus Flower』と
ピエール・バリエ、ジャン・ピエール・グレディ『Fleur de cactus』
製作 M・J・フランコヴィッチ
出演者 ウォルター・マッソー
    イングリッド・バーグマン
    ゴールディ・ホーン
実はゴールディにとって、この作品は初めての映画出演作ではなく、『ファミリーバンド』(The One and Only, Genuine, Original Family Band)というミュージカル映画が最初の作品である。勿論、ちょい役ではあったが、得意の”ダンス”と歌を披露している。あいにく、この作品はもう日本では見ることができないが、見られないと、余計見たい気持ちになるから不思議である!!。(ユーチューブで部分的に見ることができるが、ゴールディは発見できず!!・・・)

『サボテンの花』(Cactus Flower)1969年

独身主義のプレイボーイ・ジュリアン(ウォルター・マッソー)は、結婚していると嘘をついて、トニー(ゴールディ・ホーン)という女性とつき合っていたが、トニーの自殺騒ぎから真剣に彼女との結婚を考えるようになる。そこでジュリアンは、美人だが男からは“軍曹”とからかわれる、生真面目なオールドミスの看護婦、ステファニー(イングリッド・バーグマン)を自分の妻ということにして、トニーを説得してもらおうとする。身勝手な男とわがままな娘の為に、己の気持ちを殺して、ステファニーは二人を結び付けようとするが・・・。

ゴールディにも”シリアス”映画がある!!

バーグマンがウォルター・マッソーの夫人だと騙ってレコード店を訪れ、ゴールディ・ホーンとやりとりするシーンが感動的でいいシーンだ。二人の感情表現がとっても上手い。全体に三人の役者が甲乙つけがたい存在感で興味を引っ張るが、この中で最終的に映画を背負ってたつバーグマンはやっぱり素晴らしいと思う。当時、コメディエンヌとしてのゴールディ・ホーンの新しさが大いにもてはやされたのだろうし、勿論今見ても彼女はすこぶるキュートなのだが、五十歳を過ぎ容色の衰えが隠せないバーグマンの頑張る姿は感動的だ。
続・激突!/カージャック [DVD]

続・激突!/カージャック [DVD]

『続・激突!/カージャック』(ぞく げきとつ カージャック、The Sugarland Express)は、1974年のアメリカ映画。スティーヴン・スピルバーグの初の劇場作品であり、実話に基づいた作品である。

監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ハル・バーウッド、マシュー・ロビンス
原案 スティーヴン・スピルバーグ
   ハル・バーウッド
   マシュー・ロビンス
製作 デイヴィッド・ブラウン、リチャード・D・ザナック
出演者 ゴールディ・ホーン
    ベン・ジョンソン
    マイケル・サックス
    ウィリアム・アザートン
音楽 ジョン・ウィリアムズ

The Sugarland Express 1974 Trailer

裁判所命令で子供の養育権を取り上げられたルー・ジーン(ゴールディ・ホーン)。彼女は子供を養子に出される前に取り返そうと、刑務所に服役中の夫クローヴィス(ウィリアム・アザートン)を脱獄させ、車を乗っ取り、子供が保護されているシュガーランドを目指す。そして間もなくパトカーに見つかるが、脱獄で捕まると勘違いした夫婦は強引に警官もろともパトカーを奪うのだった。人質を取られた状態の警察はやむなく夫婦に密着するにとどまり、事件も世間に知れ渡ったことから、いつしか夫婦のパトカーの後ろには野次馬の車が多数連なっていく。こうして、ついにシュガーランドに到着するのだが…。
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