映画「めぐり逢えたら」とは
1993年製作のアメリカ映画。ノーラ・エフロン監督、トム・ハンクス、メグ・ライアン主演。本作は1957年の映画『めぐり逢い』にヒントを得ており、重要なシーンとそのテーマ曲が引用されている。
映画「めぐり逢えたら」のあらすじ
建築家のサムは、癌で妻を亡くし、悲しみのあまり妻との思い出の多すぎるシカゴを離れ、シアトルに移り住みます。8歳になる息子のジョナは、母を失った悲しみと共に、悲しみに沈む父のことが心配でたまりません。1年半後のクリスマスの日、ジョナはラジオのカウンセリング番組に電話をしました。クリスマスの願いは?という問いに「パパに新しい奥さんを」と答えるジョナ。カウンセラーに促されたジョナは、サムに電話に出るように伝えます。ジョナが自分を心配しているという言葉に、サムは妻との思い出を語り始めます。
一方、ボルチモアの新聞記者アニー・リードは、実家のクリスマスパーティーで、家族に婚約者ウォルターを紹介し、祝福されていました。母のウェディングドレスを試着しながら、母から父との出会いの話を聞き、改めて幸せを感じるアニーですが、母の「運命の人」、「運命のマジック」という言葉には、「単なる偶然」と言い切るアニーでした。それぞれ自分の車で来ていたアニーとウォルターは、別々に帰ることになり、アニーはカーラジオから流れてきた、8歳の男の子の「パパに新しい奥さんを」という言葉と、その父親が語る妻との思い出に、思わずもらい泣きをしてしまいます。サムの「運命のマジック」という言葉が耳に残ってしまったアニーでした。
翌日、サムは建築現場の仲間たちが、みんな昨夜のラジオを聞いていたことを知ります。仕事仲間のジェイに、積極的に女性と付き合うように勧められ、ジョナの心配を解消するためにも、誰かと交際しようと考え始めます。
アニーの職場でもラジオの「シアトルの眠れぬ男」は話題になっていました。ラジオ局にサムの電話番号の問い合わせが殺到したと聞き、アニーは驚きます。
アニーの職場でもラジオの「シアトルの眠れぬ男」は話題になっていました。ラジオ局にサムの電話番号の問い合わせが殺到したと聞き、アニーは驚きます。
サムのもとには、ラジオでサムの話を聞いた全米の女性から、抱えきれないほど多くの交際希望の手紙が届きましたが、サムは全く読もうとしません。
サムは思い切って、仕事仲間のヴィクトリアを食事に誘いますが、ジョナは面白くありません。ヴィクトリアに会っても、不満を隠そうとしません。
アニーは、なぜかサムのことが気になり、ウォルターと一緒にいても、どこか上の空です。何でも話せる同僚のベッキーと、映画「めぐり逢い」を見ては、サムのことを話し続けます。アニーが出せなかったサムへの手紙も、ベッキーが送ってしまいました。
サムは思い切って、仕事仲間のヴィクトリアを食事に誘いますが、ジョナは面白くありません。ヴィクトリアに会っても、不満を隠そうとしません。
アニーは、なぜかサムのことが気になり、ウォルターと一緒にいても、どこか上の空です。何でも話せる同僚のベッキーと、映画「めぐり逢い」を見ては、サムのことを話し続けます。アニーが出せなかったサムへの手紙も、ベッキーが送ってしまいました。
アニーから届いた手紙でアニーのことが気に入ったジョナは、サムにアニーと会うように伝えますが、サムは手紙を送ってきた女性とは会おうとしません。ヴィクトリアが家に来た夜、早く寝るように言われたジョナは、こっそり部屋を抜け出して、サムとヴィクトリアの様子をうかがいます。
アニーは、熟睡しているウォルターを見ても、以前のような感情を持てず、夜中のキッチンでラジオのスイッチを入れます。ラジオから流れてきたのは、番組ダイジェストの中の「シアトルの眠れぬ男」の声でした。
アニーは、熟睡しているウォルターを見ても、以前のような感情を持てず、夜中のキッチンでラジオのスイッチを入れます。ラジオから流れてきたのは、番組ダイジェストの中の「シアトルの眠れぬ男」の声でした。
アニーは、取材と称してサムのいるシアトルに出かけます。ウォルターに嘘をついたことに、うしろめたさを感じながらも、サムに会える期待が増していきます。
サムは、ヴィクトリアを送って飛行場に来ていました。ジョナは相変わらずヴィクトリアになじめず、旅立ったヴィクトリアに悪態をついています。ジョナと言い合っているサムの目の前を、シアトルに到着したアニーが通りかかり、サムは思わず目をとめてしまいます。アニーの後を追いましたが、見失ってしまいました。
サムは、ヴィクトリアを送って飛行場に来ていました。ジョナは相変わらずヴィクトリアになじめず、旅立ったヴィクトリアに悪態をついています。ジョナと言い合っているサムの目の前を、シアトルに到着したアニーが通りかかり、サムは思わず目をとめてしまいます。アニーの後を追いましたが、見失ってしまいました。
アニーは、サムの家にたどりつきますが、浜辺で遊ぶサムとジョナの姿を見て、微笑ましく感じます。話しかけることもできずにホテルに戻りますが、次の日にはサムと話をすると心に決め、サムの家に向かいます。
意を決して道を渡ろうとしたアニーは、サムやジョナとハグをする女性を見て立ち止まります。そこに車のクラクションを鳴らされ、我に返るアニーですが、女性と共にいるサムに、何と言っていいのか分かりません。サムは、クラクションの音に驚いて振り向くと、空港で見かけた女性が道の向こうに立っていました。思わず「ハロー」と言うサムに、アニーも「ハロー」と答えます。アニーにはそれが精一杯でした。
意を決して道を渡ろうとしたアニーは、サムやジョナとハグをする女性を見て立ち止まります。そこに車のクラクションを鳴らされ、我に返るアニーですが、女性と共にいるサムに、何と言っていいのか分かりません。サムは、クラクションの音に驚いて振り向くと、空港で見かけた女性が道の向こうに立っていました。思わず「ハロー」と言うサムに、アニーも「ハロー」と答えます。アニーにはそれが精一杯でした。
アニーは、自分の感情を、結婚を間近に控えて、ナーバスになっているだけと思うようにします。バレンタインの日は、ウォルターと出張先のニューヨークでディナーの予定を立て、ウォルターとの結婚に向けて進もうとします。そこに、サムに成りすましたジョナから、「バレンタインの日に、エンパイア・ステート・ビルの屋上で会いましょう」という手紙が届きます。
ウォルターから母親の指輪を贈られたアニーは、驚くとともに戸惑いも感じていました。アニーは、ウォルターに、正直な気持ちを伝えます。ウォルターは、アニーの気持ちを理解して、婚約の解消に同意します。
その時、窓から見えるエンパイアステートビルには、ライトでハートのマークが描かれます。
その時、窓から見えるエンパイアステートビルには、ライトでハートのマークが描かれます。