エコーズ史上において最高の売り上げを記録したラスト・アルバムになります。この後、活動休止から解散に至ります。
90年代は一転、作家として活躍。芥川賞も
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バンド活動と並行して小説を書き始め、1989年に「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞した辻仁成は、見事作家デビューを果たします。1994年には「母なる凪と父なる時化」で芥川賞候補に、「ミラクル」が青少年読書感想文課題図書に演出されるなど作家としても認められていきます。そして、1996年「アンチノイズ」が三島由紀夫賞候補に。
37歳のとき、ついに「海峡の光」で第116回芥川賞(平成8年/1996年下期)を受賞します。当時、芥川賞の選考委員の一人であった作家の宮本輝さんは以下のような評言を残しています。
「一気に読んだ。」「辻氏の筆からスタミナは最後まで失われず、不可知な人間の闇を描くことに成功したと思う。」「力あまって、生硬な文章が多用されていて、そこが黙認できないという委員の意見も理解したうえで、なお、私は「海峡の光」の確固たる小説世界を支持した。」「辻氏は、作家としてのある決意を秘めて、この作品に立ち向かっている。その気迫もまた、私は読みながら感じつづけることができた。」
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1999年には小説「白仏」の仏語翻訳版 Le Bouddha blancで、フランスの有名な文学賞の一つであるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞しました。そんな縁もあってか、2003年に渡仏。以後は生活の拠点をフランスに置いて創作活動を続けることになります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。80年代は音楽活動、90年代からは作家として。また、有名女優との二度の離婚と、常に世間に話題をふりまき続ける辻仁成。未だ色褪せないエコーズ時代の歌詞とメロディを久しぶりに味わってみるのも悪くないのかもしれません。
02Shot Gun Blues
03Rainbow
04Reverse Rock City
05SEASONS
06TWO HEARTS
07WINGS
08LOVIN'YOU
09亡命者
10SHOUT
11BLUE
12東京