『あいつとララバイ』とは?
『あいつとララバイ』は、楠みちはるによる日本の漫画作品。1981年から1989年まで『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載された。単行本KCマガジン全39巻。後に、ワイド版(KCスペシャル)全21巻、文庫版(KCデラックス)全18巻。また、これを原作とする1983年公開の実写映画と、1987年公開のアニメ映画。
アニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』の本編動画・ストーリー
劇場版 あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ
研二は高校をサボって、愛車のカワサキZⅡを転がし、後ろにガールフレンドの佐藤友美を乗せて箱根へのツーリングを楽しんでいました。箱根まで道中の楽しむ二人ですが、箱根の峠道に差し掛かったとき、そこには峠道を攻めるライダーたちの姿がありました。
研二はその場にいたライダーの一人、SRXに乗る大学生・早瀬順一(はやせじゅんいち)と仲良くなり、ここに集まっているライダーがなぜ集まっているのかを聞くと、”水曜日のシンデレラ”の通称で呼ばれる白いポルシェがくるのを待っているのだと言います。
そんなとき、研二たちの目の前に華麗なドライビングで峠道を攻める白いポルシェが現れました。水曜日のシンデレラは必要以上に前方を走るバイクを煽り、わざと転ばせるような運転をしていて、その光景は研二のライダー魂に火をつけます。
じつは店主の息子こそ、白いポルシェをチューンナップしたメカニックで、その天才的な手腕によって世界最高の車に仕上げられていました。しかし、テスト運転のときにドライビングを誤り、店主の息子は還らぬ人に。そんな亡くなったチューナーの意思を受け継ぐように、水曜日のシンデレラは週に一度だけ、水曜日に峠道を走り、ライダーたちに自分の速さを魅せつけるかのようなドライビングをしていたのです。
改めて、研二の底抜けの能天気さや明るさは、水曜日のシンデレラに良い影響を与えると考えたボンバーの店主は、研二の愛車ZⅡのチューニングを引き受けます。
そして、両者のバトルは、ボンバーの店主や早瀬が見守るなか、いよいよ幕を開けるのでした…
アニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』の魅力とは?
アニメーションにもかなりこだわっていて、派手に動く画面は視聴者を本編に惹き込んでしまう魅力を秘めています。
しかし、アニメ版『あいつとララバイ 水曜日のシンデレラ』ではそのような要素は微塵もなく、単にバイク好きやレースといった展開を全面に押し出しています。不良・ヤンキーものは嫌いというユーザーもいると思いますが、その点は安心してご覧になれますよ。
出版:講談社
掲載:週刊少年マガジン
連載:1981年~1989年
巻数:ぽ全39巻