当時は今よりも盛んだったとはいえ、麻雀専門の漫画雑誌というのは、おそらく一般的には馴染みが薄いものではないかと思います。そもそも麻雀人口って少ないですもんね。女性にとっては特にそうでしょう。しかし、麻雀には根強い人気があり、大ヒット漫画が生まれてくるんですね。
麻雀飛翔伝 哭きの竜
「別冊近代麻雀」を代表する漫画と言えば、1985年から1990年まで連載された「麻雀飛翔伝 哭きの竜」でしょう。
印象的なカットの連続、ナレーション的な状況説明などが特徴で、麻雀劇画の流れを大きく変えた作品といわれています。
印象的なカットの連続、ナレーション的な状況説明などが特徴で、麻雀劇画の流れを大きく変えた作品といわれています。
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まぁ、絵が上手いです。カットがいちいちカッコよく、ドラマチックに繊細なタッチで描かれています。そんなこんなで人気が出て、1988年から1990年までバンダイよりOVA作品としてリリースされました。
[cpx] Mahjong Hishoden Naki no Ryu (麻雀飛翔伝 哭きの竜) (Vol 1)
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1992年にはスーパーファミコンのゲームとなっていますし、1995年には川本淳一主演で映画化もされています。2004年と2012年にはパチンコ台にもなっており、未だにその人気は衰えていません。
近代麻雀
竹書房は勢いに乗って1985年9月「近代麻雀ゴールド」を新たに創刊。しかし、1987年11月 「近代麻雀」を廃刊とします。 「近代麻雀」を廃刊とするのですが、1997年4月 5月号より「別冊 近代麻雀」を「近代麻雀」に改称します。今や麻雀ファンのバイブルと言われる「近代麻雀」がここに誕生するわけです。
ちょっと整理してみましょう。1979年に創刊された「麻雀劇画」は「別冊 近代麻雀」と名称が変わり、活字主体の「近代麻雀」は1987年に廃刊。しかし、1997年に「別冊 近代麻雀」が「近代麻雀」となります。なんだか分かりにくいですね。
で、まぁ、その劇画主体となった「近代麻雀」を代表する作品と言えば「アカギ」ですかね。1992年4月号から「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」は連載されました。
で、まぁ、その劇画主体となった「近代麻雀」を代表する作品と言えば「アカギ」ですかね。1992年4月号から「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」は連載されました。
アカギ 〜闇に降り立った天才〜
1992年4月号から2018年3月1日号まで長きにわたって連載されていた「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」。全36巻、全306話という長編です。ワンピースの方が全然長いじゃん、とか言ってはいけません。これは麻雀漫画なんですから。狭いパイの中でのこの記録はスゴイです。
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劇画と言うにはコミカルなタッチで描かれています。しかし、なんと言っても、テーマが麻雀ということもありますが、心理描写の面白さがこの作品の魅力となっています。
その魅力は、2005年10月4日から2006年3月28日まで放送されたアニメでも堪能することができます。
その魅力は、2005年10月4日から2006年3月28日まで放送されたアニメでも堪能することができます。
Akagi 01
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ファンなら既にご存知だとは思いますが、実はこの作品「天 天和通りの快男児」からのスピンオフなんです。興味のある方は、是非一読されてください。
1999年「近代麻雀」は月2回の刊行となり、2004年には新たに活字主体の月刊誌「別冊近代麻雀」が創刊されるも半年も経たずに廃刊。翌年には「近代麻雀ゴールド」休刊、そして2013年には「近代麻雀オリジナル」が廃刊という冬の時代を迎えています。
しかし、それでも、月刊誌へと移行しながらも、「近代麻雀」はまだまだ元気に頑張っているんです!意地、雑誌自体が厳しい現在、これはもう竹書房の麻雀愛にあふれた素晴らしき意地なんだろうと思います。
1999年「近代麻雀」は月2回の刊行となり、2004年には新たに活字主体の月刊誌「別冊近代麻雀」が創刊されるも半年も経たずに廃刊。翌年には「近代麻雀ゴールド」休刊、そして2013年には「近代麻雀オリジナル」が廃刊という冬の時代を迎えています。
しかし、それでも、月刊誌へと移行しながらも、「近代麻雀」はまだまだ元気に頑張っているんです!意地、雑誌自体が厳しい現在、これはもう竹書房の麻雀愛にあふれた素晴らしき意地なんだろうと思います。