「縄跳びアーティスト」としてシルク・ドゥ・ソレイユに13年間出演!世界40ヵ国200ヵ所以上を公演して巡った田口師永さん。
2017年11月30日 更新

「縄跳びアーティスト」としてシルク・ドゥ・ソレイユに13年間出演!世界40ヵ国200ヵ所以上を公演して巡った田口師永さん。

小学校時代に誰もが経験した「縄跳び」。二重跳びや交差跳び、何回跳べたかをクラスや学年で競いましたよね。そんな縄跳びを見たこともないような凄技の域に昇華し「縄跳びアーティスト」としてシルク・ドゥ・ソレイユに13年出演し続けた田口師永さん!その生い立ちから縄跳びとの出会い、シルク・ドゥ・ソレイユのアーティストとして世界を旅してまわった経験をお話しいただくことが出来ました。

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世界中でたくさんの素敵な経験をしましたが、なかでもイタリアのフィレンツエで公演したときのことです。
公演を終えて次の公演地までバス移動だったのですが、会場を出てバスに乗り込むまでの間、お客様が自然と周りを囲んで拍手で送りだしてくれたんですよ。

ショーでいえば、オーストラリアのシドニー公演で味わった「観客との最高の一体感」を忘れることが出来ません。
そのときは全てが手に届くように分かる感覚でした。ステージで行っていることの全て、目に見えるところも見えないところも。またお客様一人ひとりにどのように感じてもらえっているのか、テントの奥の距離感まで分かる感じでした。とにかく全てが一つにつながっているという事を感じた回でした。

ステージに立てば表現を通じてお客様とコミュニケーションをとり、ともに感じて楽しんでもらいます。いつもその感覚を受け取りながらパフォーマンスするのですが、ときには「スミマセン、みなさんよりも僕の方が楽しんでいます!」と感じるほど、素晴らしい心地よさを感じることが出来た回もあります。

素晴らしいパフォーマンスを続けるために

-世界中で観客を魅了し続けた「キダム」アーティストとして、どのようなことを心がけて取り組んでいらっしゃいましたか?
常にいいパフォーマンスをするための準備をしてきました。

自分でコントロール出来ないもの、例えば他人の体調や天候はコントロール出来るものではありません。なので、自分でコントロール出来ることは常に準備するといった考えです。

準備ってある程度アバウトな定義で、それをやることによって「一定レベル」が整うように備えることですね。
そしてルーチン化する。これさえやっておけばここまでは確実に出来る、というのを自分の中で作っておくんです。

このルーチンを整えて日々実践することで今日と昨日、同じ準備をしていても同じパフォーマンスが出来ないという気付きを得ます。それは環境や天候やその日の体調など、常に同じ状況下でパフォーマンスするわけではないからです。

その時々の違いを知るためにもまずは同じ準備をし、違いに対応した上でも今度はいざステージに出たときの感覚はその時々で異なるものです。出た瞬間に体が重い、調子いいなどの変化は常にあります。その時々、その状況下で対応できるようにするんですね。

著書『一流人の夢を叶える思考法』

Amazon.co.jp: 一流人の夢を叶える思考法 eBook: 田口 師永: Kindleストア

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13年間の「キダム」ツアーを終えて

-シルク・ドゥ・ソレイユのメンバーとして世界を旅して巡った13年、本当に貴重な経験をお持ちです。これからはどのような方向に進んで行かれるのでしょう?
2016年2月末に、所属したショーが20年という区切りで終わって契約満了となりました。
またいつ声がかかるかはわかりませんが現在はフリーランス。ご依頼いただいてイベントで縄跳びをしたり講演活動を行ったり、小学校などで実技指導したりパフォーマンスしたりと様々に取り組んでいます。

縄跳びでどんな仕事が創れるのか、シルク・ドゥ・ソレイユでの経験から「どうやったらどんな結果に向かって行くのかな」という考え方が身に付きました。

その経験をどう生かせるか、またここでインターネットの仕事に戻ったりというのも「ないとは言い切れない」ですよね(笑。
せっかくの経験を活かし「縄跳びアーティスト」としての自分を活かしたいとは思っていますが、シルク・ドゥ・ソレイユの世界に飛び込んだのも「楽しそうだな」という気持ちからでしたので。

田口さんのホームページはコチラから

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