『修羅の門』とは?
『修羅の門』(しゅらのもん)は、川原正敏による日本の漫画作品。千年に亘り不敗を誇るとされる架空の古武術・陸奥圓明流の継承者である陸奥九十九(むつ つくも)を主人公とし、陸奥圓明流が地上最強であることを証明するため、彼が様々な強敵達と戦う様を描く格闘漫画。
木村が倒されたことで四鬼竜が集結
その話を聞きつけた神武館の四鬼竜と呼ばれるトップクラスの実力を誇る猛者、札幌支部の増畑大志・広島支部の泉敏彦・千葉支部の陣雷浩一・本部所属の海堂晃は本部に集結します。
陸奥九十九VS増畑大志
修羅の門が誇る神武館四天王、北の重戦車の増畑大志君の話する?、 pic.twitter.com/qzwktK8bRb
— 折原しゃん🦋 (@laudatoreshelly) June 17, 2016
「俺たちが誰なのか知らないのか?」と言いますが、それに対して九十九は「ああ、あんた知ってるよ。確かあだ名がブタの重戦車…あれ?」と返して挑発するのでした。
陸奥九十九VS泉敏彦
格闘系漫画やゲームの必殺技はすぐ練習癖があるんですが(波動拳系は除く)、龍虎の拳の「飛燕疾風脚」と修羅の門の「飛燕連脚」はやった結果受け身取れず落下して酷い目に合いました。 pic.twitter.com/r1HEXOykBH
— 眠男 (@nemui_desune) August 11, 2019
今度は泉が九十九との間合いを一気に詰め、手のひらで視界を遮り、素早く横に回ってからの飛び三段蹴りを繰り出します。「紫電三連脚」と名付けられた技で、一瞬、視界を奪うことで左右のどちらから攻撃を浴びせられるのか見切らせないという攻撃です。九十九はまともに受けてしまいますが、再び泉が仕掛けてきた「紫電三連脚」に対して、同じように「紫電三連脚」を浴びせようとするのでした。
九十九は「紫電三連脚」を再現できましたが、泉は防ぎ、着地の際に生まれる隙を狙っていました。しかし、九十九は空中でさらに蹴りを出して、泉の頭部を捉えたのです。
こうして九十九は「紫電三連脚」を真似るだけではなく、その上をいく「紫電四連脚」といえるような技を繰り出して見事に泉を打ち倒しました。
陸奥九十九VS陣雷浩一
修羅の門で ハリケーンソルジャー陣雷さんとかが言ってました。 pic.twitter.com/KwJuM8uPjK
— TOK (@TOK_HOTSTAFF) April 7, 2017
これに対して九十九は「格闘技とはバットを折ることだったのか」と返し、陣雷を挑発するのでした。
視界がないことで一方的な展開となり、陣雷からの攻撃を受ける九十九。勝負は着いたかと思われましたが、九十九は聴覚を頼りにして陣雷に突っ込んでいきます。九十九は陣雷と密着することはできましたが、視界がないため、逆に数発の肘打ちを受けてしまいます。
この瞬間、九十九は拳を胸に添えた状態から、陸奥圓明流の技を繰り出し、余力を残していた陣雷を一撃にもとに倒すのでした。陣雷の意識はなく、胸部は馬に蹴られたかのように陥没していたこともあって救急搬送されていきました。
いよいよ神武館の天才・海堂晃との戦い
これに「待った」をかけたのが、これまでの仕合いを傍らで見守っていた龍造寺舞子。
傷だらけでボロボロの体なのに海堂と戦おうとする九十九の姿をみて、このままでは死んでしまいと思い、涙ながらに両者の間に割って入って仕合いを止めようとします。舞子はあまりに必死に両者を止めることもあって、お互い臨戦状態を解き、また日を改めて仕合うことを約束するのでした。
『修羅の門』四鬼竜との戦いを読み直そう!
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こちらの記事で登場した陣雷は、この後の活躍も目覚ましく、神武館の全国トーナメントで優勝するほどの存在になるので、意外とこれからの彼の発言や行動は見逃せませんよ。
作者 :川原正敏
掲載誌:少年月刊マガジン
発表号:1987年5月号
~1996年12月号
巻数 :全31巻