お笑い界随一の大喜利センス!板尾創路の「板尾係長」!!
2019年8月3日 更新

お笑い界随一の大喜利センス!板尾創路の「板尾係長」!!

千原ジュニアや博多大吉など、ハイセンスなお笑い芸人からやたら評価が高い板尾創路。大喜利をはじめ独創的な言葉の選び方は板尾にしか出来ないと思わせるものでした。最近は活躍の場を映画やドラマに移しましたが、そんな板尾のコント「板尾係長」を憶えていますでしょうか。

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板尾係長(課長⇒部長⇒人事部長⇒専務、「ものごっつ」では社長)

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「ごっつええ感じ」を観ていた人なら「ゴジラ」のテーマ曲が聞こえてきますね。
ベタなコント、下品なネタ、体当たり系に内輪ウケと何でもありだった「ごっつええ感じ」。好きなコーナーは多々あれど、板尾のコントと言われれば真っ先に「板尾係長」を思い浮かべます。

シュールの意味もよく分かりませんでしたが、ボソッと一言で勝負できるのは板尾創路かふかわりょうくらいだと思っていたあの頃。

当時、ダウンタウンの番組で大喜利コーナーがあれば常に板尾が強く、後にNHKの「ケータイ大喜利」では審査委員長を務めたことを思えば、やはりその言葉センスは独特なモノがあったのでしょう。

コントの流れ(めちゃ短いです)

『ゴジラ』のテーマ曲に乗って港の海中から現れた巨大係長(板尾)が「君は夏にホットコーヒー飲むタイプか?」「君、泣いてんのか?」「俺は先端恐怖症や」「お前とお前は帰れ」などと一言ネタを言い、海中に帰っていく。課長に昇格した矢先に板尾の謹慎による降板で一度は打ち切られたが、復帰からしばらくして再開され最終的には社長にまで出世した。人事部長の時は「人事部長 OVER THE GALAXY」というタイトル(板尾は付かない)で宇宙空間のCGの中に会社のオフィスを映像が現れ、そこで人事部長が一言言うというスタイルに、板尾専務では刃物で刺され死体となった専務が起き上がり一言言うというパターンになったが、ものごっつの「社長」にて係長のパターンに戻った。

ダウンタウンのごっつええ感じ コント 傑作選 18「シンガー板尾」

当時、同じく板尾っぽい雰囲気がムンムンと漂っていたのは「シンガー板尾」。
こちらも板尾じゃないと務まらないようなアドリブネタ(?)でした。

ダウンタウンのごっつええ感じ シンガー板尾 1

後にNHKの「ケータイ大喜利」では、今田耕司のMCで千原ジュニアと一緒に大喜利を評価していました。この番組、毎週観ていました。

着信御礼!ケータイ大喜利 - 15.10.31

板尾創路という男

板尾創路は吉本興業でダウンタウンの3年後輩(NSC4期生)。
ただしタウンタウンの二人とは同学年で、NSCに入る前にはトラックの運転手をやっていました。

ほんこんと130Rというコンビを組んでいます、近年はほとんど稼働していませんが。ちなみに父親が川柳家 というところに、どことなくルーツを感じます。

130Rというコンビ名は島田紳助の個人事務所名から

「130R」というコンビ名は、鈴鹿サーキットにあるコーナーの名称を島田紳助が個人事務所の名前に使用しているものを板尾が気に入り、紳助の了承を得てコンビ名にした。意味は「道はまっすぐじゃないけれど勇気を持って進めばやがてストレートが見える」というもの。紳助の個人事務所は「有限会社オフィス百三十アール」で、通称「130R」としている。そもそも板尾は、紳助の家に弟子入り志願で訪問したり、その際に紳助はNSC入りを勧めたなど、板尾がデビューする前から交流があったため、130Rの知名度が上がってくると、紳助が「店で領収書もらう時に『あて名は(個人事務所の)130Rで』と言うたら、店員がクスッと笑いよるんや。それとな、そのあて名で領収書をもらうということは、まるで、俺がお前らにカネを出してもらって、おごってもらってるみたいに思われるやないか」と嬉しそうに板尾に語ったという。
両親がケーキ屋を営んでおり、ケーキを持って島田紳助に弟子入り志願したという逸話があります。

関西でダウンタウンが司会を務めていた「4時ですよーだ」に出演し、1991年からは「ごっつええ感じ」にレギュラー出演して知名度が全国区となりました。

板尾創路の謎多きエピソードとは!?まっちゃんが語る。

こちらでも赤裸々に語られている通り、おそらく無類の風俗好きだったようです。
1994年、青少年保護条例違反容疑で逮捕され謹慎処分をうけていますが、それも風俗絡みだったのかもしれません。

強度の天然キャラらしい

「アメトーーク!」や「やりすぎコージー」では板尾の天然ぶりが特集されたことがありました。

-エビフライ定食を注文しエビフライを残した。
-野球ゲームファミスタでコンピューター同士を対戦させ、観戦した。
-9時間の生番組で勝手に帰った。
-間違えて他人の携帯電話でメールを打つ。
-生放送番組で最後の締めを無言で終わった。
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