『八神くんの家庭の事情』とは?
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『八神くんの家庭の事情』(やがみくんのかていのじじょう)は、楠桂による日本の漫画、並びにそれを原作としたアニメ、及び原案としたテレビドラマ。『少年サンデー増刊号』にて1986年から1990年まで連載されていた。
【純情マザコン漫画】八神くんの家庭の事情 - Middle Edge(ミドルエッジ)
漫画家・楠桂によるサンデーで連載していた「八神くんの家庭の事情」マザコンというテーマが楽しく描かれていた内容を振り返ってみました。
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今回の記事では、こちらのOVA版『八神くんの家庭の事情』の内容を中心に振り返っていきたいと思います。
OVA版『八神くんの家庭の事情』の本編動画・ストーリー
八神くんの家庭の事情 1 この息子にこの母 - ニコニコ動画
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八神くんの家庭の事情 2 恋におちて - ニコニコ動画
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八神くんの家庭の事情 3 恋の狩人・だけどOL - ニコニコ動画
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主人公・八神裕司は男子校に通う高校一年生。一般的な高校生として普通の生活を送るものの、ひとつだけ特殊な家庭の事情がありました。裕司の母親・野美は異常に若く見えるため、自分と同世代の美少女にしか見えず、裕司はそんな母親に恋心を抱いてしまっていたのです。
マザコンという括りで考えていいのか、それとも異性として母親を意識してしまっているのか、悶々とした毎日を過ごす裕司。野美の美少女ぶりは裕司のクラスでも有名で、担任教師の四日市明も密かに野美に恋心を抱くように。
裕司に恋する女子高生・五十里真幸、裕司の父親・陽司に不倫願望を抱くOL・七瀬密子の存在も加わり、裕司の周りはいつも賑やかでドタバタとした日々を送るのでした…
マザコンという括りで考えていいのか、それとも異性として母親を意識してしまっているのか、悶々とした毎日を過ごす裕司。野美の美少女ぶりは裕司のクラスでも有名で、担任教師の四日市明も密かに野美に恋心を抱くように。
裕司に恋する女子高生・五十里真幸、裕司の父親・陽司に不倫願望を抱くOL・七瀬密子の存在も加わり、裕司の周りはいつも賑やかでドタバタとした日々を送るのでした…
OVA版『八神くんの家庭の事情』の魅力とは?
脳裏をよぎる近親相姦の単語
主人公の裕司は明らかに実母・野美を異性として見ていて、恋心を抱いています。野美も息子として裕司を溺愛するも、その愛情は母親のもの。父親・陽司と野美の夫婦仲は至って良好で、裕司の目の前でも平気でイチャイチャする始末です。
野美に淡い恋心を抱く裕司は、そんな夫婦同士のコミュニケーションも快くは思っていません。自分の中に芽生えた感情は、一般的にもいけないものと自覚しており、野美に対して素直な感情表現ができないでいるのも彼自身の抱える悩みです。
裕司のなかでの葛藤が、『八神くんの家庭の事情』の大きな魅力といえるでしょう。理解できなくもないシチュエーションに、裕司に同情してしまいますね。報われない恋の行方を見守りたくなりますよ。
裕司のなかでの葛藤が、『八神くんの家庭の事情』の大きな魅力といえるでしょう。理解できなくもないシチュエーションに、裕司に同情してしまいますね。報われない恋の行方を見守りたくなりますよ。
ハーレム展開を迎える裕司が羨ましい
実母に想いを寄せる主人公という設定のインパクトが大きくて、じつはハーレム状態にあることに気付いていない裕司。真幸というガールフレンドがいるのに、いつの間にか父親・陽司との不倫願望をもつ密子の心も鷲掴みにしています。
母親である野美をカウントすれば、真幸・密子と三人の女性に囲まれていてハーレム状態が生まれています。それぞれの女性キャラクターから猛烈な誘惑を受けるところは、同性として素直に羨ましいですね。しかし、マザコンをこじらせていることで、そのモテぶりをあまり活かせていないところは残念といえるのでしょうか。
現在はハーレムものの作品もひとつの分野を形成するほどメジャーなものとなりましたが、連載当時は珍しいものでした。そう考えると、『八神くんの家庭の事情』はハーレムものの草分け的な存在ともいえるのかもしれませんね。
現在はハーレムものの作品もひとつの分野を形成するほどメジャーなものとなりましたが、連載当時は珍しいものでした。そう考えると、『八神くんの家庭の事情』はハーレムものの草分け的な存在ともいえるのかもしれませんね。
豪華な声優キャストも見逃せない
主人公・裕司を演じているのは、矢尾一樹さん。
出版:小学館
掲載:週刊少年サンデー増刊号
連載:1986年~1990年
巻数:全7巻