『アイアンキング』は主人公のピンチを救う相棒であり、特撮巨大ヒーローの中でも最弱クラス
アイアンキングはとにかく弱い
これは視聴者に生身のヒーローという親近感を持ってもらうことや、「1回の放送でアイアンキングを2回登場させることにより見どころの多さをアピールする」という効果を考えての設定であり、第15話までは、敵にとどめを刺すのは必ず弦太郎だった。
人間より弱いヒーロー、それがアイアンキング!
敵を倒さないんじゃない!倒せないんだ!
アイアンキングの設定上の活動時間はわずか1分間である。短すぎる!
水をエネルギー源としており、活動時間はわずか1分。
エネルギーの消費具合は胸と首筋と額に輝くカラータイマー状の発光器官がひとつずつ消えてゆく様子で確認できる。
具体的には活動を開始してから30秒で胸のアイアンスター、50秒で首筋のキングスター、1分を過ぎると額のアイアントップが点灯し始める。
アイアントップが消灯する(=エネルギーを使い果たす)と強制的に五郎の姿に戻ってしまう。
この「1分間」のタイムリミットが語られるのは不知火一族編のみであり、中盤以降は「アイアンキングの体の水分が無くなるまで」とされている。最終回前後編では、タイタニアンに操られたアイアンキングが、かなり長時間活動している。
第15話までは、敵にとどめを刺すのは「アイアンキング」ではなく、必ず人間の「弦太郎」だった。弦太郎は巨大な敵に生身で挑み、勝ってしまう。
敵を倒すのはアイアンキングではなく、人間の静弦太郎(しずか げんたろう)(演::石橋正次)
静弦太郎(しずか げんたろう)
この物語の主人公。設定年齢23歳。国家警備機構の「密使」と呼ばれる凄腕のエージェントで、黒のテンガロン・ハットにウエスタン風の服装がトレードマーク。
アイアンベルトという鞭や剣のように変形する武器を駆使して、たとえ巨大なロボット相手でも臆することなく立ち向かい、その抜群の運動能力で巨大怪獣やロボットを倒す実力がある。
「アイアンキング」は巨大なサイボーグ。落雷事故で死亡した霧島五郎はアイアンキングに変身する能力を与えられて蘇生した。
アイアンキングは地上で格闘戦を繰り広げることが多いが、一応飛ぶこともできる。
アイアンフラッシュ(初使用は7話のモンスターバード戦)のような手から放つビーム光線も使える。中盤以降多用された必殺技でリング状に放ち、切断武器としても使用。パワーアップした最終話では両手から放った。
かつて大和朝廷に滅ぼされた少数民族の末裔・不知火一族(しらぬいいちぞく)が、日本の現体制を転覆させるべく巨大ロボットを操って破壊活動を開始した。この危機に際し国家警備機構は、腕利きだが当局上層部の意向に逆らいがちなエージェント・静弦太郎(しずか げんたろう)と、彼のサポート役として霧島五郎(きりしま ごろう)を不知火一族の討伐へと向かわせた。
実は五郎の正体は国家警備機構の津島博士が極秘裏に開発したサイボーグであり、水を動力源とする巨大戦士・アイアンキングへの変身能力を持っていた。五郎は弦太郎が危機に瀕した時には変身して助太刀するが、弦太郎は普段ドジでマヌケで暇さえあれば水をガブガブ飲んでいる五郎がアイアンキングであることを知る由もない。二人はさまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら戦いの旅を続ける。
激闘の末に不知火一族を倒した二人は、さらに怪獣型ロボットを操るテロ組織・独立幻野党(どくりつげんやとう)や宇虫人(昆虫型宇宙人)タイタニアンとの戦いへと身を投じてゆく。
(出典:Wikipedia「アイアンキング」)