『シルバー仮面』(1971年) 等身大ヒーロー「シルバー仮面」が第11話から巨大ヒーローものに路線変更
巨大ヒーロー「シルバー仮面」
それまでの基本設定だった春日兄弟の放浪と設計図探しは、第10話で春日博士がすでに完成させていた光子ロケットのエンジンが発見され、設計図をめぐる秘密は春日博士が兄妹たちに与えた試練だったという形で終了する。そして、主人公のシルバー仮面は第11話で大破した光子ロケットのエネルギーを浴びて巨大化し、以後は巨大ヒーローとして活躍する。
(出典:Wikipedia「シルバー仮面」)
「シルバー仮面」の異例ずくめの第1話。 第1話は、タイトルが出るまで実に6分強ものプロローグが入るという異例の構成になっている。
このため、第1話は異例の短期間での制作が余儀なくされた。そうした中、劇中クライマックスのチグリス星人の炎上シーンが先行撮影されたが、チグリス星人に火薬を仕込んでの撮影で、着ぐるみの半分以上が燃えて溶けてしまった。
この結果、チグリス星人のぬいぐるみが使い物にならなくなってしまった。このため、焼け残りが死骸の描写に使われたものの、その後のチグリス星人の描写は顔のアップだけで処理し、春日兄妹がスペクトルグラスで星人の正体を見破るシーンも暗いものとなってしまった。
第1話の画面の暗さは、これをごまかすため仕方なく採られた処置だった。池谷によると、難燃材を着込んで出火対策をしていたためチグリス星人の演技者に怪我はなかったというが、実相寺昭雄の『ウルトラマン誕生』(ちくま文庫)によると、演技者は火傷を負ったが撮影スタッフはその事に気づかず、熱さでのた打ち回るチグリス星人を迫真の演技だと思っていたとされており、池谷の証言と食い違っている。
また、この第1話は、タイトルが出るまで実に6分強ものプロローグが入るという異例の構成になっている。
事情を知らないプロデューサー・宣伝陣の中には、いつまで経ってもOPテーマが流れないので「放送事故ではないのか?」と局に問い合わせをしようとした者さえいたという。
また、その後も予告編のテロップミスなどが生じてしまっている。しかし、実相寺監督は異例づくめの第1話の映像に対して強い拘りを持ち、本放送時にTBSの調整室に出向き、放映画像の輝度を明るく調整しないよう指示していた。
一方、『シルバー仮面フォトニクル』(ビクターエンタテインメント)のDVDに収録された小林哲也(日本現代企画社長)のインタビューによると、あまりにも暗すぎた映像となったため、実相寺本人が輝度を明るくするよう調整指示して放映した、という逆の証言もある。
(出典:Wikipedia「シルバー仮面」)
本作品の主人公。どうしようもないほどいい加減かつやる気の見られない性格。探偵業の依頼人相手以外にはたとえ年上であっても敬語は使わない。その上大の女好き・遊び好きの浪費家なので、莫大な借金を抱えている。
バナナパフェが好物で、辛い食べ物は苦手。口癖は「ふんわかいこうよ、ふんわか」である。
不慮の事故で偶然にシャンゼリオンの力を手に入れたが、悩むこと無く「超ラッキー!」と大喜びして受け入れたため、自分の正体を隠す気は無く、むしろ自慢しようとしている。
そのため、変身ヒーローのお約束である如何に変身に持ち込むか、結果的に見捨ててしまうことへの葛藤も無く、闇生物と戦う。
ヒーローたるべき基本的な使命感を持っていないため、敵味方問わず平気な顔で騙すのは当たり前で、命惜しさに自分だけ助かろうとするなど、従来のヒーロー像からはあるまじき情けない行為を連発する。
速水らS.A.I.D.O.Cのメンバーは勿論、倒すべき相手である闇生物にさえヒーローのあるべき姿を教授されたこともある。
(出典:Wikipedia「超光戦士シャンゼリオン」)