2017年3月16日 更新

【1970年代後半】に販売された【BOSS】の【初期コンパクトエフェクター】6種類を検証

楽器演奏には欠かせないエフェクター。中でも1970年代後半に販売された日本メーカーBOSSの初期に販売されたノブ2つのタイプ6種類に着目してみました

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コンパクトエフェクター(英: effects pedal, 英: stompbox)とは、音響機器の種類のひとつであるエフェクターを小型化し足下に置いて操作できるようにしたものです。なお、コンパクトエフェクターという呼称は和製英語で、英語圏では用いられていません
1977年に登場したOD-1 Overdrive、PH-1 Phaser、SP-1 Spectrumの3機種から、BOSSコンパクト・ペダル・シリーズの歴史が始まりました。

その数は現在までの40年間で延べ1,500万台以上、全119機種にも及び、BOSSコンパクト・ペダルを1度も使ったことがないベテラン・ギタリストを探し出すのが難しいほど、トップクラスのミュージシャンから自宅で演奏を楽しむライト・ユーザーまで、数多くのギタリストに愛用されてきました。
また、40年間変わらない機能美を追求したデザインやプロ仕様の耐久性においても高く評価されています。

BOSS OverDrive OD-1

 (1836378)

●LEVEL:音量を調節

●OVER DRIVE:歪の質を調節

代表的なエフェクターとして、コンパクトエフェクターの第1号として発売されたオーバードライブ「OD-1」(1977年発売)

オーバードライブとは?

【試奏動画】BOSS OD-1 Over Drive【BOSS COMPACT PEDAL 100th ANNIVERSARY!!】

オーバードライブは【アンプのボリュームを上げ出力電圧を加えて回路が飽和して出力音が歪んでしまう】状態のこと

もともとは1950年代当時のクリーントーンしか出なかったギターアンプのボリュームを上げすぎた時に偶然見つかった現象でした。
エフェクターのオーバードライブはこの歪みを意図的にシミュレーションしたもので、回路内にクリッピングのダイオードを使用します。

オーバードライブは構造によっていくつか種類があります。
内部回路にオペアンプを使われるものと使われない「ディスクリート回路」に分類されます。

クリッピングについても「対称クリッピング」「非対称クリッピング」「クリッピングなし」のものに分けられます。
オーバードライブは使い方の幅が広く、目的に合わせていろんな使い方ができるエフェクターです。
ONに踏みっぱなしでバッキングギターを弾くというのが定番の使い方だと思いますが、
その他にアンプで歪ませた上でギターソロの時だけONにして音を目立たせる「ブースター」として使ってました

オーバードライブとディストーションの違いは?

BOSSのエフェクターを見ると、

非反転増幅回路を形成するオペアンプの出力側にクリッピングのダイオードを挿入しているものには「ディストーション」の名称が用いられており、

オペアンプの帰還回路にクリッピングのダイオードを挿入しているものには「オーバードライブ」の名称が用いられています

但し、増幅回路の出力側に置くクリッピング素子がダイオードでなく、真空管やFETである場合には、よりアンプの歪みに似せている、という意図を込めて「オーバードライブ」とネーミングされている場合が多い。
BOSSエフェクターのように回路の相違でディストーションとオーバードライブの呼称を使い分けているメーカーもありますが個々のサウンドの特徴・回路の種別などの定義は明確ではなくメーカーや機種間で区別はあいまいのようです
ちなみにOverDrive OD-1にはいくつかのマイナーチェンジがあり回路には4つのバージョンが存在します

初代2代目にはクワッドオペアンプが使用、3代目4代目にはデュアルオペアンプが使用
・クワッドオペアンプ期: 初代 RC3403、2代目 MPC4741 シリアルナンバー 6400~8800
・デュアルオペアンプ期: 3代目以降 4558系 シリアルナンバー8900以降
回路の他にも色々と細かい変更点

・電池の右側にあるスイッチが初期にはスケルトン色、後に黒
・表記の『-』が初期は全角で後に半角
・初期は銀ネジ、後に黒のスクリューネジ

以上の事からOD-1はクワッドオペアンプ・スケルトンスイッチ・全角ハイフン・銀ネジで初期の個体となります

BOSS Phaser PH-1

 (1836380)

●RATE:揺れのスピード

●DEPTH:揺れの深さを調整

【試奏動画】BOSS PH-1 Phaser【BOSS COMPACT PEDAL 100th ANNIVERSARY!!】

フェイザーとは

フェイザー (Phaser)とは、リアルタイムの音と、位相を変えた音の2つの波の干渉を利用して音色の連続的な変化を人工的に作り出すエフェクター。この原理から、かつては「フェイズシフター (フェイズ=位相をシフト=変えるもの)」とも呼ばれた。

ハモンドオルガンなどのキーボードに用いられるロータリースピーカーの効果を電子的に得る事を目的として開発されたが、結果的には異質な音色を得る機能となった
PH-1はフェイザー回路が4段でフェイザーとしてはちょっと浅めであっさり。RATEによる揺れのスピードは最も遅い左に回し切った状態で16sec / 右に回し切った最速で100ms(最遅 16秒 / 最速 0.1秒)

BOSS SlowGear SG-1

 (1836390)

●SENS:接続する楽器の出力に合わせて本機への入力レベルを調整

●ATTACK:音の始まりの部分を調整

【試奏動画】BOSS SG-1 Slow Gear【BOSS COMPACT PEDAL 100th ANNIVERSARY!!】

このスローギアの特徴はバイオリン奏法/ボリューム奏法の様な始めは音がせず、後から徐々に音がするようなサウンドを自動的に作り出すエフェクターです

地味でもあり飛び道具とも言えるユニークなエフェクターです

BOSS Chorus CE-2

 (1836394)

●RATE:コーラス音の時間を調整(うねり間隔の調整)

●DEPTH:コーラス音の深さを調整(うねり度合いの調整)

【試奏動画】BOSS CE-2 Chorus【BOSS COMPACT PEDAL 100th ANNIVERSARY!!】

コーラスとは、ピッチを微妙にズラした音を原音に重ねて出力し全体的に音に厚みを作り出すエフェクターです

BOSS Spectrum SP-1

 (1836397)

●BALANCE:左に行くほど幅の広いなだらかなカーブ。右に行くほど幅の狭い急なカーブを選択

●SPECTRUM:右に回すほど高い周波数をブースト

【試奏動画】BOSS SP-1 Spectrum【BOSS COMPACT PEDAL 100th ANNIVERSARY!!】

Spectrumとはブースト方向のみに動作する“1バンドのパラメトリック・イコライザー”

BOSS NoiseGate NF-1

 (1836392)

●SENS:ツマミはノイズの大きさに合わせて設定するツマミ。ノイズが大きいほど左側に小さいほど右側に調節

●DECAY:音の減衰部分が不自然にならないように調整

【試奏動画】BOSS NF-1 Noise Gate【BOSS COMPACT PEDAL 100th ANNIVERSARY!!】

最後に

1977~現在までのBOSSのエフェクターの画像を紹介して終わらせて頂きます。
1977~1978

1977~1978

1979~1981

1979~1981

1981~1983

1981~1983

1984~1985

1984~1985

1985~1987

1985~1987

1987

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1988~1991

1988~1991

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