戦闘機
via ja.avia.pro
ドボアチンD-520
総生産数610機であるが、第二次大戦におけるフランスの最優秀戦闘機と自他ともに認められている。
最高時速や上昇力ではドイツのMe109Eに劣ったが、運動性と急降下において勝り、総合的にはMe109Eを圧倒した。
最高時速や上昇力ではドイツのMe109Eに劣ったが、運動性と急降下において勝り、総合的にはMe109Eを圧倒した。
ダッソーブレゲーシュペルエタンダール
ダッソ・エタンダール戦闘機が旧式化し長い間の懸案の後、1973年になって発達型のシュペルエタンダールの採用が決定、100機生産が決まった。
エンジンをアター8K5,000kgに変更、火器管制装置を全面的に新型化、1976年末よりの登場となった。
エンジンをアター8K5,000kgに変更、火器管制装置を全面的に新型化、1976年末よりの登場となった。
ダッソーブレゲーシュペルミステール
フランス初の実用ジェット戦闘機ウーラガンを後退翼としたミステールを、さらに発展させたのが、このシュペルミステールで、ヨーロッパで初の水平飛行による音速突破戦闘機となった。
ミラージュⅢの出現で、その役目を終えることに。
ミラージュⅢの出現で、その役目を終えることに。
ダッソーミラージュⅢ
1,000機以上生産されたデルタ翼の迎撃/戦闘爆撃機で、1964年に登場した。
ミラージュⅢには単座戦闘機の他に、複座練習機ⅢBとⅢDがある。世界の数十か国で採用された。
超音速機としては翼面荷重が低く、そのため運動性が極めてよいといわれている。
ミラージュⅢには単座戦闘機の他に、複座練習機ⅢBとⅢDがある。世界の数十か国で採用された。
超音速機としては翼面荷重が低く、そのため運動性が極めてよいといわれている。
via pbs.twimg.com
ダッソーミラージュⅤ
ミラージュⅢにとりつけてあった複雑な全天候用電子機器をすべて取り外し、有視界状態で最大限に活動できるようにした機体。
取り外したスペースに燃料タンクを搭載したので、ミラージュⅢより機体の燃料量が32%も増加。
フランス空軍62機の他、ベルギー、リビアなどから300機近くの受注を受けた。
取り外したスペースに燃料タンクを搭載したので、ミラージュⅢより機体の燃料量が32%も増加。
フランス空軍62機の他、ベルギー、リビアなどから300機近くの受注を受けた。
ダッソーミラージュF-1
ミラージュⅢの後継機で、デルタ翼から後退翼に変わった。
1970年代の代表的な制空戦闘機で、フランス空軍向けの量産1号機が初飛行したのは1973年2月で、第一次受注が85機であった。
1970年代の代表的な制空戦闘機で、フランス空軍向けの量産1号機が初飛行したのは1973年2月で、第一次受注が85機であった。
ダッソーミラージュG-8
イギリス、フランス共同開発の可変翼戦闘機である。
ミラージュGの主翼を使用し、エンジンを双発にした。
1号機は1971年5月に初飛行し、4回目のテストで早くもマッハ2.03をマークしNATOの主力戦闘機となっていった。
ミラージュGの主翼を使用し、エンジンを双発にした。
1号機は1971年5月に初飛行し、4回目のテストで早くもマッハ2.03をマークしNATOの主力戦闘機となっていった。
via www.geocities.jp
攻撃・哨戒機
ブレゲーBr-1150アトランチック
フランスと西ドイツを中心に、自由陣営諸国が協力して開発した対潜哨戒機で、旧式化したP2Vシリーズの後継機である。
1965年に量産開始され、高性能のため多くの受注があった。
1965年に量産開始され、高性能のため多くの受注があった。
via fas.org
輸送機
ダッソーブレゲーBr941S
後流変更式STOL輸送機で、ブレゲー940の試験データを基礎にして開発された。
アメリカのマクダネル・ダグラス社が本機の製作権を買って、MD188として運行試験を行い実用化を図った。
アメリカのマクダネル・ダグラス社が本機の製作権を買って、MD188として運行試験を行い実用化を図った。
ヘリコプター
アエロスパシアルSA318アルエートⅡ
他国より一足先に開発した実用タービン・ヘリコプター。1955年の初飛行で早くも好評を博した。
特に高度性能は抜群で、当時10,984mの世界記録を作った。
1,300機以上が生産された。
特に高度性能は抜群で、当時10,984mの世界記録を作った。
1,300機以上が生産された。
アエロスパシアルSA341ガゼル
アルエートⅡから発展させた軽観測ヘリコプターで、英仏が共同開発したものである。
極めて簡素な設計がなされ、機体価格が安く整備費が少ない、その割に速度が速くて搭載能力が高い機体だといわれる。
尾部ローターをダクデッドファンにしたのが特徴。
極めて簡素な設計がなされ、機体価格が安く整備費が少ない、その割に速度が速くて搭載能力が高い機体だといわれる。
尾部ローターをダクデッドファンにしたのが特徴。
その年末に生産を終了したが、合計で390機を数えた。
Me109Eには劣ったが、運動性は良好で善戦した。フランスだけでなく、ヨーロッパ各国でもかなり使用された機体。