懐かしのスーファミ用ソフト「ワンダープロジェクトJ」が今更ツイッターで話題に!?
90年代にミドル世代を夢中にさせたスーパーファミコン。「ストリートファイターII」「ドラゴンクエストV」「スーパーマリオカート」など、数えきれないほどのタイトルが発売されましたが、このたび1994年にエニックスから発売されたゲーム「ワンダープロジェクトJ~機械の少年ピーノ~」が突如ツイッターでトレンド入りし、大きな話題となっています。
事の発端はこちらです!
朝から『ワンダープロジェクトJ』を激推ししてくれる風間くん、流石です。#ZIP pic.twitter.com/D7KaHRoygq
— じぇいむず (@aJamesBondFAN) April 18, 2021
事の発端となったのは、4月19日に日本テレビ系列で放送された情報番組「ZIP!」にて、俳優・風間俊介が「ワンダープロジェクトJ」を「今の時代に伝えたい名作」として紹介したこと。同番組で風間は、「ワンダープロジェクトJ」について「人工知能(AI)に対する原体験」「機械を扱う側の人間性が問われるようになった現代にこそ必要」と説明し、日進月歩で人工知能の技術が進歩している現代だからこそ、振り返っておきたい名作である旨を力説していました。
「ワンダープロジェクトJ」関連のツイートが続出!
「ZIP!」内でゲームが紹介されるや否や、ツイッターでは「懐かし過ぎる」「もう一度遊びたい」「あれは名作」といった、当時を懐かしむツイートが続出。19日には一時トレンド入りを果たし、「スーファミのソフトが今更?」と驚く人々が続出した模様です。
ZIPでワンダープロジェクトJ紹介してる!!
— 森永真実(まみさま)🐹Vtuber (@morinagamami) April 18, 2021
ワンダープロジェクトJとか懐かし過ぎる🤣#ZIP
— なこ (@nako_t66) April 18, 2021
なぜ「ワンダープロジェクトJ」は今の時代に伝えたいゲームなのか?
風間俊介が「今の時代に伝えたい名作」として紹介した「ワンダープロジェクトJ」ですが、そもそも何故同作を「今の時代に伝えたい名作」と評価したのでしょうか?それは、同作の革新的な設定にあります。
こちらは当時のカセット。
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まず、「ワンダープロジェクトJ」と一般的なゲームの違いとして挙げられるのは、「プレイヤーは主人公(ピーノ)を直接操作せず、道具の正しい使い方や善悪の概念を教えることで、ピーノがゲーム内のイベントで能力を発揮することが出来るようになる」という点です。これは、学習することで能力を発揮する現代の人工知能と発想が酷似しています。
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そして、プレイヤーはピーノに正しい知識を教える教育者の役割を担っており、あくまで第三者的な視点からピーノの成長を見守ります。これは、プレイヤーの操作技術を競う一般的なゲームとは一線を画しており、悪意のある人間により悪用されるおそれもある人工知能に対する接し方を、我々に教えてくれる内容であるとも言えるでしょう。
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このように、25年以上も前に、我々に人工知能との接し方について教えてくれていた「ワンダープロジェクトJ」。まさに現代だからこそ、振り返っておきたい作品と言えるでしょう。ツイッターでも「Switchで出たら購入決定」といったツイートや、リメイクを希望する声も多数挙がっており、今後の展開によっては、まさかの新作がお目見えする日が来るかもしれません。スクウェア・エニックスの関係者はこの番組をチェックしたのでしょうか?気になるところです!
当時のCMも振り返っておこう!
スーパーファミコン ワンダープロジェクトJ 機械の少年ピーノ CM 1994年 60fps
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