デビューは歌手!
via grapee.jp
幼少の頃から自慢ののどを持ち、各地ののど自慢の大会に出場し年賀のレコードデビューをしたのが1965年でした。その時のデビュー曲は「野郎笠」という曲でしたがパッとしない結果になってしまいました。
via www.sanspo.com
1965年、ちょうど二十歳になったとき、歌手デビューが決まり、約2年間、毎日食べながら住み込みで奉公したカレー店から、原宿にある家賃2万円の1DKに移り住んだ。ただ、デビュー曲「野郎笠」は絶対、ヒットしないと思ったね。
個人的には、ジーンズやスーツ姿でステージに登場して、ブルースとか、かっこいい曲を歌いたかった。なのに「野郎笠」、B面曲「東海道は西へトントン」は、ともに演歌。プロデューサーから「絶対ヒットするから、着物で歌ってくれ」と言われてね。その通りにしたけど案の定、売れなかった…。
杉良太郎はスタイリッシュでクールな感じをイメージしていたのかもしれませんね。イメージとは反対の着物を着て歌うということに抵抗があったようですが、杉良太郎を一躍有名にしたのはその着物が主として用いられいている時代劇でした。
時代劇でトップスターへ
このサイトを見ている人が知っている杉良太郎は着物を身につけちょんまげ頭の時代劇で活躍している杉良太郎だと思います。その杉良太郎の代表作と言えば「遠山の金さん」ですがその作品に出るまでにも時代劇には多数出演し、時代劇ファンの人気を集めていました。特にあの流し目は女性たちのファンを一気に増やしたと言われています。「杉様の流し目」は杉良太郎を語るに欠けてはならないものにまでなりました。
1967年4月7日からNHKで放送された「文五捕物絵図」で主役の文五役に大抜擢されそこから時代劇スター杉良太郎が始まりました。
本当ならばこの役を俳優の竹脇無我で製作する予定でしたが栗塚旭に変更され、変更された栗塚旭のスケージュール調整が困難だったため杉良太郎に白羽の矢が立ち一躍トップスターの仲間入りとなった記念すべき作品です。
本当ならばこの役を俳優の竹脇無我で製作する予定でしたが栗塚旭に変更され、変更された栗塚旭のスケージュール調整が困難だったため杉良太郎に白羽の矢が立ち一躍トップスターの仲間入りとなった記念すべき作品です。
この作品で俳優、杉良太郎として大活躍が始まり時代劇をメインに活躍をしていきます。その中には代表作としてはあまりにも有名な「遠山の金さん」や「大江戸捜査網」などがあります。
「遠山の金さん」
杉良太郎と言えば「遠山の金さん」と答える人は多いのではないでしょうか。遠山の金さん自体が人気時代劇番組ということもあるため歴代の遠山の金さんと演じた俳優は有名になったりすでにトップスターだったりと男女問わず知っているという人ばかりです。
ここは少し長めに見てみましょう。
ここは少し長めに見てみましょう。
ひと言で「遠山の金さん」と言ってもいくつかあるようで、中村梅之助主演の「遠山の金さん捕物帳」や市川段四郎主演の「ご存知遠山の金さん」、橋幸夫主演の「ご存じ金さん捕物帳」などがあり杉が主演として演じた回からタイトルから「遠山の金さん」となりその後、高橋英樹は演じたり松平健が演じたりとなっています。先日お亡くなりになった松方弘樹も金さんと演じていますが「名奉行遠山の金さん」とタイトルに変更がなされています。
始めに遠山の金さんを演じた中村梅之助も2代目の市川段四郎も歌舞伎役者として活躍していた人なので3代目の橋幸夫は試行錯誤したと思います。それまでの流れを汲みオリジナルの遠山の金さんを作り上げるという作業をしなくてならないのですから・・・。
その点、「遠山の金さん」という番組名では初代となる杉良太郎は幾分自由にできたのでは?と思います。杉の良さを発揮できたせいか放送期間も4年と長く「杉様の流し目」もここで発揮され主題歌の「すきま風」も大ヒットとなりました。
その点、「遠山の金さん」という番組名では初代となる杉良太郎は幾分自由にできたのでは?と思います。杉の良さを発揮できたせいか放送期間も4年と長く「杉様の流し目」もここで発揮され主題歌の「すきま風」も大ヒットとなりました。
生年月日:1944年8月14日
デビュー:1965年
日本コロンビアから念願の歌手デビューをしたもののなかなか売れず苦労した経験がある。俳優として活動し一躍有名になると再度歌手としてレコードをリリースすると大ヒットしあらゆる年代に認知される。