グローディア(GLODIA)とは?!
グローディア(GLODIA)は、かつて存在した日本のゲームソフト開発会社。
全体的な作品傾向として、ゲーム内におけるシナリオ・イベントに非常に力を注いだものが多い。マップパーツを圧縮することによって得た容量の許す限りに詰め込まれたシナリオと、当時としては破格に美麗なビジュアルシーンを取り入れたイベントは、プレイヤーに強い印象を残した。反面、戦闘システムにおいてオートAIを取り入れることが多く、戦術介入度はあまりない。初期はRPG作品が多く、中でも『エメラルドドラゴン』は大ヒット作となった。
当時のPCゲーマーの間では、次々にヒット作を飛ばし、全く外すことのないグローディアは本当に輝かしい存在でした。「ビジュアルRPGの総本山」と呼ばれ、多くのPC雑誌でも、毎回グローディアのゲームの攻略や最新情報が目玉となっていました。
代表作の「エメラルドドラゴン」
『エメラルドドラゴン』 (EMERALD DRAGON) は、バショウハウスとグローディアが開発したコンピュータRPG。略称は『エメドラ』。
まず、パソコン用として1989年にPC-8801mkIISR (PC88) 版とPC-9801VM/UV以降 (PC98) 版が、後年にはX68000 (X68k) 版やMSX2版、そしてFM TOWNS (TOWNS) 版が発売された。その後、メディアワークスの主導によってPCエンジン (PCE) やスーパーファミコン (SFC) などの家庭用ゲーム機にも移植された。
【HD】 エメラルドドラゴン (オープニング) PC88~8MHz~サウンドボード2 *1080p60fps - YouTube
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アニメ調のグラフィックで、これでもかというくらいビジュアルシーンを入れてくるRPGは、他に類を見ないもので、人気の大きな要因でした。もちろん戦闘や謎解き、シナリオなどのゲームとしての要素も本当にしっかりしていて、グローディアの代表作であり、RPGの歴史に残る名作です。
エメドラに次ぐヒット作「ヴェインドリーム」
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『ヴェインドリーム』(VainDream)は、グローディアから発売されたパソコン用ロールプレイングゲーム。グローディア製RPGの前作『エメラルドドラゴン』に比べると操作性はかなり快適になり、マップも適度な広さになっている。この作品のヒットを受け、後にはシリーズ第2弾『ヴェインドリームII』(IIはローマ数字の2)も発売されたが、世界観やストーリー的には全くの無関係。
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【HD】 ヴェインドリーム (オープニング) PC88~8MHz~サウンドボード2 *1080p60fps - YouTube
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その名を世に広めた「サバッシュ」
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『サバッシュ』 (ZAVAS) は、1988年にポプコムソフト(小学館)から発売されたロールプレイングゲーム。開発はグローディア。シナリオは三遊亭圓丈が手がけたが、8割仕事が終わったところで喧嘩して降りたため、パッケージに名前が載っていない。広大なマップと、AIによるオートバトルが特徴。難易度はやや高め。続編として『サバッシュII 〜メヒテの大予言〜』がある。
【HD】 ZAVAS サバッシュ (オープニング) PC88~8MHz~ノーマルサウンドボード *1080p60fps - YouTube
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開発:グローディア
発売:バショウハウス
発売日:1989年12月12日(PC-8801mkIISR以降版)