頭文字Dとは?
峠道で走行テクニックやタイムを競う走り屋たちを描いた内容で、1998年にはテレビアニメ化され、続編となるSecond Stage・劇場版のThird Stageが制作されました。
さらにCS放送にて、2004年にはFourth Stage、2012年にはFifth Stage。2014年にはVODサービスにてFinal Stageが公開され、原作コミックの内容は全て網羅されています。
頭文字D Second Stageの位置付け
それぞれの内容を「起承転結」で表すなら、最初にテレビ放送されたFirst Stageは「起」、Second Stageは「承・転」、劇場版のThird Stageは「結」といった印象です。
高校生としても、走り屋としても、主人公・拓海の周囲は前作以上に慌ただしく動いていくのが面白いです。
頭文字D Second StageのOP・ED映像
「Blazin' Beat」
「キミがいる」
【歌】Galla
【第1戦】トレノVSランエボⅣ
ランサーエボリューションⅣ
対戦相手:岩城 清次
考えることがあまり得意ではなく、感覚や勢いに任せた行動が多いですが、ドライビングテクニックは相当なものでランエボⅣの性能をうまく引き出しています。
バトルまでのいきさつ
主人公・藤原拓海は群馬エリアで最速と言われている高橋涼介にも勝ち、「秋名のハチロク」として走り屋たちに名前が知られるようになりますが、対戦相手の岩城清次は「ハチロクなんて、アウト・オブ・眼中」と挑発を繰り返すのでした。
バトルを振り返ってみる
しかし、次第に前走のハチロクの遅さに耐えられなくなり、清次はハチロクを抜いて先行ポジションをとって、さらにその差を広げようとします。ただ、秋名山の峠道は、コース後半から勾配はきつくなり、ハチロクも真価を発揮することで差が広がっていきません。
バトル終盤、拓海は再び先行ポジションをとらなければなりませんが、ランエボⅣの加速やコーナリングが凄くてランエボⅣを追い抜けないでいます。ここで群馬最速と言われる高橋涼一に勝ったときのことを思い出し、コーナーでの立ち上がり重視の溝走りをすることでランエボⅣを追い抜いてバトルで勝利を収めたのでした。
結果的には、拓海は高橋涼一とのバトルと同じように走って勝っただけ。ハチロクという非力な車種で、凄い戦闘力のランエボⅣに勝てたけど、場所が秋名山じゃなければ勝てていなかったことも事実です。拓海はバトルの中で熱くなれず、充実感や達成感も得られませんでした。
【第2戦】トレノVSランエボⅢ
ランサーエボリューションⅢ
さらにはチューニングによる馬力アップもしていて、まさに峠道を走るレーシングカーといった仕上がりです。
対戦相手:須藤 京一
ジムカーナで鍛えたテクニックは、ランエボⅢのハイパワーターボと4WDの組み合わせによってプロにも負けない速さを実現していて、最強クラスの実力をもったドライバーだといえるでしょう。
【歌】MOVE