ジャンプコミック史に残るギャグ作品!燃える!お兄さんの魅力をご紹介!
2020年4月5日 更新

ジャンプコミック史に残るギャグ作品!燃える!お兄さんの魅力をご紹介!

ユーザーによって良い・悪いの評価が大きく別れるコミック、「燃える!お兄さん」に注目して、その魅力について紹介していきます。ユニークで愉快な登場人物たちを中心に面白さを掘り下げていきますので、ぜひ記事をご覧になってください。

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「燃える!お兄さん」とは?

佐藤正さん原作によるギャグ漫画で、1987年から約4年に渡って週刊少年ジャンプに連載され、ジャンプの黄金期と言われていた人気絶頂期を支えていたコンテンツとなります。
1988年にはテレビアニメ化も実現しており、当時はさらに多くのファンを獲得しました。
内容的には、一般的な常識を持ち合わせていない主人公・憲一のドタバタした日常生活を描いたギャグ漫画といったものです。
ストーリー

ストーリー

幼いころ、川に流されてしまい、山で行方不明になってしまった主人公・憲一。そのまま発見されることなく、山に済む空手の達人・玄米に拾われて、野生児として成長していきました。
しかし、街の生活に憧れるようになり、本当の家族のことが気がかりだった憲一は下山して、運良く無事に再会を果たすのでした。
しかし、山で育ってきた憲一には、一般的な常識があるはずもなく、驚異的な身体能力もあってトラブル続きの生活を送ることになるのでした。東京都にある架空の街、「是羽市」を舞台に、中学校に通うことになった憲一が過ごす日常を描いたストーリーです。
モチーフになった?設定

モチーフになった?設定

この作品が連載・放送されていた当時は、実際に動物に育てられた子供の存在がニュースとなり、大きな話題となりました。
作者である佐藤正さんが、このニュースを知って「燃える!お兄さん」を描いたのか、そこは定かではありませんが、人間社会ではなく、動物社会で育ってきた子供の存在に少なからずリアリティーがあったのは事実です。
このように考えると笑えないかもしれませんが、本作はギャグ漫画として思いっきり笑いの方向に舵を切った内容なので、この話を決して正面から受け止めないでくださいね。
なにかの話のネタにはなるかもしれませんので、頭の片隅にでも置いておけばいいと思います。

燃える!お兄さんの魅力とは?

文明社会との関わりを持たず、山で育ってきた主人公の存在は凄いですが、街にはそれにも負けない個性派のキャラクターたちに満ち溢れています。これこそ、燃える!お兄さんという漫画の最大の魅力であり、楽しいポイントだといえるでしょう。
ストーリー展開や本編で起きる騒ぎも面白いのですが、全ては登場人物がユニークだから楽しいのであって、このポイントが薄いようだと、作品そのものの魅力は大きく損なわれてしまうような気がします。

面白い個性派キャラBEST5

燃える!お兄さんの数々の登場人物のなかでも面白い個性派のキャラクターを挙げ、独断と偏見で順位を決めてランキング形式で発表させていただきます。

5位.火道 害

ヤクザである火堂組の跡取りで、3代目組長になる予定の不良生徒。何度か留年しているらしく年齢不詳。自己中心的な性格で憲一とは強引にマブダチになる。雪絵に恋心を抱いている。雪絵の言うことには素直に従うが、さゆりに対しては強気。般若のような顔で常に口を開いている。鮫肌。肩に刺青をしている。身長192cm、体重129kg(中学生時)。
「ぼっちゃん」と呼ばれることを嫌い、アニメでは「目ん玉ひし形潰れ」とも呼ばれていた。ポキール星人にはヒシガタキボリノメンと命名されている。
当初は不良集団を軽々と一蹴するなど、戦闘能力が高い事を伺わせる描写もあったが、憲一と比べると実力は格段に低く、またそれ以降に登場した強敵キャラには手も足も出ない事も多いなど、早い段階で戦力外になった。
ヤクザの跡取り息子といった立ち位置で強面のキャラですが、怖いといった要素はなく、現実の反社会勢力の方たちを馬鹿にしたようにも感じられます。いい奴といった意味では好感をもてる人物なのですが、見た目と中身が伴なっていなくて、その筋の方たちに喧嘩を売っているようにも、煽っているようも受け取れてしまいますよね。

4位.国宝 憲吉

国宝家の主。職業は植木職人。憲一と生き別れになる前の若い頃の容姿はスマートな長身でパーマをかけた髪型だったが、月日を経て再会した時にはチビでハゲでケチでカネとギャンブルに目がないダメオヤジに変貌していた。
人間性に問題があり、常人の30倍は悪事を働いており改善の見込みがない[注 1]と第14巻で閻魔大王に断言された。とてつもなく強欲で、自分の欲望を満たすためにはどんな非道なことでも平気で行う。特に金に対する執着はすさまじく、いつも茶の間でこめかみに青筋を立てながら 「マネー」などと書かれた金儲けの本(「日経マネー」がモデル)を読んでいる。
学生時代はコソドロなど様々な悪事を働いており、宝石しげるからそのことをネタに好き放題されても黙っていたが、家族にその事を打ち明けたら殺人くらいやっているんじゃないかと思われていて逆に安心される始末。常日頃から、憲一のゲームソフトを勝手に売り払ったり、雪絵からタバコ代の名目で金をちょろまかしたりするなどせこい行動を取ることが多い。憲一とは常にいさかいが絶えず、毎日のようにくだらないことでケンカばかりしている。実の息子といえど容赦はせず、どこからともなく取り出した金棒や金属バットなどでタコ殴りにすることもある。アニメでは「ぐれてやるー!」が口癖。
主人公ケンイチの父親であり、この親にして、この息子ありと思えてしまう人物像です。
彼が子供を川に流してしまったことが物語の発端になっており、そのことを悪びれる様子もありません。むしろ堅気なのに、ヤクザよりもタチがわるい悪い存在だといえます。

3位.玄米 茶

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