ジャンプコミック史に残るギャグ作品!燃える!お兄さんの魅力をご紹介!
2020年4月5日 更新

ジャンプコミック史に残るギャグ作品!燃える!お兄さんの魅力をご紹介!

ユーザーによって良い・悪いの評価が大きく別れるコミック、「燃える!お兄さん」に注目して、その魅力について紹介していきます。ユニークで愉快な登場人物たちを中心に面白さを掘り下げていきますので、ぜひ記事をご覧になってください。

3,251 view
憲一の育ての親で玄米茶流空手の達人。一見ガリガリな体型でつかみ所のない性格だが、憲一以上のパワーを持つ。単体でも強いが、玄米茶流空手にはコンビネーションも存在し、憲一と息を合わせて行う合体技の威力は絶大。かえでの面倒を見て欲しいと国宝家に現れ、自分もそのまま居着いてしまった。結構身勝手なところがあり、同じように我の強い憲吉とは犬猿の仲である。いつの間にか国宝家から姿を消すが、宇宙人襲来編などで重要な戦力として登場した。
基本的に玄米茶の力を持ってしても宇宙人達には敵わなかったが、インビジブル・ブルーブル編(第14巻)などは相手の毒液で溶かされるもスライム状態で生存し、さらにこの状態でインビジブル・ブルーブルに襲い掛かって結果的に耐熱プロテクターから追い出すなど、人外レベルの活躍を見せた。
恐らくは本編で最強の男といえる存在で、あまり表情を出さないので、何を考えているのか分からないキャラクターです。見た目には筋肉と呼べるものはなく、とても弱そうなのに、圧倒的な強さを誇るギャップが面白いです。
「ついでにとんちんかん」の抜作先生とイメージが少し重なって、不思議な魅力を備えた人物といえるでしょう。

2位.ロッキー 羽田

日本人とフィリピン人とのハーフだが、なぜかアメリカにかぶれていて、常に派手な服を着ている。「自由」がポリシーで「 - じゃな〜い」が口癖。火堂と同じく雪絵に恋心を抱いている。かつては仕事人(用心棒)をしており「スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルボンバー」という、1秒間に50発放てる閃光パンチが必殺技。仕事人としての初登場後、しばらくして是羽一中から是羽二中に転校。ストーリー中盤からは登場回数が極端に減り、読者からはよく復活を希望されていた。ムエタイのキックも習得しており、過去に決闘の相手に瀕死の重傷を負わせたことから封印していた。アパート「是賀荘」に一人暮らしで、部屋では憧れの雪絵の写真に囲まれ自由を満喫しているものの、凄まじい極貧生活を送っている(母親からの仕送りは月3万)。
恐らくロッキーは、「北斗の拳」に登場するアインのパロディとして生み出された人物です。見た目はアメリカンな印象にこだわっていて、戦うときは喧嘩ファイト。そして、「北斗の拳」でアインがケンシロウに打ちのめされたときの名言「やるじゃない」は、ロッキーの口癖になっています。
同じく週刊少年ジャンプに掲載されている漫画ながら、おちょくったり、煽っているようにも思えて悪ふざけぶりが凄いと思います。

1位.国宝 憲一

主人公。玄米茶流空手の使い手。幼い頃に山で行方不明になり、13年間山の中で育ったために都会の常識は何一つ知らない。そのため、山を降りてからは毎回様々なトラブルを巻き起こす。野生児だけあって、身体能力が異常に高く陸上競技なら全種目で金メダルを狙えるほどであり、作中ではソウルオリンピックの日本代表として招聘され出場した。しかし、唯一水泳だけは苦手。
勉強はまったく出来ず、無理に勉強すると頭の回路がショートしてスパークしたり、爆発する。動物と会話ができるなど、動植物に関する知識は豊富(ただ、育った山の中で見られる以外の動植物知識はそれほどでもない)。今まで学校で勉強した事が無い為、妹である雪絵と同じ学年に編入する。
一人称は「おにーさん」で、語尾に「 - のだ」をつける。歳上のキャラクター相手でも、自称が「おにーさん」になる事は珍しくない。連載初期の頃は「私」と言うこともあった。また、「あう!」が口癖。普段は空手着姿で、下着はふんどし。泳ぐ時もふんどし一枚である。当初は身長は高かったが(中学生時代の時点で180cm)、連載が進むにつれ常に2 - 3頭身になり(みんなと一緒にいるシーンでは本来の身長で描かれる事もある)、連載終盤では頭が禿げたり教室で寝小便を漏らしたりとキャラの変貌が著しくなる。作者曰く、連載前の考案当初は女性キャラで、顔のモデルは工藤夕貴。
「クルクル波(パー)」などの技を持つ。また、敵から攻撃を受け続け、極限状態に追い込まれると「目にあまるほど防衛現象」として白目をむき、普段の数倍のパワーを発揮する。動物に関することで負けるのは非常に悔しいらしく、勝つためなら残酷なことでも平気で行う。部屋は非常に汚く、ポキール星人から資源(地球人から見たゴミ)と認識されてしまうほど。自宅から高校までの距離は不明だが、走って通っているようである。連載初期の頃にはもらった宝くじが大当たりするなど強運の持ち主という設定が出た事もあったが、後期には運が悪いような話も出てきた事があり、運の良し悪しについては設定が一貫していない。
やはり主人公のケンイチを面白い個性派キャラNo.1に選ばせていただきます。その理由は、堅気ながら悪党である憲吉の血を引き、最強である玄米に育てられただけあって、どちらの魅力も兼ね備えているためです。
そして、普段のおちゃらけ四頭身の状態から、真面目な八頭身になったときのインパクトのギャップが大きくて笑えます。場面によって表情や状態を使い分けていて、それが堪らなく面白いですよね。

漫画・燃える!お兄さんは色んな意味で歴史に残る

この作品は、週刊少年ジャンプの人気絶頂の黄金期と言われていた時代に、内容の過激さから回収騒ぎも起こしていることはご存知でしょうか。
そちらはミドルエッジの別記事に掲載されていますので、またご覧になってみてください。
やはり飛び抜けた面白さを誇るコンテンツだったので、ギリギリを攻めすぎて、このような事態になってしまったのだと思います。
しかし、問題を起こしたからといって、このコンテンツの全てを否定してしまうのは違うのではないでしょうか。ぜひご自身の目で作品を読んだり、視聴して、本編の内容を判断なさってください。
35 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト