四谷怪談・東海道四谷怪談
『東海道四谷怪談』(1959年)の怖い見せ場「お岩が醜く腫れ上がった顔の髪を梳く場面」
(当時の)女性にとって命の次に大切なものともいえる髪が抜け落ちていく哀れな姿。
伊右衛門に直助とお梅の乳母が、飲めば顔が二目と見られないくらいに変形するという毒薬の包みを渡し、旗本家に仕官する欲に取り憑かれた伊右衛門は「血の道の病に効く薬」と偽って、毒薬をお岩に飲ませてしまう。
更に伊右衛門と直助は、按摩の宅悦にお岩を強姦させ、不貞を働いたとしてお岩を離縁する算段を立てていた。
ところが毒薬の効き目で顔に大きな腫瘍が出来、髪を梳くと黒髪が一本残らず抜け落ちてしまうお岩の形相に恐れをなした宅悦は、伊右衛門の悪逆非道をすべて白状してしまう。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
伊右衛門に直助とお梅の乳母が、飲めば顔が二目と見られないくらいに変形するという毒薬の包みを渡し、旗本家に仕官する欲に取り憑かれた伊右衛門は「血の道の病に効く薬」と偽って、毒薬をお岩に飲ませてしまう。
更に伊右衛門と直助は、按摩の宅悦にお岩を強姦させ、不貞を働いたとしてお岩を離縁する算段を立てていた。
ところが毒薬の効き目で顔に大きな腫瘍が出来、髪を梳くと黒髪が一本残らず抜け落ちてしまうお岩の形相に恐れをなした宅悦は、伊右衛門の悪逆非道をすべて白状してしまう。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
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『東海道四谷怪談』(1959年)
逆上したお岩は、剃刀を振り回してそれを喉に刺して死亡。
伊右衛門と直助は、秘密を知る宅悦を斬殺した後、二人の遺体を不貞を働いて私刑に処された男女の死体に見立て、戸板に釘と縄で括りつけると、長屋裏手の隠亡堀に流してしまうのだった。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
伊右衛門と直助は、秘密を知る宅悦を斬殺した後、二人の遺体を不貞を働いて私刑に処された男女の死体に見立て、戸板に釘と縄で括りつけると、長屋裏手の隠亡堀に流してしまうのだった。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
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『東海道四谷怪談』(1959年)の沼から浮び上がり回転する「戸板返し」は有名なシーン
伊右衛門は隠亡堀の果てにある沼地では、戸板に縛られて浮上したお岩と宅悦の亡霊に呪詛される。
亡霊はこの沼地で偶然お岩の櫛と着物を拾った直助のもとには凄まじい形相で現れ、お岩が死んだことを知らないお袖のもとには美しい姿で現れて、与茂七が実は生きていることを告げる。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
亡霊はこの沼地で偶然お岩の櫛と着物を拾った直助のもとには凄まじい形相で現れ、お岩が死んだことを知らないお袖のもとには美しい姿で現れて、与茂七が実は生きていることを告げる。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
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『東海道四谷怪談』(1959年)の沼から浮び上がり回転する「戸板返し」
お岩: 若杉嘉津子
若杉嘉津子は、天井から逆さ吊りになったり染料で真っ赤になった沼から戸板に横たわって沈んだり浮かび上がったりするなど、体力の限界に挑戦するような演技に挑んでいる。
中川信夫には秘密にしていたが、若杉は高所恐怖症であり、逆さ吊りのシーンを撮影した日の夜は、恐怖で熱を出してしまったという。ただし、中川が「あんまりきたなくしてかわいそうだからな、きれいにしてやろう」と言って追加された、お岩が美しい姿で昇天するラストシーンでは宙乗りをさせられたが、高所恐怖症のことなど忘れて気持ち良く空に浮かんでいたと述懐している。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
若杉嘉津子は、天井から逆さ吊りになったり染料で真っ赤になった沼から戸板に横たわって沈んだり浮かび上がったりするなど、体力の限界に挑戦するような演技に挑んでいる。
中川信夫には秘密にしていたが、若杉は高所恐怖症であり、逆さ吊りのシーンを撮影した日の夜は、恐怖で熱を出してしまったという。ただし、中川が「あんまりきたなくしてかわいそうだからな、きれいにしてやろう」と言って追加された、お岩が美しい姿で昇天するラストシーンでは宙乗りをさせられたが、高所恐怖症のことなど忘れて気持ち良く空に浮かんでいたと述懐している。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
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『東海道四谷怪談』(1959年) 醜く腫れ上がった「お岩」
除霊のために蛇山の庵室に籠っていた伊右衛門は、彼が伊藤家から大金を盗んで逐電したのではないかと疑い恐喝する直助を殺し、更に強いお岩の怨念が見せる幻想から逃げ惑った挙句、真相を知って仇討ちに駆けつけたお袖と与茂七の襲撃を受ける。
お袖の短刀を自らの脇腹に受けた伊右衛門はお岩への謝罪を呟きながら絶命し、それを見届けたお岩の亡霊は元の美しい姿に戻って昇天していくのだった。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
お袖の短刀を自らの脇腹に受けた伊右衛門はお岩への謝罪を呟きながら絶命し、それを見届けたお岩の亡霊は元の美しい姿に戻って昇天していくのだった。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)
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牡丹燈籠
『牡丹燈籠』(1968年6月15日公開、監督:山本薩夫、主演:本郷功次郎、赤座美代子、西村晃、小川真由美、志村喬)
旗本飯島平左衛門の娘、お露は浪人の萩原新三郎に恋したあげく焦れ死にをする。
お露は後を追って死んだ下女お米とともに、夜な夜な、牡丹灯籠を手にして新三郎のもとに通うようになる。その後、新三郎の下働き、関口屋伴蔵によって、髑髏を抱く新三郎の姿が発見され、お露がこの世の者でないことがわかる。
このままでは命がないと教えられた新三郎は、良石和尚から金無垢の海音如来をもらい魔除けの札を張るが、伴蔵の裏切りを受け、露の侵入を許してしまう。
以上の主筋に、飯島家のお家騒動。伴蔵と女房お峰の因果噺がからむ。
(出典:Wikipedia「牡丹灯籠」)
お露は後を追って死んだ下女お米とともに、夜な夜な、牡丹灯籠を手にして新三郎のもとに通うようになる。その後、新三郎の下働き、関口屋伴蔵によって、髑髏を抱く新三郎の姿が発見され、お露がこの世の者でないことがわかる。
このままでは命がないと教えられた新三郎は、良石和尚から金無垢の海音如来をもらい魔除けの札を張るが、伴蔵の裏切りを受け、露の侵入を許してしまう。
以上の主筋に、飯島家のお家騒動。伴蔵と女房お峰の因果噺がからむ。
(出典:Wikipedia「牡丹灯籠」)
『牡丹燈籠』(1968年) カランコロン、カランコロン……、身の毛もよだつ駒下駄の音!
江戸文久年間、三遊亭円朝が比類ない空想力と創意をもって作り上げた傑作「怪談牡丹燈篭」は、中でもカランコロンと下駄の音がして妖艶な美女の亡魂が恋しい男のもとに現れる個所は、総毛立つ恐ろしさとゾクゾクするような美しい陶酔の入り混じる評判の名場面として大衆をわかせた。
人間と幽霊が、時間も空間も超越して、あらゆる制約をのりこえ、ひたすら恋愛を遂げる、この物語をとおして、今、失われつつある本格的な映画ロマンチシズムを美しく凄まじく、巨匠山本薩夫監督の手によってよみがえらせようというものである。
(出典:角川書店・角川映画「牡丹燈籠」)
人間と幽霊が、時間も空間も超越して、あらゆる制約をのりこえ、ひたすら恋愛を遂げる、この物語をとおして、今、失われつつある本格的な映画ロマンチシズムを美しく凄まじく、巨匠山本薩夫監督の手によってよみがえらせようというものである。
(出典:角川書店・角川映画「牡丹燈籠」)
牡丹燈籠 [DVD]
『牡丹燈籠』(1968年)の初DVD化!
怪しくゆれる蚊帳のなか!
しとどに濡れたやわ肌が白骨と化したとき!
真夏の夜に身も凍る怪奇の絵巻!
旗本三男坊の萩原新三郎と吉原の遊女・お露が知り合ったのは、盆の十六日、精霊を送る燈籠流しの宵だった。
新三郎はお露の不幸な身の上を知り、祝言の真似事をして契りを結んだ。
同じ長屋に住む伴蔵は、一人暮らしの新三郎の家から話し声が聞えるのをけげんに思ってのぞき、蚊帳の中で新三郎と寝ている女の裾が消えて無いのをみて仰天した。
お露はこの世のものではなかった……。
怪しくゆれる蚊帳のなか!
しとどに濡れたやわ肌が白骨と化したとき!
真夏の夜に身も凍る怪奇の絵巻!
旗本三男坊の萩原新三郎と吉原の遊女・お露が知り合ったのは、盆の十六日、精霊を送る燈籠流しの宵だった。
新三郎はお露の不幸な身の上を知り、祝言の真似事をして契りを結んだ。
同じ長屋に住む伴蔵は、一人暮らしの新三郎の家から話し声が聞えるのをけげんに思ってのぞき、蚊帳の中で新三郎と寝ている女の裾が消えて無いのをみて仰天した。
お露はこの世のものではなかった……。
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番町皿屋敷
番町皿屋敷「一枚…二枚…三枚…」
牛込御門内五番町にかつて「吉田屋敷」と呼ばれる屋敷があり、これが赤坂に移転して空き地になった跡に千姫の御殿が造られたという。それも空き地になった後、その一角に火付盗賊改・青山播磨守主膳の屋敷があった。
ここに菊という下女が奉公していた。承応二年(1653年)正月二日、菊は主膳が大事にしていた皿十枚のうち1枚を割ってしまった。怒った奥方は菊を責めるが、主膳はそれでは手ぬるいと皿一枚の代わりにと菊の中指を切り落とし、手打ちにするといって一室に監禁してしまう。菊は縄付きのまま部屋を抜け出して裏の古井戸に身を投げた。
まもなく夜ごとに井戸の底から「一つ……二つ……」と皿を数える女の声が屋敷中に響き渡り、身の毛もよだつ恐ろしさであった。やがて奥方の産んだ子供には右の中指が無かった。やがてこの事件は公儀の耳にも入り、主膳は所領を没収された。
その後もなお屋敷内で皿数えの声が続くというので、公儀は小石川伝通院の了誉上人に鎮魂の読経を依頼した。ある夜、上人が読経しているところに皿を数える声が「八つ……九つ……」、そこですかさず上人は「十」と付け加えると、菊の亡霊は「あらうれしや」と言って消え失せたという。
(出典:Wikipedia「皿屋敷」)
ここに菊という下女が奉公していた。承応二年(1653年)正月二日、菊は主膳が大事にしていた皿十枚のうち1枚を割ってしまった。怒った奥方は菊を責めるが、主膳はそれでは手ぬるいと皿一枚の代わりにと菊の中指を切り落とし、手打ちにするといって一室に監禁してしまう。菊は縄付きのまま部屋を抜け出して裏の古井戸に身を投げた。
まもなく夜ごとに井戸の底から「一つ……二つ……」と皿を数える女の声が屋敷中に響き渡り、身の毛もよだつ恐ろしさであった。やがて奥方の産んだ子供には右の中指が無かった。やがてこの事件は公儀の耳にも入り、主膳は所領を没収された。
その後もなお屋敷内で皿数えの声が続くというので、公儀は小石川伝通院の了誉上人に鎮魂の読経を依頼した。ある夜、上人が読経しているところに皿を数える声が「八つ……九つ……」、そこですかさず上人は「十」と付け加えると、菊の亡霊は「あらうれしや」と言って消え失せたという。
(出典:Wikipedia「皿屋敷」)
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東京12チャンネル(現テレビ東京)『日本怪談劇場』(1970年) 第5話「怪談・皿屋敷・お菊の亡霊」
1970年、東京12チャンネル(現テレビ東京)で放映された時代劇。全13話で放送時間は土曜21時00分から21時56分。歌舞伎座テレビ室制作。
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四谷怪談(よつやかいだん)とは、元禄時代に起きたとされる事件を基に創作された日本の怪談。江戸の雑司ヶ谷四谷町(現・豊島区雑司が谷)が舞台となっている。
基本的なストーリーは「貞女・岩が夫・伊右衛門に惨殺され、幽霊となって復讐を果たす」というもので、鶴屋南北の歌舞伎や三遊亭圓朝の落語が有名である。
怪談の定番とされ、折に触れて舞台化・映画化されているため、さまざまなバリエーションが存在する。
『東海道四谷怪談』(とうかいどうよつやかいだん)は、1959年(昭和34年)7月14日に封切り公開された時代劇日本映画である。中川信夫監督、新東宝製作・配給、総天然色映画(フジカラー)、9巻 / 2,088メートル(1時間16分)。怪談映画の最高傑作として知られている。
大蔵貢ワンマン体制のもとで新東宝が毎年夏興行で怪談映画を公開していた時期の一本。四谷怪談ものとしては初のカラー映画である。
(出典:Wikipedia「東海道四谷怪談 (1959年の映画)」)