バッドレリジョン
1980年結成、キャリア34年を誇る米パンク界の生ける伝説<バッドレリジョン>。現在までに16枚のスタジオ・アルバムをリリースし、世界中で500万枚以上のアルバム・セールスを誇り、<メロコア>というジャンルを確立した立役者として今尚最前線を走り続ける唯一無二の存在。Pennywise、TheOffspring、NOFX、Greendayを始め世界中で彼らの影響を色濃く受けたバンドは枚挙に暇が無い。
ボーカルはUCLA大学の講師で、ギターは元マイナー・スレット/ダグ・ナスティ、サークル・ジャークスと、そしてパンク界最高峰レーベル〈エピタフ〉の社長ことミスター・ブレット兄貴。元スイサイダル・テンデンシーズがドラムで彼の兄貴さんはフランク・ザッパオジキのバンドのドラムもしていたッス。こんな50歳を超えたパンクオヤジが6人集まり、うち3人がディストーションの効いたギターをかき鳴らすスーパーバンド
バンド活動
1988年発表の3rdアルバム『Suffer』において、疾走感や叙情性・哀愁味を帯びたメロディーライン、「oozin' aahs」と呼ばれる重厚なコーラスワークなどバンドとしての特徴を確立。
Bad Religion-True North 日本語歌詞付き
古巣エピタフレコードに復帰して以降もコンスタントに新作を発表し続けており、2013年に発表された16thアルバム『True North』は、Billboard 200のアルバムチャートにおいてバンド史上最高位となる19位を獲得した
via youtu.be
とても歴史のあるバンドなんです。そしてパンク業界の中では腕のあるスーパーバンドと言えるでしょう。
バンド名と活動目的とは
バッド・レリジョンのパンク・ハードコア思想とは、あらゆる権威を否定すること。バンド名(悪い宗教)が示すとおり、とくにキリスト教の権威に歯向かうことに主眼を置いているようだ。聖書にある神が人間を創造したという話には、ダーウィンの進化論という見地から、そこに根拠がないということで論理的に否定している。
宗教を本気で信じている人たちに、偏狭的な考え方を捨て、もっと広い世界の視野と、知識の扉を開いて欲しいと思い、バンド活動を続けているそうだ。パンク権威に立ち向かっていく姿勢と生物学、反宗教的の3つの要素が合わさったのが、バッド・レリジョンならではのパンク思想なのだ。