SUPER JUNKY MONKEY(スーパー・ジャンキー・モンキー)
スーパー・ジャンキー・モンキーは90年代にオルタナティブなハードコアバンドとして海外で高い評価を獲得。L7やスティヴィー・サラス、TMスティーヴンスなど様々なアーティストのサポートアクトをつとめ、ダイナミックなライヴ・パフォーマンスで支持を集めていった。当時はまだ珍しかったんだが、オーディエンスがステージに入り交じって、客席にダイヴしていく様が話題になり、当時のテレビ番組、『タモリの音楽は世界だ』でも紹介されたんだそうな。それだけではなく、実際に彼女たちのライヴも番組で披露されたという。
現在活躍しているバンドでもスーパー・ジャンキー・モンキーの影響をうけたバンドは数知れず、その魂は多くのバンドの心に生きづいている。これからもその不滅の魂は受け継がれていくだろう。
メンバー
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バンド経歴
バンドは、雑誌の募集でMUTSUMIとKEIKOが出会い、二人が出したビラ募集でかわいしのぶが加入。そして当時、LAに居たまつだっっ!!が帰国後、加入し、バンドが結成されました。結成後は、都心を中心にライブ活動を展開し、 渋谷CLUB QUATTROで行われた「CMJ Japan Battle of the Bands in 1993」で優勝。 海外でもライブに参加していました。
1994年3月21日には、インディーズのRIOTレーベルよりライブアルバム「キャベツ」をリリースしました。
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その後、同年7月にカナダ・トロントで開催された「CANADIAN MUSIC AWARDS」に ピーター・ガブリエルらと並んで選ばれる。MTV JAPAN オリジナルステーションID(ジングル)を日本人アーティストとして初めて製作録音。タイトルは「ENDLESS ZOOM」。
ニューヨーク、シアトルでライブを行う。
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【視聴コメント】
一聴するとまとまりがないだけのミクスチャーにしか聴こえない。
だが何度も何度も聴いていると本作が単なるオルタナティブやミクスチャーではないことがわかる。
バッキバキにうねるベースライン、ギザギザのギター、正確に叩かれるドラム、そして吠えるボーカル……と書くだけでは90年代に流行ったバンドスタイルではないか、と思うだろう。
だが彼女らの音楽はそれだけではなく、メタル、ファンク、プログレが程よくブレンドされているのだ。大抵のバンドはメタル色があるとそれに飲まれてメタル化が進んでいくのだが、SJMは様々な音楽的要素を自分たちの音楽にきっちり消化して表現している。何度も聴いてごちゃごちゃとした事を忘れてしまおう!
1994年11月には、「ENDLESS ZOOM」が「1994オランダ・アニメーション・フィルム・フェスティバル」でグランプリ獲得や1995年1月には、「THE 2nd ANNUAL TOKYO JOURNAL INNOVATIVE AWARDS」を音楽部門で受賞などの功績を収めました。その後、New York でライブ&アルバムレコーディングを行っています。1995年12月には、アメリカの音楽業界誌「Billboard」の表紙になりました。
1996年には、フリーペーパー「PERFECT MAGAZINE vol.1」を発行したり、テレフォンカード回収のボランティア活動、 Austin(Texas)で行われた South By South West に出演するなどの活動を行いました。そして同年4月21日に3rdアルバム「地球寄生人/PARASITIC PEOPLE」をリリースし、 レコ発ツアーのWrestling Crime Masterを行ったり、Macintosh New York Music Festivalに参加するなどしています。また当時まだ珍しかったインターネット上のライブ中継を行いました。
1991年結成。
1994年ソニーレコードよりメジャーデビュー。