天空剣Vの字斬りが格好いい!超電磁マシーン ボルテスVの魅力とは?
2020年2月26日 更新

天空剣Vの字斬りが格好いい!超電磁マシーン ボルテスVの魅力とは?

超電磁といえばコンバトラーVを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、今回はシリーズ第二作となるボルテスVの楽しさを皆さんと共感したいです。本作の特徴は、幼児向けではなく、中高生や大人にも視聴してもらえる内容だといえるでしょう。コンバトラーVから脈々と受け継がれるポイントも含めて振り返っていきたいと思います。

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印象に残るボルテスVのオープニング

ボルテスVの歌

【作詞】八手三郎
【作曲】小林亜星
【編曲】高田弘
【歌手】堀江美都子・こおろぎ'73・コロムビアゆりかご会

コンバトラーVでは水木一郎が歌い、スーパーロボットアニメらしい曲風に仕上げられていますが、ボルテスVでは仲間との絆を強調した内容になっています
注目すべきなのはメインボーカルを堀江美都子が担当していることで、これはロボットアニメでは前例がなく、後にインタビューで堀江美都子も躊躇したとコメントしています。
現代のロボットアニメは主題歌が女性ボーカルのことも多いですがが、本作はその先駆け的な存在といえます。

超電磁マシーン ボステスVのストーリー

地球から14,000光年離れたボアサン星では、角の生えた人間は、角のない人間を隷属的に扱う貴族社会として成り立っていました。ボアサン帝国の皇帝の甥であるラ・ゴールは、次期王位継承権を持ちながらも、生まれつき角がないことを暴かれてしまい、妻のロザリアとも引き裂かれて身分も奴隷まで下げられてしまいます。
しかし、ラ・ゴールはボアサン星から脱出することに成功して、漂流した後、地球に辿り着いて科学者の剛光代に助けられました。ラ・ゴールは剛光代と結婚、剛 健太郎と改名して本作の主人公を含めた三人の子供に恵まれるも、戦いを好むボアサン帝国からの侵略を予想して基地のビッグファルコンや巨大ロボット・ボルテスVの建造に着手します。
剛 健太郎は平和的な解決をすべく、地下組織を通じてボアサン星に向かいますが、結局は囚われの身となっていまいます。
ボアサン星ではズ・ザンジバルが新しい皇帝となり、剛 健太郎の予想通りに宇宙の各地に侵略行為を開始します。ラ・ゴールとロザリアの間に生まれた皇子ハイネルは、帝国内での立場を守るために、地球侵略の司令官となって攻撃を開始し、血の分けた剛三兄弟との戦いが繰り広げられます。

ボルテスVで3人の人気メンバー

ボステスVは、健一・一平・大次郎・日吉・めぐみの5人で構成されていますが、その中でも人気がある3人をピックアップしていきます。
本作の面白さを語るうえで絶対に欠かせない3人となっていますので、前作コンバトラーVのメンバーとの違いや本編での立ち位置・魅力・個性について注目していきましょう。
剛 健一

剛 健一

本作の主人公で、チームメンバーではリーダーの役割を担っています。前作コンバトラーVの主人公である葵 豹馬とは違い、荒くれ者と印象はなく、真面目な熱血漢といった性格の持ち主です。
内面的には戦いで傷ついた敵のボアサン星人を思いやる優しさもあり、男の子向けアニメの主人公の王道といったキャラクターです。
峰 一平

峰 一平

キザで皮肉屋な性格で、主人公のライバルといった立ち位置のキャラクターといえます。
父は病死、母は失踪したという生い立ちによって負の感情が際立っていますが、主人公が優等生といった印象のため、一平の存在と、健一との対立が物語の展開の面白みといえるでしょう。
激しい戦いの中で、チームワークや仲間との絆を重んじるようになり、人間として成長していく様子が作品の面白さに結びついています。
岡 めぐみ

岡 めぐみ

ボステスVのチームでは紅一点の女性キャラクターで、外見にはカールが掛かったポニーテールで話し方もお嬢様といった印象です。ゴージャスな印象からは想像しづらいですが、甲賀流忍者18代目といった側面もあるので、華やかさと強さの二面性とギャップは彼女の大きな魅力になっています。
前作コンバトラーVの南原 ちずるは、アイドル的なイメージが強かったが、めぐみはその印象は薄くてチームの中でお姉さん的な役割といえるでしょう。

巨大ロボット・ボルテスVの強さと魅力

超電磁マシーン ボルテスV

超電磁マシーン ボルテスV

ボルテスVは5機のボルトマシン、1号機のボルトクルーザー、2号機のボルトボンバー、3号機のボルトパンザー、4号機のボルトフリゲート、5号機のボルトランダーが合体することで完成する巨大ロボットです。
主人公の健一が「ブイ・トゥギャザー」「レッツ・ボルトイン」と声を上げて合体する様子は、前作コンバトラーVの「レッツ・コンバイン」と通じる印象があります。ボルテスVの武装・武器も、ミサイル・バスーカー・火炎放射や、超電磁コマなどコンバトラーVのものから踏襲されています。
しかし、戦闘スタイルには違いがあり、コンバトラーVは格闘戦をメインに戦闘するのに対し、ボルテスVは天空剣を用いて戦います。このボルテスVが後のアニメに与えた影響は強く、剣術で戦うスーパーロボットや、「〇〇斬り」を決めの必殺技とする作品が数多く登場しました。一般的な知名度なら、超電磁ロボといえばコンバトラーVを挙げられることが多いかもしれませんが、後世に残したものという意味ではボルテスVも引けは取らないでしょう。

正々堂々と戦う容姿端麗な敵役

プリンス・ハイネル

プリンス・ハイネル

前作コンバトラーVとボルテスVの決定的な違いは、複雑な背景から構成される人間関係といえます。
その象徴として、主人公と血を分けた存在のハイネルは悲劇の敵という印象の強いキャラクターです。
また、地球侵略の司令官という立場ではありながらも、卑怯な手段は用いず、正々堂々と戦っていた様子には好感が持てます。
異母兄弟とは知らずにボルテスVとお互いに生死をかけて戦ったことで、従来の敵役を悪とする幼児向けアニメとは一線を画す内容となりました。
諸悪の根源だった皇帝ズ・ザンジバルにとどめを刺したこと、健一たちを危機から庇った場面があったこと、施設の崩落に巻き込まれて絶命したことで主人公メンバーよりも記憶に残る存在になったといえるでしょう。
父親の剛 健太郎よりも先に死んでしまったことで神格化されたと言っても過言ではありません。

大人が視聴しても楽しめるクオリティー

コンバトラーVにはない濃厚なストーリー性

コンバトラーVにはない濃厚なストーリー性

一見は幼児向けアニメ作品でありながら、機動戦士ガンダムなどに代表されるような近年のリアルロボット系の内容にも負けない濃厚なストーリーが展開されるのが本作の魅力といえるでしょう。
貴族社会による身分格差や、異母兄弟による悲劇といった子供にはなかなか理解できない要素が大人をも物語に引き込んでしまいます。最終回では涙なしでは観ていられないほど感極まってしまうことでしょう。
子供の頃に視聴したという方は、この機会に改めて見直してみては如何でしょうか。
きっとその時には分からなかったことや気づけなかった伏線が理解できて、本当に制作側の伝えたかったことが理解できると思いますよ。
19 件

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  • 🤖V  2020/3/1 07:37

    サンライズのロボットは
    三世代で応援できる

    2020/2/26 21:21

    ザンジバルじゃなくてザンバジルね。

    すべてのコメントを見る (2)

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