2016年12月5日 更新

多くのアーティストに影響を与えるカリスマロック・ミュージシャン『佐野元春』

1980年のデビューから現在に至るまで活躍を続けるロック・ミュージシャン『佐野元春』。後の邦楽アーティストに多大な影響を与えた彼についてまとめました。

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1980年から活躍し続けるロック・ミュージシャン『佐野元春』

『佐野元春』

『佐野元春』

さのもとはる
1956年3月13日に東京で誕生したロックミュージシャンでありシンガーソングライターの佐野元春。立教高校、立教大学と進学し、デビュー前には広告代理店に勤務しラジオ番組の製作に携わっていた時期もあります。

1980年3月、24歳の時にシングル「アンジェリーナ」でデビュー。 その歌唱スタイルや、海外アーティストから影響を受けた楽曲は、80年代の邦楽界に画期的な転換を促しました。

後輩ミュージシャンに影響を与えることも

1982年9月から1983年3月に渡り、ライブツアー『Rock & Roll Night Tour』を全40ヶ所で開催し、成功を収めました。ホールクラスで行われた同ツアーは軒並みソールドアウト。また、このツアーを観た『吉川晃司』や『尾崎豊』は、とても感銘を受けたと語っています。
尾崎豊

尾崎豊

水球の選手として活躍するかたわら、バンド活動(EIGHT CITYS FISH BAND)も平行して行っていた吉川晃司。佐野元春のコンサートを見て、カルチャーショックを受けたことで、音楽一本に絞るきっかけになったそうです。
吉川晃司

吉川晃司

逆に彼が影響を受けたであろう『ブルース・スプリングスティーン』

『ブルース・スプリングスティーン』

『ブルース・スプリングスティーン』

Bruce Springsteen
佐野元春ですが、デビューした頃、来日したアメリカの評論家が「ブルース・スプリングスティーンの弟」と評したくらい、音楽スタイルが似ている。例えばブルースの「Jungle Land」と元春の「Heart Beat」、「Rock & Roll Night」などは酷似しているといってもいいだろう。とはいえ、歌っている内容はかなり異なると思うが。

Bruce Springsteen - Hungry Heart

80年代から90年代にかけてはタイアップ曲も数多く手掛けています

「国際青年年」のテーマ曲に『Young Bloods』

1985年2月に国際青年年のテーマ曲として『Young Bloods』がリリースされ、佐野元春自身初のトップ10(最高位7位)ヒットとなりました。また、楽曲の印税をアフリカ難民救済のチャリティーとして寄付するなど、当時、話題を呼びました。
『Young Bloods』

『Young Bloods』

YOUNG BLOODS 佐野元春

JR東海「ファイト!エクスプレス」CMソングに『SOMEDAY』

当初は、1981年にシングルでリリースされるもヒットせず、後の1990年にJR東海「ファイト!エクスプレス」のCMソングに採用されたとこを機にジャケットを変更する形で再びシングル化されました。

懐かしCM ファイト!エクスプレス Someday JR東海

フジテレビ系ドラマ「二十歳の約束」主題歌に『約束の橋』

1992年に放映された、牧瀬里穂と稲垣吾郎の初主演ドラマ「二十歳の約束」の主題歌に抜擢されました。佐野元春にとっても初のドラマ主題歌となった「約束の橋」。ドラマの人気とともに70万枚を超える大ヒットとなりました。

佐野元春 約束の橋 (1989 version)

80年代初頭の流れ…初期三部作

『BACK TO THE STREET』

1stアルバム『BACK TO THE STREET』、続いて2ndアルバム『Heart Beat』と、2枚のアルバムをリリースしましたが、当時はなかなかセールスには結びつきませんでした。

しかし、ラジオパーソナリティや、ライブパフォーマンスが素晴らしいミュージシャンとして、元『はっぴいえんど』の大瀧詠一が絶賛。次第にファンが増えていき、これで売れなかったら最後だと、背水の陣で制作した3rdアルバム『SOMEDAY』を1982年5月にリリース。同アルバムはオリコンアルバムチャートで最高位4位を記録し、ヒットすることとなります。
BACK TO THE STREET

BACK TO THE STREET

1. 夜のスウィンガー
2. ビートでジャンプ
3. 情けない週末
4. Please don’t tell me a lio
5. グッドタイムス&バッドタイムス
6. アンジェリーナ
7. さよならベイブ
8. バッドガール
9. BACK TO THE STREET
10. DO WAAT YOU LIKE (勝手にしなよ)

『Heart Beat』

Heart Beat

Heart Beat

1. ガラスのジェネレーション LPヴァージョン
2. NIGHT LIFE
3. バルセロナの夜
4. It’s Alright
5. 彼女
6. 悲しきRADIO
7. GOOD VIBRATION
8. 君をさがしている(朝が来るまで)
9. INTER LUDE
10. HEART BEAT

『SOMEDAY』

『BACK TO THE STREET』からこのアルバムまでを、佐野自身「街」をテーマにした3部作だと語っていた時期も。街の原風景などのイメージがファーストアルバムから連続性を保って成長していき、『SOMEDAY』で一度、彼の中で完結したような1982年の作品。

この作品の成功によって、ようやく佐野は、本当に好きな音楽が作れると思ったと言います。そして1983年にニューヨークへ渡りました。
SOMEDAY

SOMEDAY

1. Sugartime
2. Happy Man
3. Down Town Boy
4. 二人のバースディ
5. 麗しのドンナ・アンナ
6. SOMEDAY
7. I’m in blue
8. 真夜中に清めて
9. Vanity Factory
10. Rock&Roll Night
11. サンチャイルドは僕の友達

佐野元春 SOMEDAY

80~90年代にかけてコンスタントにオリジナルアルバムを発表

『VISITORS』

1年ほど過ごしたニューヨークでの生活の中から誕生したアルバム。現地のミュージシャンやプロデューサー、エンジニアとのコラボレーションを実現し、録音されています。

当時、日本ではまだメジャーなジャンルではなかったラップやヒップ・ホップなど、ブラック・ミュージックの要素を取り込んでおり、ロック音楽に重要な”力衝動”も上手く取り込まれ、その後の邦楽シーンに与えた影響も大きな作品です。
VISITORS

VISITORS

1. COMPLICATION SHAKEDOWN
2. TONIGHT
3. WILD ON THE STREET
4. SUNDAY MORNING BLUE
5. VISITORS
6. SHAME―君を汚したのは誰
7. COME SHINING
8. NEW AGE

『Cafe Bohemia』

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