戦国時代を題材にした映画・ドラマの中で「淀殿・茶々」を演じた印象に残る女優たち②【1970年代後半~1980年代後半】
2017年11月24日 更新

戦国時代を題材にした映画・ドラマの中で「淀殿・茶々」を演じた印象に残る女優たち②【1970年代後半~1980年代後半】

「戦国時代を題材にした映画・ドラマの中で「淀殿・茶々」を演じた印象に残る女優たち①【1960年代中盤~1970年代初期】」の続編です。さて、今回は誰が登場するでしょうか?

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『徳川家康』の中で「淀殿」役の夏目雅子が少々時期尚早の感があった!!

1983年『徳川家康』で「淀殿」を演じた夏目雅子

1983年『徳川家康』で「淀殿」を演じた夏目雅子

夏目雅子(なつめ まさこ)
本名 西山 雅子(にしやま まさこ)
生年月日 1957年12月17日
没年月日 1985年9月11日(27歳没)
出生地 東京都港区六本木
出身地 神奈川県横浜市中区山手
職業  女優
映画・ドラマなどではだいたい美女が演じることが多い「淀殿・茶々」ですが、夏目雅子の「淀殿」こそは、その考え方からいけば、正しく王道「淀殿」のイメージにピッタリの美形であろう(こんな人がそばにいただけで、私の人生が明るくなるような感じがします!!)。
しかし、演技面で少々物足りなさを感じたのは私だけでしょうか?!「淀殿」としては、線が細かったように思えた。彼女は不幸にも27歳の若さで他界してしまいましたが、生きていたならば、経験と実績を順調に積んで、もう一度「淀殿」役を見てみたい女優の一人でした。

実質的には大河と同等だったNHK新大型時代劇『真田太平記』!!

『真田太平記』のDVD表紙

『真田太平記』のDVD表紙

『真田太平記』(さなだたいへいき)は、1985年(昭和60年)から1986年(昭和61年)にNHKで放送された連続テレビドラマ。NHK新大型時代劇の第2作。放送期間は1985年(昭和60年)4月3日 - 1986年(昭和61年)3月19日。全45話。当時、NHKでは大河ドラマ枠に、『山河燃ゆ』『春の波涛』『いのち』など近現代をテーマにした作品が放送されており、従来の時代劇大河ドラマファンを視聴ターゲットに据えた時代劇シリーズが水曜日の20時台に放映されていた。本作は、『宮本武蔵』に続くNHK新大型時代劇の第2作である。
主に舞台になるのは、安土桃山時代後期。真田昌幸・信之・幸村の生涯と一族の興亡、それを取り巻く多くの人々の生きざまを、武田家滅亡から信之の松代移封まで描く。
主演には、 渡瀬恒彦(真田信之)、草刈正雄(真田幸村)、丹波哲郎(真田昌幸)
1985年『真田太平記』で「淀殿」を演じた岡田 茉莉子

1985年『真田太平記』で「淀殿」を演じた岡田 茉莉子

岡田 茉莉子(おかだ まりこ)
本名 吉田 鞠子(よしだ まりこ)
生年月日 1933年1月11日(84歳)
出生地 東京都渋谷区代々木
職業  女優・映画プロデューサー
女優としてはもう大御所の域に達したと言える岡田 茉莉子だが、最近のバライティ番組では最近の女優さんを「あの人たちは女優ではなくて、タレントさん」との発言で物議をかもしました。彼女の若い頃を知っている私にとって、岡田 茉莉子は美形中の美形女優に数えられていましたが、はっきり言って演技に関してはいまいちだった記憶が残っているのですが・・・。私の記憶違いかもしれませんので、あしからず!!

NHK大河史上 平均視聴率39.7%で、歴代トップを誇る『独眼竜政宗』!!

1987年『独眼竜政宗』 完全版[DVD]

1987年『独眼竜政宗』 完全版[DVD]

独眼竜政宗(どくがんりゅうまさむね)は、NHKが1987年(昭和62年)1月4日から12月13日に放送した大河ドラマ。 NHKの行ったアンケート調査では、最も好きな大河ドラマに輝いている。
原作は山岡荘八の小説『伊達政宗』で、己の知恵と才覚によって仙台藩62万石の礎を一代で築いた奥州の戦国武将・伊達政宗の生涯を描いた作品である。
当時ほぼ無名に近かった渡辺謙氏を主役に据えたのだが、この作品の大ヒットは渡辺氏の名を一挙に国民的俳優にまで押し上げた。仙台市に観光客が殺到するなど経済的な効果も大きく、いわゆる「大河バブル」の先駆けとなった。
逆光のハイライトを生かしたオープニングや、最終回で「伊達政宗本人の遺骨」が出演するなど、それまでの大河ドラマに無い、画期的な映像面での演出が多かったのも特徴である。
1987年『独眼竜政宗』で「淀殿」を演じた樋口可南子

1987年『独眼竜政宗』で「淀殿」を演じた樋口可南子

樋口 可南子(ひぐち かなこ)
本名 糸井 可南子(いとい かなこ)
生年月日 1958年12月13日(58歳)
出生地 新潟県加茂市
身長 165cm
血液型 B型
職業  女優
今やソフトバンクの宣伝でなくてはならない存在になった樋口可南子だが、このドラマ出演時は若干29歳で、女ざかりの色気がムラムラするような女優さんでした。実際、彼女の若い頃は”不倫”ですったもんだしていたのも記憶に残っている。
今は、60歳近くになりましたが、一層に透明感が増し、若い頃よりさわやかで綺麗というのは素敵なことだと思う。
このドラマでは、若い頃の樋口さんの過剰なエロさを上手い具合に利用したというか、平凡な世間知らずのおバカギャル「淀殿」が、歴史をひっかきまわしてしまった悲劇を実に明確に描いていて、実に見ごたえがあった。高台院が淀殿を評していわく「女狐とか妖婦とかの柄じゃない、大物に愛されれば嬉しいし、権力を握って有頂天になり、子供可愛さに目暗になってしまう、ごく平凡なおなごではないか・・・」というセリフがあり、そのとおりの淀殿を、樋口さんは変に硬直せず伸びやかに演じていていたのだ。
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