自分の作品と同じテーマを持つているということで監督を引き受けたという「デッドゾーン」。原作はスティーヴン・キングの同名の小説です。
デヴィッド・クローネンバーグにとっては初めての原作つき作品となっています。
デヴィッド・クローネンバーグにとっては初めての原作つき作品となっています。
The Dead Zone - Official Trailer
via www.youtube.com
主演は「ディア・ハンター」や「天国の門」などで知られるクリストファー・ウォーケン。
「1984年第12回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭 」批評家賞受賞、黄金のアンテナ賞受賞、ヒッチコック・サスペンス映画賞受賞「1983年度第11回サターン賞 」ホラー映画賞受賞などを受賞し日本では注目されませんでしたが、世界的には大いに評価されました。
でもなぁ、やっぱりデヴィッド・クローネンバーグはオリジナル作品を期待しますよねぇ。
「1984年第12回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭 」批評家賞受賞、黄金のアンテナ賞受賞、ヒッチコック・サスペンス映画賞受賞「1983年度第11回サターン賞 」ホラー映画賞受賞などを受賞し日本では注目されませんでしたが、世界的には大いに評価されました。
でもなぁ、やっぱりデヴィッド・クローネンバーグはオリジナル作品を期待しますよねぇ。
ザ・フライ
製作費15,000,000ドル。もうカルト映画では済ませられない金額ですねぇ。「ヴィデオドローム」が5,952,000ドルでしたから大幅増です。前作「デッドゾーン」の成功あればこそですね。それだけの期待を背負って作られたのが「ザ・フライ 」です。
「ザ・フライ」はその期待に応え、世界的に(今度は日本でも)大ヒットしました。デヴィッド・クローネンバーグにとってもっとも成功した作品ですね。
しかし、これもオリジナルではなくリメイクです。オリジナルはジョルジュ・ランジュランの小説「蝿」を映画化した1958年のアメリカ映画「ハエ男の恐怖」です。
しかし、これもオリジナルではなくリメイクです。オリジナルはジョルジュ・ランジュランの小説「蝿」を映画化した1958年のアメリカ映画「ハエ男の恐怖」です。
The Fly trailer (1958)
via www.youtube.com
「ザ・フライ」は大ヒット映画ですからね、ご覧になられた方は多いと思います。ネタバレにもなりますし今さら説明するまでもないでしょう。
デヴィッド・クローネンバーグ自身も産婦人科医の役で出演しています。因みに本編の出産のシーンがグロテスクな為、妊娠者は鑑賞を控えるようにとレンタルビデオには警告されています。
「ザ・フライ」は、1986年第59回アカデミー賞 メイクアップ賞、1986年度第14回サターン賞
ホラー映画賞受賞、主演男優賞、最優秀メイクアップ賞、1986年度アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭特別審査員賞、1986年度カナダ撮影監督協会賞 最優秀劇映画撮影賞などを受賞しています。
デヴィッド・クローネンバーグ自身も産婦人科医の役で出演しています。因みに本編の出産のシーンがグロテスクな為、妊娠者は鑑賞を控えるようにとレンタルビデオには警告されています。
「ザ・フライ」は、1986年第59回アカデミー賞 メイクアップ賞、1986年度第14回サターン賞
ホラー映画賞受賞、主演男優賞、最優秀メイクアップ賞、1986年度アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭特別審査員賞、1986年度カナダ撮影監督協会賞 最優秀劇映画撮影賞などを受賞しています。
戦慄の絆
先ず見て頂きたいのが「ミュータント用解剖器具」です。
この奇妙な器具は勿論ミュータントを解剖するのではなく、主人公の産婦人科医は一般の女性の手術に使おうとします。コワイ!もう、それだけでイヤ~な感じが、デヴィッド・クローネンバーグな感じがします。それが出てくる映画が1988年制作のサイコ・スリラー映画「戦慄の絆」です。
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更にコワイのは、主人公である一卵性双生児の産婦人科医です。ジェレミー・アイアンズが二役を演じるのですが、性格は正反対ではあるものの外見はほぼ一緒、見分けがつきません。通常だとほくろだとか傷だとかで区別をつけるところでしょうが、あえてデヴィッド・クローネンバーグは同じにしたのだそうです。ヒロインは見分けがつかないという設定ですが、観客にも分からないという気持ちの悪いことが起こります。
Dead Ringers (1988) - Official Trailer (HD)
via www.youtube.com
グロイと同時に美しくもあるのがデヴィッド・クローネンバーグ作品です。目を背けてしまいそうになりながらも目が離せない。そんな作品。
どれもこれも80年代のデヴィッド・クローネンバーグ作品は傑作揃いです。次の作品は若干間が空いて1991年のこれまた問題作「裸のランチ」。デヴィッド・クローネンバーグは90年代も全力で走り抜けるのでした。
どれもこれも80年代のデヴィッド・クローネンバーグ作品は傑作揃いです。次の作品は若干間が空いて1991年のこれまた問題作「裸のランチ」。デヴィッド・クローネンバーグは90年代も全力で走り抜けるのでした。
音楽:ハワード・ショア
撮影:マーク・アーウィン
編集:ロナルド・サンダース