何を書くか散々悩まされた「卒業文集」が今さら話題に!!
何を書くべきなのか、小中高と我々を散々悩ませてきた「卒業文集」。特に書くことが無いのに、無理矢理文字を埋めた経験のある方もいらっしゃるかと思います。このたび、そんな卒業文集で見事な文字埋めを行った人物がいると、SNSを中心に話題となっています。
こちらが話題のツイート!!
この中学生の卒業文集天才すぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwww pic.twitter.com/8rB8qL10Ro
— ユキチ (@Sayonarachan123) June 15, 2020
現在話題となっているのはこちらのツイート。ユキチ@Sayonarachan123さんが投稿したもので、「この中学生の卒業文集天才すぎる」のコメントとともに、特に書くことがないという事実を述べているうちに原稿用紙を埋めきっていた中学生の卒業文集を公開しています。このツイートには「後の、環境大臣である。」「純文学の出だしっぽい」といった、好意的なコメントが続出。6月17日現在4万を超えるリツイート、20万を超えるいいねを獲得しています。
全文はこちらです!
卒業にあたって
今、僕は卒業文集を書いているところだが、正直に言うと書く事がなくて困っている。これを読んだ人は、変な書き出しだな、と思うかもしれない。僕もそう思う。どうやってこのニ七〇字の用紙を埋めるか考えた結果、このような書き出しになってしまったのだ。現に、ここまでの文章で用紙の半分近くを埋めている。思ってたよりも、用紙を埋めることができて一安心している。文章を書く才能があるのでは、と思ったが、そもそも才能のある人は、こんな書き出しはしない事に気付き、少しだけ悲しくなった。
さて、卒業にあたってだが、もう用紙がないので終わりにする。
今こそ振り返っておきたい!有名人が卒業文集で書いた文章!!
発想の転換により、見事に卒業文集を完成させた天才(?)中学生が話題となる一方、世間を騒がせた有名人はどのような卒業文集を書いていたのでしょうか?ここでは、スポーツ選手を例に挙げていくつかご紹介したいと思います。
イチロー
ぼくの夢は、一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校でも全国大会へ出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるには、練習が必要です。ぼくは、その練習にはじしんがあります。
(中略)
ドラフト入団でけいやく金は、1億円以上が目標です。
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本田圭佑
ぼくは大人になったら世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
(中略)
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。一年間の給料は40億円はほしいです。プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人が、このぼくが作ったスパイクや ジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
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北島康介
僕は水泳をならっている。速くなろうとしている。そして大きな大きな夢ももっている。それは速くなって、国際大会でメダルと取り、日本の代表選手に選ばれて、オリンピックに出る事だ。その夢に向かって一歩一歩近づいていきたいと、ぼくは毎日プールに行って泳ぎ続けている。
(中略)
「三十六・三」
この記録は小学校最後の記録会で出したタイムだ。きっとずっとずっと心に残る僕のタイムだと思う。今まで速く泳げるようになれたのは、この学校のプールがあったからであり、速く泳ぐ事だけでないという事を知ったのもこの学校のプールがあったからだ。自己ベストより遅いけれども僕はこのタイムに一つの不満も持っていない。それはぼくにとってとても楽しかった学校のプールで出した大切なタイムだからだ。
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いかがでしたでしょうか?イチロー、本田圭佑、北島康介の3名の卒業文集から引用してみましたが、彼らに共通するのは「文面がやたらと具体的な点」。イチローについては「契約金1億以上」、本田については「1年間の給料は40億円」と、既にプロになることを前提として話を進めています。受験勉強などもそうですが、合格したいのであればまず最初に「合格すると決める」ことが重要であると語る講師は多いです。まず最初に合格する未来を頭の中で確定させ、その上で目標に向かって努力することで、それが現実になるということでしょう。これからの我々の人生にとって大事なものが、彼らの卒業文集には詰まっていると感じざるを得ません!