女子プロレス界に旋風を巻き起こした【クラッシュギャルズ】のシングル曲まとめ
2023年5月13日 更新

女子プロレス界に旋風を巻き起こした【クラッシュギャルズ】のシングル曲まとめ

1970年代の女子プロレス人気を牽引したビューティーペアに続き、1980年代にはクラッシュギャルズが爆発的な人気となり「クラッシュ旋風」を巻き起こしました。日々激しいファイトを繰り広げる一方で、テレビ番組やCM出演、アイドル雑誌にも登場するなど芸能活動の方も大忙しでした。そんなクラッシュギャルズの2人が歌ったシングル曲について振り返ります。

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炎の聖書

1984年8月21日発売1stシングル「炎の聖書」
作詞:森雪之丞
作曲:後藤次利

「聖書」と書いて「バイブル」と読む!

B面「熱風撫子」
クラッシュギャルズのデビュー曲となったのが『炎の聖書』。

♬マットが紅い薔薇に染まる瞬間 リングは熱い野獣達のジャングル♬

の歌詞で始まるこの曲は、まさにリングで戦う2人をそのまま表したような闘志に満ちあふれた曲でした!

クラッシュギャルズ結成当時から極真会館の空手家・山崎照朝氏に師事していたこともあったからなのか、空手の型を思わせる振り付けが入っているのも印象的でした。

嵐の伝説

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1985年1月21日発売の2ndシングル「嵐の伝説」
作詞:森雪之丞
作曲:中崎英也

「伝説」と書いて「レジェンド」と読む!

B面「つま先までI Love You」
ドラマ「毎度おさわがせします」第1シリーズ(1985年1月8日 ~3月26日 TBS系列)の挿入歌に起用された『嵐の伝説』。

クラッシュギャルズの2人も、奥様達が通うプロレス道場のコーチ役で出演していたんですよね。

♬伝説だよと笑いたければ笑え 今夜二人 天を焦がし 闇をちぎり 嵐に変わる♬

やっぱり戦う2人にぴったりのカッコイイ歌詞です!

夢色戦士

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1985年4月25日発売の3rdシングル「夢色戦士」。
作詞:森雪之丞
作曲:後藤次利

B面「傷心ボーイ」
ヘッドセットマイクをつけて歌っていたのが印象的だった『夢色戦士』。

♬野牛に襲いかかる黒豹の様に 無理だと言われた勝負も挑む♬

という闘志あふれる歌詞に続いて

♬リングにうねり寄せる声援の波がまぶしい奇蹟を呼んでいるぜ♬

と、ファンの存在も意識した歌詞になっているんですよね。

最盛期には年間300試合以上行われていたとも言われる全日本女子プロレス。

「夢色戦士」の頃の年間試合数は定かではありませんが、当時はフジテレビ系で毎週月曜日19:00~19:30に女子プロレス中継が放送されていました。
その他にも90分や120分の特番が放送されたり、今では考えられないくらい試合中継されたいたんですよね。

番組冒頭でまずクラッシュギャルズの歌う姿が流れて、その後試合中継が放送されるという感じでした。

「夢色戦士」の歌詞にもある通り、クラッシュギャルズはファンにとってまさに「夢を描く戦士」でした!

東京爆発娘!

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1985年8月21日発売の4thシングル「東京爆発娘!」。
作詞:森雪之丞
作曲:後藤次利

B面「HEALTHY」
これまではプロレスラーにふさわしい闘志あふれる歌詞だったクラッシュギャルズの曲ですが、「東京爆発娘!」は恋の応援歌。

好きな男の子になかなか気持ちを伝えられずにいる女の子と、格好つけてばかりでなかなか本音でぶつかることができない男の子に、「熱いハートで勝負しろ!」と背中を押してくれる曲です。

「嵐の伝説」に続いて、ドラマ「毎度おさわがせします」第2シリーズ(1985年12月10日 ~1986年3月25日 TBS系列)の挿入歌に起用されました。

また「'85FNS歌謡祭」(フジテレビ系)では、優秀歌謡音楽賞を受賞しているんですよ。

ゴールド×ブラックの衣装も可愛かった!

日本美人(Hey JAPANESE!)

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1986年2月21日発売の5thシングル「日本美人(Hey JAPANESE!)」。
作詞:売野雅勇
作曲:林哲司

B面「ガラスのファニーボイス」
恋の応援歌第2弾となった「日本美人(Hey JAPANESE!)」。

♬シャイな涙を流すそのたび女は綺麗になるのよ♬

♬深く心に秘めた恋しか見れない夢があるよ♬

など、「東京爆発娘!」のような元気一杯というイメージと比べると、こちらはちょっとおしとやかな感じで一途に思う恋を思わせるような歌詞なってるのが印象的です。

「夜ヒット」などの愛称で大人気だった「夜のヒットスタジオ」に出演したこともありました。

イッキにRock'n Roll

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1986年7月21日発売の6thシングル「イッキにRock'n Roll」。
作詞:森浩美
作曲:吉実明宏

B面「Run!」
♬イッキにRock'n Roll 心が叫ぶままに
 イッキにRock'n Roll 誰にも止められないさ♬

心地いいリズムと爽快な歌詞で、爽やかな2人のイメージにピッタリの曲です。

その後も、アルバム3枚、ミニアルバム2枚をリリースしているクラッシュギャルズですが、シングル曲としてはこの曲が最後となりました。

芸能活動との両立に迷いを感じ始めていたという飛鳥さんは、この曲を最後にプロレスに専念することに。

一方、千種さんはソロで歌手活動を継続。
全日本女子プロレスを退団するまでの間に、シングル曲5枚、アルバム4枚をリリースしました。

結成40周年

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