1994年12月公開、劇場版「家なき子」
1994年12月17日公開、配給は東宝。サブタイトルは「みなし子すずの哀しい旅」。ドラマ版のヒットを受けての映画化となった。
みなし子・すずの、その後を描いた作品。監督は、同作品のテレビ・シリーズも手掛けた細野英延。脚本は、いとう斗士八と細野英延の共同。撮影は、「水の旅人 侍KIDS」の阪本善尚。
名子役・安達祐実が懐かしい劇場版予告
【CM】映画「家なき子」TVCM 安達祐実(1994年) - YouTube
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あらすじ
クリスマスに苦しみます・・・。
クリスマスで賑わう街の中、ケーキを盗み捕まった少女がいた。「同情するなら金をくれ!」それ はみなし子となった相沢すず(安達祐実)であった。警察に突き出されそうになったところを磯貝 (斉藤洋介)という男に助けられるが、だまされてサーカスに売られるハメに。
いじめっ子真弓との再会
磯貝は身寄りのない子供達を集めては、サーカス団員として、不当な労働を強制しており、すずとリュウも軟禁状態でサーカス団に連行されてしまう。そして伯父と離婚後、磯貝の後妻となった京子・その娘で従姉妹の真弓と再会。嫌がらせを受ける
せっかくの味方にも不幸が襲う
しかし、そんな彼女に優しく接する少女がいた。その少女の名は恵。実の兄のように慕っている稔という青年と共に、サーカスの花形である空中ブランコ乗りとして活躍している少女だ。だが、恵は生れつき心臓が弱く、練習中に倒れてしまう。そんな彼女を見て稔とすずは、稔の実の父親であるらしい、県会議員の南条に恵の手術代を借りに彼の元を訪れるが、けんもほろろに取り合ってもくれなかった。
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恵の代役を務めるすず
医師・黒崎に頼むことを思いついたすずは、彼の病院へリュウを走らせ、自分は恵の代わりを務めようと、稔の指導の下、空中ブランコの練習に励むのだった。「いそがいサーカス」の公演初日、リュウに案内されてやって来た黒崎によって恵の応急手術が行われた。恵は一命をとりとめ、すずも空中ブランコを成功させる。
政治家のあり得ない策略
しかし、中央政界への進出をもくろんでいる南条にとって、自分の過去の汚点となる稔と恵は邪魔な存在。そこで、恵が入院した病院の医師を買収して、恵を殺害した南条は、続いて稔とすずをサーカスのテントごと、事故にみせかけて焼死させようと火を放つ。だがその時、稔が昔愛した女との間に出来た子であることを知った南条は、稔を救おうとして自らの命を落としてしまう。その後、稔は別のサーカスに入団し、すずはまたリュウと共に孤独な生活に帰っていくのだった。