仮面の忍者 赤影
因みに日本において最初のカラー放送は意外に早くて1960年です。ただ、1965年の時点でもカラーテレビの全国台数は5万台以下だったとか。
全ての放送がカラーとなったのは意外に遅くては1977年10月1日であったのです。
快傑ライオン丸
その第1弾といってよいでしょう「快傑ライオン丸」は1972年より放送開始されました。勿論ライオンが忍者になっているわけではありませんよ。忍者が変身してライオンになるんです。
時は戦国時代。大魔王ゴースンが日本への侵略を開始。己の死を悟った忍者・果心居士は、弟子の獅子丸に金砂地の太刀を託し、打倒ゴースンを命じる。獅子丸は刀の力を使った忍法獅子変化で獅子面の剣士・ライオン丸に変身。仲間の小助や沙織、そして天馬ヒカリ丸とともに、ゴースンの送り込んでくる魔人たちを次々と討ち果たしていく。
そして戦いが熾烈を極める中、獅子丸の前に現れたのは、かつてない強敵で、銀砂地の太刀を持つ虎面の剣士・タイガー・ジョーであった。
因みに、当初の企画では「ライオンマン」となっていて時代劇ではなかったそうです。
快傑ライオン丸 1972 風よ光よ 秀夕木、ヤング・フレッシュ
「快傑ライオン丸」はアメリカでも人気だったようで、2002年には「Samurion」としてリメイクが企画されています。実現はしていませんが、アメリカ版も観てみたいですよね。
変身忍者 嵐
血車党のハヤテは化身忍法の秘術を編み出した谷の鬼十を父にもつ青年忍者である。だが悪の結社と化した血車党は秘術を奪い、次々と化身忍者を作り出して日本征服を企んでいた。血車党を脱党した鬼十の手によって改造されたハヤテは、正義の変身忍者となって日本を守るため血車党に戦いを挑む。一方、徳川幕府は血車党の陰謀を探るため公儀隠密・名張のタツマキとカスミ、ツムジの親子を送り込み、ハヤテと知り合った彼らは、血車党と共に戦う仲間となる。一方、血車党の首領・魔神斎は次々と化身忍者を差し向けるが嵐を倒すことができず、西洋妖怪一門の首領・悪魔道人に協力を依頼する。強力な西洋怪人に苦戦する嵐。その時、嵐の前に謎の剣士・月の輪が現れる。苦闘の末、双子の兄フユテが変身した月の輪と合体して血車党を壊滅に追い込む嵐。だが、血車党をしのぐ真の敵・大魔王サタンが立ちはだかった・・・。
Henshin Ninja Arashi Henshin
「快傑ライオン丸」「変身忍者 嵐」だけでなく、必殺シリーズの第1弾「必殺仕掛人」が始まるのも、映画「子連れ狼(テレビ放送開始は1973年)」が公開されたのも1972年です。この年は一風変わったチャンバラ作品の当たり年だったようです。
企画:うしおそうじ、別所孝治
脚本:高久進、若槻文三、田村多津夫etc.
監督:石黒光一、安藤達己、土屋啓之助、曽我仁彦etc.
出演者:潮哲也、九条亜希子、梅地徳彦、戸野広浩司、福島資剛
放送期間:1972年4月1日~1973年4月7日