チャンバラ
子供のころは時代劇と言えばチャンバラでした。チャンバラは最高のエンターテインメントですからね。
因みにチャンバラとは、剣劇(けんげき)とも称され、刀で斬り合うことを指します。刀で斬り合う時に出る音に由来しているそうですが、つまりチャンバラとはアクション時代劇ってことですね。面白くない筈がない!です。
チャンバラの歴史は古く、最初は芝居が人気でした。「月形半平太」や「国定忠治」といった演目が話題を集め1920年代(大正末期 - 昭和初年)に「ちゃんばら芝居」は隆盛を極めています。
しかし、ちびっ子たちにとって身近な存在となったチャンバラは60年代にテレビで放送開始された「白馬童子」でしょう。子供たちは熱狂したようですね。
その後、日本中に忍者ブームを巻き起こすチャンバラ作品が1962年から放送開始されます。
隠密剣士
1962年10月7日から1965年3月28日まで、何と実に計128話も制作されています。
幼少家斉十一代将軍就任の頃、幼少将軍擁立を不満とする尾張家に不穏な動きをみせ、時の老中・松平定信を中心とする幕閣首脳は、公儀隠密伊賀者を尾張に潜入させた。伊賀忍者は尾張家をして将軍職にという、陰謀荷担の証拠たる各大名の血判連判状を手に入れて尾張を脱出した。家斉の妾腹兄・信千代は早くから隠居、名前も秋草新太郎と変えて、気楽な生活に安んじていた。或る晩、周作少年を供に夜釣りに出た新太郎は、瀕死の重傷を負った伊賀組と名乗る侍から袱紗包みを預けられた瞬間、伊賀忍者の襲撃を受けた。それを救ったのは、脱出した忍者を待ちうけていた伊賀組頭・高山太郎佐と同心・霧の遁兵衛だった。新太郎は二人が公儀隠密と知り、袱紗包を渡す。証拠品を握った定信は、尾張家糾弾として上使を尾張にさしむけることになり、その役目を新太郎に頼んだ。新太郎は異母弟のためと知って、その役目を快く引き受けるのだった。
隠密剣士 第8シリーズ 第13話
忍者部隊月光
ただの忍者では満足できないんですよね。そこで「忍者部隊月光」です。
忍者部隊月光
監督:土屋啓之助、吉野安雄、仲木睦、福原博、、高橋繁男、山田健、石川義寛
脚本:西田一夫、田村多津夫、高久進、佐々木亮、織田清司、山田健、巻本公三、吉田喜昭、水木襄、山浦弘靖、藤川桂介
発表期間:1964年1月3日~1966年3月31日
ニッポン忍法の奥義を極めた9人の“忍者部隊"が、世界動乱の陰謀を企むブラック団一派と対決、得意の忍術でその野望を断ち切って世界平和のために大活躍する痛快作!
しかし、これが大当たりしました。全130話が放送されていますから人気のほどが伺えますね。
Phantom Agents -" A Operation Of Gale Mountains" First Part
仮面の忍者 赤影
当時スタイリッシュという言葉を知らない少年たちに「仮面の忍者 赤影」が何故スタイリッシュに見えたのかというと、そりゃもう主人公の赤影が付けている赤い仮面につきます!光線でますしね。
敵も強いです。怪獣でますから。スタイリッシュ云々よりも、これはもう明らかにターゲットを少年に絞った戦略ですよね。この大人たちの企みに当時の少年たちはまんまとはまりましたよ。
原作:巌竜司
脚本:村松道平、高田宏治
監督:仲木睦
音楽:吉田栄治