美人漫才師としてブレイク!上沼恵美子の海原千里・万里時代
2017年9月5日 更新

美人漫才師としてブレイク!上沼恵美子の海原千里・万里時代

関西芸能界の女帝・上沼恵美子。彼女の芸歴は古く、デビューは今から46年前。その当時、中学を卒業したばかりでアイドル的人気を誇っていた彼女が、女流漫才コンビ「海原千里・万里」として活躍していたことについて、振り返りたいと思います。

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関西芸能界に君臨する「西の女帝」上沼恵美子

和田アキ子を「芸能界の女帝」とするならば、「西の女帝」といえば上沼恵美子…。こんなふうに語られるようになって、いったい、どれくらいの時間が経過したのでしょうか。

現在、上沼が出演しているレギュラー番組は、『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(ABC系)や『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ系)など、計5本(2017年8月18日現在)。『わが心の大阪メロディー』(NHK大阪放送局)以外は、すべて上沼の名を冠した正真正銘の冠番組であり、いずれも高視聴率をマーク。齢60を超えてもなお、絶大な威光を放ち続けています。
上沼恵美子「あかんたれ」

上沼恵美子「あかんたれ」

もともとは歌手志望だった

今では全身からただならぬオーラを横溢させ、大物感を醸している上沼にも当然、「若手」と呼ばれる時代がありました。彼女がデビューしたのは、今から46年前となる1971年のこと。
もともと演芸好きだった父の影響もあり、幼少期より観劇に親しんだ上沼は、いつからか歌手になることを夢想するようになります。そんな彼女がお笑い芸人を志したのは、誰あろう、姉・百々子の影響です。元来、漫才師を志していた百々子は、デビュー直前というところで、相方に逃げられてしまいます。そのため、歌手志望の妹・恵美子を誘い、姉妹コンビ「海原千里・万里」としてデビューするに至ったのです。上沼がまだ中学校を卒業したばかりの16歳の時でした。
百々子と恵美子

百々子と恵美子

師匠は、女流漫才師の先駆け的存在、海原お浜・小浜

2人が入門したのは、女流漫才師の海原お浜・小浜。戦前より活躍した女性しゃべくり漫才コンビの先駆け的存在だった大御所の指導を受けて、百々子と恵美子はメキメキと力を付けていきました。
海原お浜・小浜

海原お浜・小浜

抜群にうまかった海原千里・万里

上沼の師匠の一人・海原小浜は、晩年にあたる2006年ごろ、「最近の若手は勉強が足りん」と苦言を呈していたといいます。このコメントだけ切り取ると、老境に達した者にありがちな愚にもつかない若者批判に見えてしまいますが、愛弟子「海原千里・万里」の漫才を見ていると、そういうわけでもなさそうです。

とにかく動画を見ていただいたほうが早いかと思うのですが、ズバ抜けてうまいのです。間・テンポ・タイミング…。素人目に見ても、ものすごい水準にあることが分かります。これほど優れた弟子を持つ小浜が、現在のお笑い界で跋扈しているぽっと出の一発屋・芸人に対し、一言物申したくなるのも無理はないのです。

海原千里・万里の漫才

第1回上方お笑い大賞にて

ビートたけしの妻は、千里・万里の漫才を見て、芸人の道を辞めた

その洗練された芸は、同業者にも大きな影響を与えたようです。海原千里・万里より3年遅れてデビューした島田紳助は、当時大人気だった2人の漫才を、一言一句漏らさず書き起こして漫才の研究をしたといいます。また後年2人の活躍を振り返り、「当時、千里・万里の影響受けてない若い奴いてないん違いますか」と最大級の賛辞を送ったことも。
さらに、女性漫才師をほとんど認めないビートたけしからも「うまかった」と評され、その妻・北野幹子は、海原千里・万里の漫才を見て、廃業を決意したといいます。

離婚報道のたけし×妻(北野幹子)の貴重な夫婦漫才!

容姿の良さで、アイドル的人気だった

海原千里・万里はビジュアル面でも、後進に多大な影響を及ぼしました。彼女たち以前の女流漫才師といえば、内海桂子・内海好江のように和装に三味線がデフォルト。しかし、千里・万里は、見た目も鮮やかなキャッチーな衣装を身にまとい、客前に立ってしゃべくり漫才を披露。容姿の可愛らしさ(特に恵美子)もあって、当時はアイドル的人気を誇っていたといいます。
海原千里・万里 by 懐かしいもの倉庫3 音楽/動画 - ニコニコ動画 (1913834)

女流漫才師としてビジュアル面でも革新的だった

シングル『大阪ラプソディー』が、40万枚のスマッシュヒットを記録

大人気だった2人は、1973年に歌手デビューも果たしています。デビュー曲は『幼なじみでおないどし/いつもの散歩道』。しかしもっとも有名な楽曲というと、1975年に発表された『大阪ラプソディー』でしょう。

漫才で見せる2人の息の合った掛け合いは、デュエットにおいても健在。歌手志望だった恵美子がメインパートを歌い、サブを百々子が担うという構成のこのシングルは40万枚のスマッシュヒットを飛ばしました。
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