『超力ロボ ガラット』(1984年)
Welcome!ガラット 村田有実 - YouTube
「ジャンブー・クルット」から「ジャンブー・ガラット」へ変形
「気張りポーズ!みなぎる〜!」の掛け声とともに巨大化しジャンブー・クルットになる。クルット時は全高6.1m。武器は「バンザイ剣」
ジャンブーの改造は、膨張超合金製の改造部品によって施された。その部品は、ランナーの枠に繋がれたどう見てもプラモデルのパーツであり、キウイ博士はレーザーニッパーと接着剤を使って作業を行った。
「ジャンブー・ガラット」
クルットからに上下逆転(後転)してジャンブー・ガラットに変形。ガラット時は全高9.8m。変形武器「ガラット・アームド・バリアンティ」を使用。ガラットディバイザー(ビーム剣)、ガラットブラスター(熱線銃)、ガラットジャベリン(槍)に多段変形する。
ガラット3体のデザインは大河原邦男の手によるものであるが、放送が急遽決まった作品であるために作り込む時間が無く、ガラット形態時の顔に関しては企画スタッフに丸投げしてしまっている。そのためか、ジャンブー・ガラットはダイターン3やトライダーG7、ダイオージャ等の歴代サンライズスーパーロボットに酷似している。
「パティーグ・クルット」から「パティーグ・ガラット」に変形
クルット時は全高5.5m、「ほとばしポーズ!」または「ほとばしりますワ!」の掛け声で巨大化しパティーグ・クルットに。武器は「やったねトンカチ」で、一人称が「わらわ」になる。
「パティーグ・ガラット」
上下逆転(側転)でパティーグ・ガラットに変形。ガラット時は全高9.0m。変形武器「パティーグ・アームド・バリアンティ」を使用。パティーグスライサー(ビーム剣)、パティーグショット(ビーム銃)、パティーグボーガン(矢状のエネルギーを発射するクロスボウ)に多段変形する。
パティーグ・ガラットの顔はアイアン・ギアーを彷彿させるデザインなため、「アイアン・ギアーの妹」とも揶揄されることがある。決定稿では女性型ロボットらしいスマートさを備えたデザインであるが、設定作業の段階ではカミーグ・ガラット並みに男性的なフォルムのデザインも存在しており、当時のアニメ誌にもラフデザインが掲載されていた。
「カミーグ・クルット」から「カミーグ・ガラット」
「いきりポーズ!」または「いきりたつ〜!」の掛け声で巨大化しカミーグ・クルットに、クルット時は全高5.3m。武器は「きりふだスティック」
「カミーグ・ガラット」
脚部とバックパックとが入れ替わることでカミーグ・ガラットに変形。ガラット時は全高8.8m。変形武器「カミーグ・アームド・バリアンティ」を使用。AパーツとBパーツで構成され、Aパーツはシャフト & チェーン(なぎなたと鎖分銅)、ライフル(長射程ビーム銃)に多段変形する。また、AパーツにBパーツ(弾倉)を合体させてバズソーカノン(バズーカ)になる。なおシャフト&チェーンのチェーン部分とライフルは本編未使用。
カミーグ・ガラットの顔はバイファムを彷彿とさせるデザインに仕上がっているが、全体的な雰囲気から「ガンキャノンの弟」と揶揄されることもある。
『機動戦士Ζガンダム』(1985年)の「可変モビルスーツ」と「可変モビルアーマー」
RG 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム (機動戦士Zガンダム)
名古屋テレビを制作局として、ANN系列で1985年(昭和60年)3月2日から1986年(昭和61年)2月22日まで、毎週土曜日17:30 - 18:00の時間帯にて全50話が放送された。物語は1979年 - 1980年に放送された『機動戦士ガンダム』の続編にあたるが、設定はその劇場映画版3部作から連なるものとなっている。略称は「Ζ(ゼータ)」。
『機動戦士Ζガンダム』(1985年)Opening 1 (Original) - YouTube
ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍は増長し、コロニーに対して、支配と圧力を強めていた。やがて連邦軍内部に「ジオンの残党狩り」を名目に、スペースノイドへの強権的制裁を加えるエリート部隊「ティターンズ」が創設された。そして、急速に勢力を拡大するティターンズに呼応して、反発する一部の連邦軍人やスペースノイド達は、反地球連邦組織「エゥーゴ」を結成する。その中には、かつてジオン公国軍のエースパイロットとして戦った「赤い彗星」ことシャア・アズナブルも、クワトロ・バジーナと名を変えてエゥーゴの一員として参加していた。エゥーゴはティターンズの拠点であるサイド7のコロニー「グリーンオアシス」を襲撃し、コロニーの住民カミーユ・ビダンがその戦闘に巻き込まれていく。
バイファムのリアルロボット路線から心機一転、ギャグをメインとしたライト感覚な路線への転換を図るも、視聴者からの人気は今一つだった。
後半はてこ入れのため、宇宙シンジケートに代わる敵としてドリアル星人を登場させ、本編に関わらないモブと断言していたどすこい姉妹に設定上の意味を与え、ポップなギャグ路線を半ば放棄する形(お約束として「基本的に死者は出ない」を破った)になったが、視聴率は回復出来ず、当時の視聴者からは「早すぎたギャグロボットアニメ」と評価されている。