『はじめ人間ギャートルズ』
製作・著作:トムス・エンタテインメント(2021年現在)
放送期間:1974年10月5日から1976年3月27日
放送時間:土曜19:00から19:30
放送局:NET系列(TBS系列から移動)
放送話数:全77話
主題歌:「はじめ人間ギャートルズ」ザ・ギャートルズ
放送期間:1974年10月5日から1976年3月27日
放送時間:土曜19:00から19:30
放送局:NET系列(TBS系列から移動)
放送話数:全77話
主題歌:「はじめ人間ギャートルズ」ザ・ギャートルズ
スタッフ
原作:園山俊二
演出:福富博(最終回担当)ほか
脚本:福富博(最終回担当)ほか
作画監督:香西隆男
美術監督:小林七郎
美術設定:竜池昇
音楽:かまやつひろし、藤沢守
演出:福富博(最終回担当)ほか
脚本:福富博(最終回担当)ほか
作画監督:香西隆男
美術監督:小林七郎
美術設定:竜池昇
音楽:かまやつひろし、藤沢守
キャスト
ゴン:丸山裕子
父ちゃん:肝付兼太
母ちゃん:花形恵子
ピー子:吉田理保子
父ちゃん:肝付兼太
母ちゃん:花形恵子
ピー子:吉田理保子
『はじめ人間ギャートルズ』とは
ファンタジーな架空の原始時代を舞台に、はじめ人間たちの生活を描いたギャグアニメ。
原作は園山俊二の『はじめ人間ギャートルズ』。これはアニメの放送に合わせて連載されたもので、他のシリーズもある。
音楽の藤沢守とは久石譲の本名で、これが劇伴音楽のデビュー作。
原作は園山俊二の『はじめ人間ギャートルズ』。これはアニメの放送に合わせて連載されたもので、他のシリーズもある。
音楽の藤沢守とは久石譲の本名で、これが劇伴音楽のデビュー作。
『はじめ人間ギャートルズ』の最終回
第77話「やつらの足音が聞こえた!の巻」
ギャートルズ平原に、山のゴリラたちをひきつれて白馬に乗ったブンメーという男がやってきた。
ブンメー「おお!これぞ探し求めたる聖なる大地!この無限の広がり。余が開拓するにはまさにうってつけの大地であるぞよー!」
ゴン、父ちゃん、ドテチンが狩猟のために通りかかる。ブンメーは父ちゃんに「この平原の持ち主はおるか?」と尋ねた。それに「誰のものでもない」とこたえる父ちゃん。そんな当たり前のことを聞くなんて頭がおかしいのでは、と呆れて去る3人。
ブンメー「よおし、この大地は余のものじゃ!余は王者なり!ものども、ただちに行動開始!」
ゴリラたちは地面に杭を打ち、何かを建設し始めた。
マンモスと格闘していたゴンたちのところに、仲間のトナリがやってきて「変なやつがギャートルズ平原にきて、とんでもないことを始めた」という。
見に行くとブンメーは平原を柵で囲い、看板を立てていた。そこには「今日よりこの地を余のものと為す」と書いてある。
怒る父ちゃん。
父ちゃん「やい、一体どういうつもりなんだ!こんな立て札たてやがって!この平原はなあ、誰のものでもないんだ!」
ブンメーは、今まで誰も所有権を主張していなかったのだから余のものだと言う。
ブンメー「奪うなら向かってこい!余は命をかけても、守ってみせる!」
ゴリラたちが威嚇し、かなわないとゴンたちは退散した。
父ちゃん「しかしあいつ、土なんかほじくり返して何をやってるんだろうなあ?」
トナリ「ああ、さっぱりわけがわからん」
しばらく様子を見ることにする。
夜通し働くゴリラたち。
朝になると柵はさらに広がっていた。
父ちゃん「どういうことだ?こんなに広げやがって!」
物見やぐらの上のブンメー。
ブンメー「広い大地で耕せば、それだけ収穫も多くなる」
『耕す』も『収穫』もわからない父ちゃんたち。これで食べ物が確保できるというが、意味がわからない。
父ちゃん「こんな変なやつにかまってる暇はないや」
一同、去る。
ブンメー「おお!これぞ探し求めたる聖なる大地!この無限の広がり。余が開拓するにはまさにうってつけの大地であるぞよー!」
ゴン、父ちゃん、ドテチンが狩猟のために通りかかる。ブンメーは父ちゃんに「この平原の持ち主はおるか?」と尋ねた。それに「誰のものでもない」とこたえる父ちゃん。そんな当たり前のことを聞くなんて頭がおかしいのでは、と呆れて去る3人。
ブンメー「よおし、この大地は余のものじゃ!余は王者なり!ものども、ただちに行動開始!」
ゴリラたちは地面に杭を打ち、何かを建設し始めた。
マンモスと格闘していたゴンたちのところに、仲間のトナリがやってきて「変なやつがギャートルズ平原にきて、とんでもないことを始めた」という。
見に行くとブンメーは平原を柵で囲い、看板を立てていた。そこには「今日よりこの地を余のものと為す」と書いてある。
怒る父ちゃん。
父ちゃん「やい、一体どういうつもりなんだ!こんな立て札たてやがって!この平原はなあ、誰のものでもないんだ!」
ブンメーは、今まで誰も所有権を主張していなかったのだから余のものだと言う。
ブンメー「奪うなら向かってこい!余は命をかけても、守ってみせる!」
ゴリラたちが威嚇し、かなわないとゴンたちは退散した。
父ちゃん「しかしあいつ、土なんかほじくり返して何をやってるんだろうなあ?」
トナリ「ああ、さっぱりわけがわからん」
しばらく様子を見ることにする。
夜通し働くゴリラたち。
朝になると柵はさらに広がっていた。
父ちゃん「どういうことだ?こんなに広げやがって!」
物見やぐらの上のブンメー。
ブンメー「広い大地で耕せば、それだけ収穫も多くなる」
『耕す』も『収穫』もわからない父ちゃんたち。これで食べ物が確保できるというが、意味がわからない。
父ちゃん「こんな変なやつにかまってる暇はないや」
一同、去る。
畑を耕し続けるゴリラたち。日は過ぎて夏がきた。
ブンメー「やがてこの大地に満ち溢れる実りが訪れる。その時、その時こそお前らはより一歩、文明に近づくのじゃ。飢えの心配もなく、いつまでも豊かに暮らせるのじゃ」
はじめ人間たちは、ギャートルズ平原からブンメーを追い出そうと話をしていた。長老は「冷静に」と言うが、川の水を勝手に畑に引いて所有権まで主張しているという。長老は「あの男が何をしようとしているのかを知ることじゃ」とさとす。
そこへ泣きながらピー子が現れた。ブンメーはお花畑に看板を立て、勝手に自分の避暑地にしたと言う。
ゴン「これじゃ、そのうちぼくたちの住むとこがなくなっちゃうよ!」
ブンメーはあちこちに立札を立てていて、子供たちの遊ぶところもなくなってるし、木を切ったから山も荒れ放題だという。
「ほっとけばわしらの方がこの平原から追い出されるぞ!」
追い出そうと意気込む人々。
父ちゃん「しかし相手は手ごわいぞ」
だが戦うことに決定し、はじめ人間たちは武器を持って畑を襲う。
ブンメー「おのれ、こしゃくな!原始人どもめ!」
はじめ人間たちとゴリラが衝突しようという時、ブンメーが「止まれ!」と怒鳴った。
ブンメー「よく考えろ!愚かなる原始人どもよ。危険な狩りをし、年中食べ物の心配をして何が幸せというのか。それより余に従え!」
父ちゃん「待てよ。もしかしてこの『収穫』というものがマンモの肉よりもうまいかもしれんし、こんな争いをするよりは」
秋になれば『収穫』が行われるし、戦いはそれからでもできるからと我慢することになった。さらにブンメーは『収穫』が終わればサル酒よりもうまいものをいくらでも飲ませてやると言う。
ゴン「待ってよ!あんなやつの言いなりになるのは嫌だよ!ぼくたちははじめ人間なんだ。地平線も見えないこんな狭いとこ、ぼくは嫌だ!」
ピー子「ゴンの言う通りよ!あんな高いところから見張られて窮屈な生活するなんて私も嫌!」
だが長老に説得されてしまう。
ブンメー「やがてこの大地に満ち溢れる実りが訪れる。その時、その時こそお前らはより一歩、文明に近づくのじゃ。飢えの心配もなく、いつまでも豊かに暮らせるのじゃ」
はじめ人間たちは、ギャートルズ平原からブンメーを追い出そうと話をしていた。長老は「冷静に」と言うが、川の水を勝手に畑に引いて所有権まで主張しているという。長老は「あの男が何をしようとしているのかを知ることじゃ」とさとす。
そこへ泣きながらピー子が現れた。ブンメーはお花畑に看板を立て、勝手に自分の避暑地にしたと言う。
ゴン「これじゃ、そのうちぼくたちの住むとこがなくなっちゃうよ!」
ブンメーはあちこちに立札を立てていて、子供たちの遊ぶところもなくなってるし、木を切ったから山も荒れ放題だという。
「ほっとけばわしらの方がこの平原から追い出されるぞ!」
追い出そうと意気込む人々。
父ちゃん「しかし相手は手ごわいぞ」
だが戦うことに決定し、はじめ人間たちは武器を持って畑を襲う。
ブンメー「おのれ、こしゃくな!原始人どもめ!」
はじめ人間たちとゴリラが衝突しようという時、ブンメーが「止まれ!」と怒鳴った。
ブンメー「よく考えろ!愚かなる原始人どもよ。危険な狩りをし、年中食べ物の心配をして何が幸せというのか。それより余に従え!」
父ちゃん「待てよ。もしかしてこの『収穫』というものがマンモの肉よりもうまいかもしれんし、こんな争いをするよりは」
秋になれば『収穫』が行われるし、戦いはそれからでもできるからと我慢することになった。さらにブンメーは『収穫』が終わればサル酒よりもうまいものをいくらでも飲ませてやると言う。
ゴン「待ってよ!あんなやつの言いなりになるのは嫌だよ!ぼくたちははじめ人間なんだ。地平線も見えないこんな狭いとこ、ぼくは嫌だ!」
ピー子「ゴンの言う通りよ!あんな高いところから見張られて窮屈な生活するなんて私も嫌!」
だが長老に説得されてしまう。
【120分🍖10話パック】はじめ人間ギャートルズ★1~5「ハジメンカリーンの巻/マンモギャーの巻」「ピカピカイシンの巻/キビキビシラーの巻」ほか
via www.youtube.com
はじめ人間とゴリラたちが、共同でブンメーの畑で働いている。
秋がきた。広大な小麦畑を見下ろして言う。
ブンメー「見ろ!この実りを!明日にでも取り入れじゃ!」
大笑いするブンメー。
父ちゃん「おい、トナリ。『収穫』って食い物、これのことか?」
小麦を見て言う。
トナリ「どうやら、そうらしいな」
「こんなものがうまいのかねえ?」
ゴン「長老さん、これを待ってたの?」
そのとき、長老が鼻をひくつかせた。
長老「ゴン、来たぞ。やって来たんじゃ、やつらが!」
ゴン「や、やつらって?」
風に乗って匂いが届き、はじめ人間たちの表情が変わる。
父ちゃん「来た!来たぞ!」
長老はゴンに「渡りマンモスが来た」と教える。
長老「そうともゴン。耳を澄ましてみろ、聞こえるじゃろうが。マンモスの群れの足音が」
飢えた渡りマンモスの群れが、この畑を目指してやって来るのだ。
はじめ人間たちは畑から飛び出していく。それに「さぼるんじゃない」と怒るブンメー。しかし武器を手に走る男たち。
長老「マンモスを怖がるものは、我らはじめ人間にはひとりもおらん!おるとすればブンメー、お前だけじゃ!」
高見やぐらの上で怯えているブンメー。
渡りマンモスたちは畑に踏み入った。狩りが始まる。
マンモスは高見やぐらも壊した。落ちるブンメー。
ブンメー「収穫はもうすぐじゃないか!ば、ばかな…」
狩りは続いている。ゴンをピー子たちが応援している。
そして狩りは終わった。踏み荒らされた畑にマンモスたちが転がっている。
父ちゃん「やったぞ!マンモスの山だ!はっ?そうだ、これが『収穫』なんだ!みんな、収穫だ、収穫だ!」
収穫だ!と連呼し喜ぶはじめ人間たち。
ピー子「ゴン、見て!」
笑顔になって走るゴン。畑を抜けると、そこには大きな大きな夕日。
ゴン「地平線だ!」
その美しさを眺める一同。
夕日の前を、マンモスを運んで行くはじめ人間たち。みな夕焼けで黄金色に染まっている。
流れてくるエンディング曲『やつらの足音のバラード』。大地にどこまでも続く足跡。
夜。平原に風が吹く。
秋がきた。広大な小麦畑を見下ろして言う。
ブンメー「見ろ!この実りを!明日にでも取り入れじゃ!」
大笑いするブンメー。
父ちゃん「おい、トナリ。『収穫』って食い物、これのことか?」
小麦を見て言う。
トナリ「どうやら、そうらしいな」
「こんなものがうまいのかねえ?」
ゴン「長老さん、これを待ってたの?」
そのとき、長老が鼻をひくつかせた。
長老「ゴン、来たぞ。やって来たんじゃ、やつらが!」
ゴン「や、やつらって?」
風に乗って匂いが届き、はじめ人間たちの表情が変わる。
父ちゃん「来た!来たぞ!」
長老はゴンに「渡りマンモスが来た」と教える。
長老「そうともゴン。耳を澄ましてみろ、聞こえるじゃろうが。マンモスの群れの足音が」
飢えた渡りマンモスの群れが、この畑を目指してやって来るのだ。
はじめ人間たちは畑から飛び出していく。それに「さぼるんじゃない」と怒るブンメー。しかし武器を手に走る男たち。
長老「マンモスを怖がるものは、我らはじめ人間にはひとりもおらん!おるとすればブンメー、お前だけじゃ!」
高見やぐらの上で怯えているブンメー。
渡りマンモスたちは畑に踏み入った。狩りが始まる。
マンモスは高見やぐらも壊した。落ちるブンメー。
ブンメー「収穫はもうすぐじゃないか!ば、ばかな…」
狩りは続いている。ゴンをピー子たちが応援している。
そして狩りは終わった。踏み荒らされた畑にマンモスたちが転がっている。
父ちゃん「やったぞ!マンモスの山だ!はっ?そうだ、これが『収穫』なんだ!みんな、収穫だ、収穫だ!」
収穫だ!と連呼し喜ぶはじめ人間たち。
ピー子「ゴン、見て!」
笑顔になって走るゴン。畑を抜けると、そこには大きな大きな夕日。
ゴン「地平線だ!」
その美しさを眺める一同。
夕日の前を、マンモスを運んで行くはじめ人間たち。みな夕焼けで黄金色に染まっている。
流れてくるエンディング曲『やつらの足音のバラード』。大地にどこまでも続く足跡。
夜。平原に風が吹く。
【公式】はじめ人間ギャートルズ ED「やつらの足音のバラード」”GIATRUS, THE FIRST MAN”(1974)
via www.youtube.com
その後の『はじめ人間ギャートルズ』
1975年に『東宝チャンピオンまつり』として本編の1作が上映されました。
1996年には『はじめ人間ゴン』というアニメが放送されています。こちらはリメイクされたマンガが原作。
1996年には『はじめ人間ゴン』というアニメが放送されています。こちらはリメイクされたマンガが原作。
![Amazon | はじめ人間ゴン BOX1 [DVD] | アニメ (2330527)](https://cdn.clipkit.co/tenants/1415/item_products/images/002/330/527/small/83ef4673-4cdd-4329-9c4b-189141653c0a.jpg?1641469839)
via amzn.to
mammoth 2022/1/10 05:58
岩石文字がバカ笑い
米国ではハンナバーベラ「ほのぼの家族(原始家族フリントストーン)」というのが感じが似ています