映画俳優としての顔も持ち合わせているナイナイの岡村
ナインティナインの岡村は、映画俳優の顔も持ち合わせる芸人として知られています。デビュー作は、雨上がり決死隊やFUJIWARAなど、吉本印天然素材のメンバーが主要キャストをつとめた1995年の映画『ごんたくれ』。同年12月には、中谷美紀の初主演作『BeRLiN』(ベルリン)へ出演したりもしています。
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もっとも、彼の俳優としての名声を一躍世に知らしめた作品といえば、翌1996年に公開された映画『岸和田少年愚連隊』でしょう。井筒和幸が監督をつとめた同作は、ケンカに明け暮れる少年たちの青春を描いた群像劇として評判を呼び、その年のブルーリボン作品賞に選ばれ、ナインティナインもブルーリボン新人賞を受賞しました。
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岡村が香港映画に主演するという触れ込みで、当時大いに話題を呼んだ『無問題』
「ブルーリボン新人賞受賞俳優」の称号を得た岡村でしたが、受賞して数年間は、とくだん俳優としての活動に積極的というわけではありませんでした。当時といえば、ナインティナインのレギュラー番組が次々と放送開始されていた時期。そんなタイミングに本業のお笑いと並行して、俳優業もこなしていけるほど、器用な男でもないのでしょう。
しかし、香港映画ファンであり、ジャッキー・チェンファンでもある彼にとって、アクション映画『無問題』のオファーにはよほど心動かされたのか、出演を快諾します。
吉本興業の関連会社『イエス・ビジョンズ』と『日本テレビ放送網』主導で製作された、ほぼメイド・イン・ジャパンの作品ながら、当時人気絶頂の岡村が香港映画に主演するということで、大いに話題を呼んだものです。
しかし、香港映画ファンであり、ジャッキー・チェンファンでもある彼にとって、アクション映画『無問題』のオファーにはよほど心動かされたのか、出演を快諾します。
吉本興業の関連会社『イエス・ビジョンズ』と『日本テレビ放送網』主導で製作された、ほぼメイド・イン・ジャパンの作品ながら、当時人気絶頂の岡村が香港映画に主演するということで、大いに話題を呼んだものです。
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岡村扮するスタントマン志望の男が活躍するアクションコメディ
物語のあらすじはざっとこんな感じです。
冴えないチビ男・川口大二郎(岡村)は、無類の香港映画好き。彼が唯一他人に誇れるもの…。それは美しい恋人・玲子(佐藤康恵)だけでした。しかし、その玲子がある日突然、大二郎のもとを去っていきます。理由は、香港にあるジャッキー・チェンの事務所で受付嬢になるためです。
冴えないチビ男・川口大二郎(岡村)は、無類の香港映画好き。彼が唯一他人に誇れるもの…。それは美しい恋人・玲子(佐藤康恵)だけでした。しかし、その玲子がある日突然、大二郎のもとを去っていきます。理由は、香港にあるジャッキー・チェンの事務所で受付嬢になるためです。
何としてでも玲子とのよりを戻したい大二郎は、一路香港へ。現地では、友人のスタントマン・阿部(吉田親彦)の協力を得て、アパートを借りることに成功。また、仕事にありつくために、阿部が働く撮影スタジオへ同行。そこでまともに広東語を話せない大二郎は、阿部からこうアドバイスされます。「ここでは何を言われても、“モウマンタイ”と答えるように」と。
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働き始めてしばらく経ったある日のこと。大二郎は撮影スタジオで、たまたま玲子と再会。しかし、「新しい生活がしたい」と気にも留めてくれません。一途な大二郎は彼女を振り向かせようと奮起し、いっそうスタントの仕事に注力していくのでした。
そんな折、大二郎の住む部屋へ、一人の女が侵入してきます。女の名前はリュウチン(ジェシカ・ソン)。彼女は四川からの密入国者であり、失踪した恋人・ハンを追ってやってきたのでした。自分と境遇が似ているリュウチンに大二郎は同情。仕事の合間にハンを探すと約束するのですが、果たして…。
そんな折、大二郎の住む部屋へ、一人の女が侵入してきます。女の名前はリュウチン(ジェシカ・ソン)。彼女は四川からの密入国者であり、失踪した恋人・ハンを追ってやってきたのでした。自分と境遇が似ているリュウチンに大二郎は同情。仕事の合間にハンを探すと約束するのですが、果たして…。
サモ・ハン・キンポーも本人役で出演
このように岡村以外のキャストは、当時日本であまり知名度がない役者ばかりでした。唯一のスターといえば、 サモ・ハン・キンポーくらいなものでしょう。
サモ・ハンの出演は既定路線ではなく、「もし出てくれたらラッキー」くらい思われていたようです。香港では“ビッグボス”と呼ばれる彼の威光は尋常ではなかったらしく、撮影スタジオに現れたとたん、一気に現場がピリついたとのこと。自身が出演するシーンの内容・撮影方法なども、すべてサモ・ハンがスタッフへああしろこうしろと指示を出し、すぐに撮影を終えて、帰っていったといいます。
サモ・ハンの出演は既定路線ではなく、「もし出てくれたらラッキー」くらい思われていたようです。香港では“ビッグボス”と呼ばれる彼の威光は尋常ではなかったらしく、撮影スタジオに現れたとたん、一気に現場がピリついたとのこと。自身が出演するシーンの内容・撮影方法なども、すべてサモ・ハンがスタッフへああしろこうしろと指示を出し、すぐに撮影を終えて、帰っていったといいます。
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挿入歌は岡村が歌うあのカバー曲
ちなみに本作の挿入歌は、岡村が歌うH2Oのカバー曲『想い出がいっぱい』でした。当時、相方の矢部が歌う『HOWEVER』と共に、よく、『ナインティナインのオールナイトニッポン』でかかっていたものです。
【岡村隆史】岡村さん復帰おめでとう!!【画像集】
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