樋口可南子‐北斎漫画(1981年)
樋口可南子といえば、今やすっかり「ソフトバンクのお母さん」のイメージ。しかし、30年以上前はヌード・濡れ場も厭わない若手の本格派女優として活躍していました。1981年の映画『北斎漫画』では、裸体にタコを乗せられるという、珍妙なエロシーンも演じています。
こうした過激な濡れ場を演じることに関して、とある番組の対談企画で「こういう姿を見られて恥ずかしくないんですか?」と質問されたところ、樋口は「裸になるというのは素の自分を晒すというのとは全然別の次元のことで、女優をやってて恥ずかしいと思う瞬間はもっと別のところにある」と返したといいます。ちなみにこの質問をしたのは、コピーライターの糸井重里。この収録からほどなくして、2人は10年にも及ぶ不倫関係となり、やがて結婚するに至るのでした。
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夏目雅子‐鬼龍院花子の生涯(1982年)
マチャアキ版『西遊記』の三蔵法師役で一世を風靡した夏目雅子。清純派としてのイメージの強い彼女ですが、24歳の時に濡れ場も演じています。その肢体を披露した作品は、宮尾登美子の同名小説を映画化した『鬼龍院花子の生涯』です。
鬼龍院花子の生涯(予告編)
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当初ヌードシーンにはスタントを立てる予定だったものの、夏目本人が「この映画では他の女優さんも脱いでいるのだから、私も脱いで演技します」と志願。所属事務所は清純派のイメージを崩してはなるまいと猛反対したものの、説得に説得を重ねて実現したのだとか。結果として、夏目はこの映画でブルーリボン賞を獲得。演技派女優としての脱皮が期待されていたのですが、その3年後、27歳にして夭折してしまうのでした。
松坂慶子‐道頓堀川(1982年)
当時29~30歳。女盛りの松坂慶子の相手役をつとめたのは、まだデビューしたばかりの20代前半の真田広之でした。
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松坂は小料理屋のママ、真田は貧乏な美大生役でひょんなことから出会い、やがて結ばれます。当時、イイ女の代表格だった松坂慶子とガッツリラブシーンを演じ、乳房にまでしっかりと吸い付いていた真田に対して、世の男性たちが羨望の眼差しを向けまくっていたのは言うまでもありません。
道頓堀川(予告)
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田中裕子‐天城越え(1983年)
松本清張の短編小説を映画化したこちらの作品。当時27歳だった田中裕子は、男を惑わす色香と過去に仕事仲間へ傷害沙汰を働くほどの血の気を併せ持つ、物語のキーマンとなる妖艶な女性役を熱演します。
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同作において、刑事からの尋問を受けて失禁するシーンでは「自前でやります」と平然と言い切った田中にとり、濡れ場程度ならお茶の子さいさいだったことでしょう。野外でくみしだかれる濡れ場も難なくこなしています。
ちなみに、この体当たりな演技は国内外で高く評価され、田中は同年の日本アカデミー賞主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モントリオール世界映画祭主演女優、アジア太平洋映画祭主演女優賞など、さまざまな賞を受賞しました。
ちなみに、この体当たりな演技は国内外で高く評価され、田中は同年の日本アカデミー賞主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モントリオール世界映画祭主演女優、アジア太平洋映画祭主演女優賞など、さまざまな賞を受賞しました。
天城越え 予告編
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2017/11/20 18:56
濡れ場の意味、私も知りたいです!
詳しい方よろしくお願いします!
2017/11/20 18:55
「ひとひらの雪」の秋吉久美子さんは、お世話になりました。
濡れ手に泡 2017/11/20 16:42
「濡れ場」の由来って何ですか?