映画「CHECKERS IN TAN TAN たぬき」に出演 ・ブロマイド売り上げ第1位を獲得しアイドル並の忙しさ<1985年>
山奥の森の中、超能力を持つたぬきたちが人間に化け、音楽を奏で踊りに興じ平和に暮らしていた。だがある日、その超能力を悪用しようとする国際的陰謀団「オペレーション・ランプーン」が彼らを襲った。命からがら逃げ出した七匹のたぬき(チェッカーズ)は貨物列車に忍び込み、大好きな音楽への熱い想いを胸に、人間に化け東京へ向かう。
チェッカーズのメンバーがチェッカーズとして実名で出演する、異色の冒険ファンタジー。
年度 | 順位 |
---|---|
1983年 | 8位 |
1984年 | 1位 |
1985年 | 1位 |
1986年 | 3位 |
1987年 | 2位 |
1988年 | 2位 |
アイドルの男性グループには当然 女性ファンが多いですが、チェッカーズは男性からも支持されていました。
アイドルのように扱われていましたが、藤井郁弥さんのボーカルは天性の声質とテクニックの上手さで最高でしたし、サイドボーカル2人が魅力的に曲を盛り上げていました。
バンドとしての完成度も高かったですよね。
リリース | 作詞 | 作曲・編曲 | オリコン | |
---|---|---|---|---|
あの娘とスキャンダル | 1985年3月21日 | 売野雅勇 | 芹澤廣明 | 5位 |
俺たちのロカビリーナイト | 1985年7月5日 | 売野雅勇 | 芹澤廣明 | 8位 |
HEART OF RAINBOW | 1985年9月21日 | 売野雅勇 | 芹澤廣明 | 30位 |
神様ヘルプ! | 1985年11月1日 | 康珍化 | 芹澤廣明 | 44位 |
Cute Beat Club Band(キュート・ビート・クラブ・バンド)
1985年に企画アルバムを、1987年には12インチシングルとライブアルバム、写真集を発売した。
Cute Beat Club Bandメンバー
藤井郁弥 → Hellow Fujii(vocal)ハロー・フジイ
武内享 → Crazy Tohru(guitar)クレイジー・トオル
高杢禎彦 → Elegant Moku(vocal)エレガント・モク
大土井裕二 → Route Yuji(bass)ルート・ユウジ
鶴久政治 → Special Tsuruku(vocal)スペシャル・ツルク
徳永善也 → Knight Yoshiya(drums)ナイト・ヨシヤ
藤井尚之 → Evally Fujii(sax)エブリィー・フジイ
アイドル路線からの脱却 楽曲がオリジナルへ<1986年~>
リリース | 作詞 | 作曲・編曲 | オリコン | |
---|---|---|---|---|
OH!!POPSTAR | 1986年2月21日 | 売野雅勇 | 芹澤廣明 | 9位 |
Song for U.S.A | 1986年6月5日 | 売野雅勇 | 芹澤廣明 | 11位 |
チェッカーズ自体は「脱アイドル」と宣言したわけではないのですが、メンバーが作詞・作曲を手掛けるオリジナルソングを歌うようになります。
作曲家・芹澤廣明が語る”チェッカーズ”への曲提供をやめた理由
十何曲書いて、ネタが尽きちゃったんだな。もうこれ以上作れないと思ったんです。ひとつのアーティストにそんなに書けないよ。僕が本来やりたい音楽とも違ったわけだしね。
<中略>
こっちがくたびれちゃったんです。出すとだいたい50万枚以上売れて、次もヒットを期待されるでしょ。
アイドル並の人気を誇ったチェッカーズの時代は、チェッカーズにとっても作曲家・芹澤廣明氏にとっても本来やりたい音楽ではなかったという事です。
芹澤氏は、2018年に自身が作曲した「LightItUp!」を歌い全米デビュー。10代の頃からの夢が叶ったようです。
作詞:売野雅勇 作曲・編曲:芹澤廣明
1984年度年間(オリコン)8位