編集担当からのおすすめ情報
国民的スターとの幸せな結婚生活はわずか「半年」。22歳で30億円もの負債を背負った「未亡人」。何とも壮絶な人物を想像するが、選考委員・星野博美氏が言うように田中敬子さんは何とも「フワフワ」してチャーミングな女性である。
そんな敬子さんの実像を『沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修 評伝』で第43回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」を受賞したノンフィクション作家・細田昌志さんが細緻に描いた傑作ノンフィクション。老若男女問わず、多くの方に読んでいただきたい1冊です。
「第30回小学館ノンフィクション大賞」選考委員コメント
・辻村深月氏(作家)
「未亡人・敬子さんの人柄がくらくらするほど魅力的」
・星野博美氏(ノンフィクション作家)
「戦後日本の闇の深さを際立たせることに成功した。過去と現在がうまく共存し、そこから日本の変遷が透けて見えた」
・白石和彌氏(映画監督)
「アントニオ猪木や周りの人との関わりも、プロレスファンが読んでも堪らなかった」
「未亡人・敬子さんの人柄がくらくらするほど魅力的」
・星野博美氏(ノンフィクション作家)
「戦後日本の闇の深さを際立たせることに成功した。過去と現在がうまく共存し、そこから日本の変遷が透けて見えた」
・白石和彌氏(映画監督)
「アントニオ猪木や周りの人との関わりも、プロレスファンが読んでも堪らなかった」
著者紹介
細田 昌志(ホソダ マサシ)
1971年岡山市生まれ、鳥取市育ち。鳥取城北高校卒業。リングアナウンサー、CSキャスター、放送作家を経て作家に。2021年『沢村忠に真空を飛ばせた男』(新潮社)が第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。2023年『力道山未亡人』で第30回小学館ノンフィクション大賞を受賞。
1971年岡山市生まれ、鳥取市育ち。鳥取城北高校卒業。リングアナウンサー、CSキャスター、放送作家を経て作家に。2021年『沢村忠に真空を飛ばせた男』(新潮社)が第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。2023年『力道山未亡人』で第30回小学館ノンフィクション大賞を受賞。
関連記事
力道山なら勝てる!アメリカに勝てる! 敗戦で傷ついた日本人に勇気を与えたヒーロー
敗戦により荒廃し、占領された日本で、からだの大きな外人レスラーを叩きのめして、投げつけることで、鬱積とした日本人の感情を力道山は爆発させ勇気を与えた。
“白覆面の魔王”ザ・デストロイヤーが告白「私が一緒にいれば力道山を守れた」
往年の人気プロレスラー、ザ・デストロイヤー(86)がTBS『爆報!THEフライデー』2時間スペシャルに出演し、1963年に他界した力道山を救えたはずだった、と50年以上昔の行動を悔やんだ。
力道山に憧れ来日した【大木金太郎】馬場・猪木と“若手三羽烏”と呼ばれた
力道山が誕生した後、ジャイアント馬場とアントニオ猪木の二人のスター候補が日本プロレスに入団する前に、力道山を崇拝し、祖国韓国を離れ、プロレス界に足を踏み入れた一人の男がいました。その男とは頭突きだけでトップに駆け上がった大木金太郎です。ほぼ同じ時期に入団した馬場・猪木と共に若手三羽烏と呼ばれました。彼の人生は壮絶そのものでした。