黄昏の文学 直木賞作家にして文化勲章受章者、杉本苑子
2018年3月6日 更新

黄昏の文学 直木賞作家にして文化勲章受章者、杉本苑子

昭和半ばから平成にかけて、文化と文学の黄昏とも呼べる時代があった。同じ時代を指して黄金期であったという声もある。あの時代には誰がいたのか。何が書かれていたのか。今回は直木賞作家にして文化勲章受章者、杉本苑子を追いかけてみよう。

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 1975年の作品であるが、1985年の大河ドラマ「春の波涛」としてご存知の方も多いだろう。
マダム貞奴

マダム貞奴

芳町の美人芸者が福沢諭吉の養子福沢桃介に失恋、オペケペー節の川上音二郎の妻に、さらには明治で初めての女優へと次第に変身してゆく。恋に生き、芸に生き、愛にもえた数奇な女性の生涯を赤裸々に描く長編。
 主人公は《日本の近代女優第一号》の異名を持つ川上貞奴。

 彼女は1971年生まれなので、大河ドラマの主人公としてかなり新しい人ということになる。
 だが、ドラマの視聴率はさほどふるわなかったらしい。何か理由があったのだろうか。
春の波涛

春の波涛

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