2009年引退 最後のミラノダービー
2009年にマルディーニはスパイクを脱ぎました。
25年もの長きに渡り、名門を支えたパオロ・マルディーニは、多くのサポーターに讃えられながら最後のピッチに立ちました。
最後の対戦相手は、アウェーでのフィオレンティーナ。
試合終盤ロスタイム。フィオレンティーナの選手がわざとボールを外に出し、マルディーニとチームメイトが抱擁する時間を作りました。
まだ試合が終わっていないのにも関わらず、スタジアムは暖かい拍手で包まれました。
25年もの長きに渡り、名門を支えたパオロ・マルディーニは、多くのサポーターに讃えられながら最後のピッチに立ちました。
最後の対戦相手は、アウェーでのフィオレンティーナ。
試合終盤ロスタイム。フィオレンティーナの選手がわざとボールを外に出し、マルディーニとチームメイトが抱擁する時間を作りました。
まだ試合が終わっていないのにも関わらず、スタジアムは暖かい拍手で包まれました。
マルディーニ 引退試合 - YouTube
via www.youtube.com
若き名将もマルディーニを称賛
ペップ・グアルディオラ監督は、試合後にイタリア『ライ』のインタビューに臨み、優勝をミランDFパオロ・マルディーニに捧げたいと話している。
「マルディーニとイタリアサッカー全体にも(優勝を)捧げたい。彼のミラノでの最後の試合が最高の形で終わらなかったことは知っている。
パオロはこの25年間、世界のサッカー界において最も重要な選手だった。バルセロナで考え直すっていうのなら、ポストはあるよ」
上記のペップ・グアルディオラ監督が指す「ミラノでの最後の試合」とは、おそらくインテルとのミラノダービーの事でしょう。
最後の一戦、試合は1-2でACミランが負けてしまいます。
しかし、普段は相手選手に辛辣な言葉もいとわないインテルサポーター。
そんな彼らからプレゼントがありました。
最後の一戦、試合は1-2でACミランが負けてしまいます。
しかし、普段は相手選手に辛辣な言葉もいとわないインテルサポーター。
そんな彼らからプレゼントがありました。
そのシーズンはミランの伝説的プレイヤー、パオロ・マルディーニの最後のシーズン。激しい攻撃をスマートな守備で摘み取り、攻撃に転じればサイドを制圧するマルディーニは、インテリスタにとっては天敵とも言える存在。これまでは幾度となくブーイングにさらされてきましたが、この日ばかりは様子が違いました。
インテルのスタンドには意外な横断幕が掲げられました。
「20年間、常にあなたはライバルでした。しかしあなたはどんなときもフェアな相手でした(20 anni da rivale..ma sempre un avversario leale)」
ときに狂信的とも言える応援をするインテルのサポーターたちからの最上の賛辞でした。
マルディーニは世界一タイトな守備で知られる国で、世界最高のDFとして認められながらも常にフェアプレーを心がけ、ライバルたちからも認められたのです。
ACミランだけでなく、他のチームやサポーターからも愛されたパオロ・マルディーニの特集でした。
将来的にはACミランの監督として戻ってきて欲しいですね!
将来的にはACミランの監督として戻ってきて欲しいですね!