もののけ姫 概要
『もののけ姫』(もののけひめ)は、宮崎駿によるスタジオジブリの長編アニメーション映画作品。
1997年(平成9年)7月12日公開。宮崎が構想16年、制作に3年をかけた大作であり、興行収入193億円を記録し当時の日本映画の興行記録を塗り替えた。
糸井重里がキャッチコピーを担当
アシタカがサンに放つこのセリフがそのままキャッチコピーの「生きろ。」になっています。
コピーライターの糸井重里の作品です。本当に短い一言なのに、この映画の全てを物語っているようで重たい一言でもあります。
映画を見る前のインパクトよりも、見終わった後のインパクトの方が心に響くキャッチコピーと言えるでしょう。
長々と文字を連ねるよりも、時には短い文言の方が心に残ることがあります。このキャッチコピーはその良い例と言えるでしょう。
あらすじ
平和に暮らしていたアシタカ達の元を、ある日「祟り神」と化したイノシシが村を襲う。
「祟り神」には決して手を出したてはいけなかったのだが、村娘が危ない目に合いついに「祟り神」を退治してしまう。そして、「祟り神」の呪いにかけられたアシタカは、その謎を解く為に旅に出る。
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そこでアシタカが見たものは、森を切り開いて鉄を作るタタラ場の民とその長エボシ御前、森を守る山犬一族、そして山犬と生きる人間の少女サンであった。アシタカはその狭間で、タタリ神が発生した理由を知る。
キャラクターの個性が際立つ作品
主人公 アシタカ
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主人公。ヤマト(大和)との戦いに破れ、北の地の果てに隠れ住むエミシ(蝦夷)一族の数少ない若者で、王になるための教育を受けた、一族の長となるべき17歳の少年である。王家の血を受け継ぐ気品と、狩で鍛えた秀た技の持ち主。
右腕には呪いの印である痣があり、「アシタカに爆発的な力を与えるが、代わりに少しずつ命を奪っていく」というものである。
弓の扱いに長け高い身体能力を持つ。また、タタラ場の女性たちから興味を持たれたり、トキからは「いい男」と評されるなど端整な顔立ちをしている。
ヒロイン サン
縄文人のような装束を身にまとい、土面を被り、短剣や槍を扱う。
シシ神の森を破壊した人間を憎悪し、その元凶であるエボシ御前の抹殺を狙う。
生まれて間もない頃、山犬の牙から逃れようとした人間に生贄として捧げられ、森の中で山犬モロに育てられた。
そのためモロを実の母親のように慕っている。
山犬と共に培った高い身体能力を持ち、また心も山犬であろうとしている。
しかし西へ旅して来たアシタカと出会い、徐々に人間らしい心が芽生えていく。
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実際のところ、サンはやっぱり人間で、山犬以外の獣は誰一人としてサンを認めちゃいませんでした。モロの庇護下にあるから、その意思を尊重されているだけで、モロ亡き後は一気に孤立します。