はじめに
陸上自衛隊旗
陸上自衛隊は1950年(昭和25年)の朝鮮戦争勃発時、GHQの指令に基づくポツダム政令により警察予備隊が総理府の機関として組織されたのが始まりである。日本国外においては陸上自衛隊は「Japanese Army」(「日本陸軍」の意)として認知されている。
via ja.wikipedia.org
近年では部隊ごとに部隊章、エンブレムなどが車両につけられているものも多くあるようです。
M24軽戦車
チャーフィー
全長 5.56m
車体長 5.03m
全幅 3m
全高 2.77m
重量 18.4t
懸架方式 トーションバー方式
速度 約56km/h(整地)
約40km/h(不整地)
行動距離 161km
主砲 40口径75mm戦車砲M6×1(48発)
副武装 12.7mm重機関銃M2×1(440発)
7.62mm機関銃M1919×2(3,750発)
装甲 砲塔防盾38mm
砲塔側・後面25.4mm
砲塔上面13mm
車体前面・側面前部25.4mm
車体側面後部・後面19mm
車体上面13mm
車体底面10-13mm
エンジン Cadillac Series 44T24
4ストロークV型8気筒水冷ガソリン×2基
110+110hp(220hp/164kW)
乗員 5名(砲塔:3名)
車体長 5.03m
全幅 3m
全高 2.77m
重量 18.4t
懸架方式 トーションバー方式
速度 約56km/h(整地)
約40km/h(不整地)
行動距離 161km
主砲 40口径75mm戦車砲M6×1(48発)
副武装 12.7mm重機関銃M2×1(440発)
7.62mm機関銃M1919×2(3,750発)
装甲 砲塔防盾38mm
砲塔側・後面25.4mm
砲塔上面13mm
車体前面・側面前部25.4mm
車体側面後部・後面19mm
車体上面13mm
車体底面10-13mm
エンジン Cadillac Series 44T24
4ストロークV型8気筒水冷ガソリン×2基
110+110hp(220hp/164kW)
乗員 5名(砲塔:3名)
M3/M5軽戦車シリーズの更新用として、機甲作戦においてより広範囲な任務を遂行できる新型戦車として設計・開発が行われた。GMCキャデラック・モーターカー製造部とマスセイー・ハリス社により約4,700輌が生産され、アメリカ軍の他に戦後は西側諸国に広く供与されて長らく使われた。
第2次世界大戦中開発、製造され長く西側諸国で配備、運用されて来ていたようですね。ただ、1950年に朝鮮戦争の勃発によりアメリカは戦線にこの車両を多く投入しましたが、ソ連製のT-34-85には通用しないことから、新型車両との入れ替えを迫られていました。そこで戦線から退役する車両が大量になったことから日本の当時、警察予備隊として防衛、治安維持に用いるため、その一部375輌が供与されることとなりました。小柄な車体から日本人の体格に合い、操縦性、踏破性など高く評価されたそうです。それと当時は供与された車体を塗装もせず配備されていたようでアメリカ軍の白い星のマークがそのままの状態で運用されている画像が多く出てきます。
M4中戦車
シャーマン
車体長 5.84 m (19.2 ft)
全幅 2.62 m (8 ft 7 in)
全高 2.67 m (8 ft 9 in)
重量 30.3 t
懸架方式 VVSS(垂直渦巻きスプリングサスペンション)
速度 38.6 km/h(整地)
19.3 km/h(不整地)
行動距離 193 km
主砲 37.5口径75mm戦車砲M3(90発)
52口径76.2mm戦車砲M1(71発)
副武装 12.7mm重機関銃M2×1(600発)
7.62mm機関銃M1919×2(6,250発)
装甲 防盾:76 mm
砲塔:前面64–76 mm、側面50 mm、後面64 mm
車体:前面51 mm、側面38–45 mm、後面38.1 mm
エンジン Continental R975 C4
4ストローク星型 9気筒空冷ガソリン
400 HP
乗員 5 名
全幅 2.62 m (8 ft 7 in)
全高 2.67 m (8 ft 9 in)
重量 30.3 t
懸架方式 VVSS(垂直渦巻きスプリングサスペンション)
速度 38.6 km/h(整地)
19.3 km/h(不整地)
行動距離 193 km
主砲 37.5口径75mm戦車砲M3(90発)
52口径76.2mm戦車砲M1(71発)
副武装 12.7mm重機関銃M2×1(600発)
7.62mm機関銃M1919×2(6,250発)
装甲 防盾:76 mm
砲塔:前面64–76 mm、側面50 mm、後面64 mm
車体:前面51 mm、側面38–45 mm、後面38.1 mm
エンジン Continental R975 C4
4ストローク星型 9気筒空冷ガソリン
400 HP
乗員 5 名
via ja.wikipedia.org
車体前部左右に正操縦席と副操縦席兼前方機関銃座が設けられている。砲塔内には車長・砲手・装填手の3名が搭乗。砲塔上面ハッチは車長用のみ設置されたが、左側に砲手・装填手用ハッチが追加され、車長用ハッチは防弾窓付きキューポラに発展した。左側面に設けられた対歩兵射撃用の開閉式ガンポートは防御力向上のために一時廃止されたが、弾薬搬入や薬莢搬出に便利だったことから短期間で復活している。履帯は、全金属製の物とゴムブロックを含む物とに大別され、さらに滑り止めパターンの形状の違いなどで多くの種類がある。
第二次世界大戦の連合国側の主力となった車両で、アメリカ合衆国の高い工業力を基盤にして大量生産されました。1945年までに全車種で5万輌近くが生産されたそうです。各生産拠点に適したエンジン形式や生産方法を採る形で並行生産させたため、多くの派生型があるようですが、構成部品を統一して互換性を持たせることにより高い信頼性が保たれていました。車輌単体での戦闘力はドイツ軍のV号戦車パンターやVI号戦車などに劣っていたが、数的優位を利用したチームワーク戦法で対抗したそうです。信頼性・生産性など工業製品としての完成度は高かったようですが、兵器としてはアメリカ軍の戦車戦の経験不足もあって問題点も多く、特に経験豊富なドイツ軍が相手では一方的に撃破されることも珍しくなかったとのことです。日本にも日本の陸上自衛隊にも供与されて1970年代半ばまで使用され、特にソ連軍の上陸の可能性のある地点として北海道など北部中心に配備されたそうです。朝鮮戦争時にはT-34-85を撃破する車両もあったそうで信頼性は高かったようです。ただ、日本人の体格には大きく先のM-24の方が好まれていたようです。いずれにしても後のM-41や61式の配備まで、(実際には61式の配備まで)陸上自衛隊の主力を担っていました。現在は全ての車両が退役しています。
M41軽戦車
ウォーカー・ブルドッグ
全長 8.212m
全幅 3.198m
全高 2.726m
重量 23.224t
懸架方式 トーションバー方式
速度 72.42km/h
行動距離 161km
主砲 60口径76.2mmライフル砲M32×1
副武装 12.7mm重機関銃M2×1
7.62mm機関銃M1919A4×1
装甲 砲塔防盾 38mm
砲塔側・後面 25.4mm
車体下部前面 75mm
車体上部前面 25.4mm
車体側面 29-25mm
車体後面 13mm
エンジン コンチネンタル AOS 895-3
4ストローク水平対向6気筒空冷スーパーチャージド・ガソリン
500hp(373kW)
乗員 4名
全幅 3.198m
全高 2.726m
重量 23.224t
懸架方式 トーションバー方式
速度 72.42km/h
行動距離 161km
主砲 60口径76.2mmライフル砲M32×1
副武装 12.7mm重機関銃M2×1
7.62mm機関銃M1919A4×1
装甲 砲塔防盾 38mm
砲塔側・後面 25.4mm
車体下部前面 75mm
車体上部前面 25.4mm
車体側面 29-25mm
車体後面 13mm
エンジン コンチネンタル AOS 895-3
4ストローク水平対向6気筒空冷スーパーチャージド・ガソリン
500hp(373kW)
乗員 4名
via ja.wikipedia.org
1946年にゼネラルモーターズ社がM24軽戦車の後継として開発し、アメリカ陸軍を中心に西側諸国で広く使用された軽戦車である。
日本の陸上自衛隊においても1960年代初頭から1980年代初期まで装備され、国産の61式戦車の配備が進むまでは、M24軽戦車及びM4中戦車と並ぶ自衛隊の主力戦車の一つであった。
日本の陸上自衛隊は第2次防衛力整備計画においてアメリカの無償援助による225両の取得を計画し、最終的にM41A2、147輌の供与を受けました。M41は1961年よりM24に替わる形で全国の戦車部隊に配備が進められ、国産の61式戦車が開発・製造されると61式への入れ替えが進められましたが、自衛隊に供与されたアメリカ戦車の中では最も長く装備されており、最後の車両が退役したのは61式の次世代の国産戦車である74式戦車の開発・配備以後の1983年だったそうです。このことは日本の国力がまだまだ自国のみで防衛力を保持できなかったということなのでしょう。