80~90年代に「トレンディ俳優」と呼ばれた芸能人!!
80年代後半から90年代前半にかけて数多く制作された「トレンディドラマ」。都会の男女の恋愛やトレンド(時代の最先端)を描いたドラマで、“W浅野”や鈴木保奈美などトレンディドラマを通じて多数の女優が人気を博しました。一方、俳優についても織田裕二、吉田栄作、加勢大周が“トレンディ御三家”と呼ばれ、バブル期のドラマの象徴的な存在となりました。この記事では、当時活躍し「トレンディ俳優」と呼ばれた男性芸能人にスポットを当ててみたいと思います。
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織田裕二
1987年公開の映画「湘南爆走族」で俳優デビューした織田裕二。1989年公開の映画「彼女が水着にきがえたら」やドラマ「予備校ブギ 」などで一躍注目を浴び、1991年のフジテレビ系ドラマ「東京ラブストーリー」の完治(カンチ)役で大ブレイクを果たしました。「月9」という単語を生み出したこの作品はトレンディドラマの代表作とも言え、織田は後述の吉田栄作、加勢大周とともに“トレンディ御三家”として名を馳せることとなります。
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元「トレンディ俳優」その後の活動は?
その後の織田ですが、90年代後半に出演したドラマ「踊る大捜査線」が当たり役となり、同シリーズは1998年公開の映画「踊る大捜査線 THE MOVIE」を皮切りに、2012年までに合計4回映画化されています。「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」は織田を代表する名台詞となりました。またプライベートでは、2010年に一般女性と結婚。2014年には長男にも恵まれています。
2018年放送のドラマ「SUITS/スーツ」で久々に鈴木保奈美と共演した織田裕二。
吉田栄作
「ナイスガイ・コンテスト・イン・ジャパン」でグランプリを獲得し、1988年公開の映画「ガラスの中の少女」で俳優デビューを果たした吉田栄作。1991年のドラマ「もう誰も愛さない」での好演は、「モデル出身者は顔だけ」といった当時の風潮を打ち崩しました。歌手としてもヒット曲を量産し、1990年及び1991年の紅白歌合戦にも出場しています。また「白いTシャツにジーンズ」というシンプルなファッションにも話題が集まりました。
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元「トレンディ俳優」その後の活動は?
俳優・歌手として日本を席捲した吉田ですが、1995年に芸能活動を一時休止。ハリウッドを目指すため渡米しました。その後1998年に帰国し、俳優業に復帰。そして、2001年から放送された「マネーの虎」での司会役で再ブレイクを果たしました。プライベートでは、1997年にモデルの平子理沙と結婚。しかし、2015年に生活のすれ違いを理由に離婚しています。
ギターを手に取る近年の吉田栄作。音楽活動も再開しています。
加勢大周
1990年の映画「稲村ジェーン」の主演・ヒロシ役で俳優デビューした加勢大周。その後もドラマ「ADブギ」「ポールポジション!愛しき人へ…」の主演や、サザンオールスターズのライブに出演したりと大ブレイクを果たしました。織田、吉田、加勢のトレンディ御三家ですが、当時は“平成御三家”とも呼ばれていました。
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元「トレンディ俳優」その後の活動は?
トレンディ俳優として順風満帆だった加勢ですが、前所属事務所と芸名使用に関してトラブルを起こすなど(新加勢大周騒動)したため、徐々に人気に陰りが。90年代後半からは助演での出演が目立つようになりました。そして2008年、覚せい剤取締法違反などの容疑で逮捕され、芸能界引退を表明。現在は「一からやり直す」という決意の下、都内でバーテンダーとして地道に働くなどしているそうです。