ノロイは昭和生まれのトラウマ!個性豊かなネズミ達の物語・ガンバの冒険
2017年3月30日 更新

ノロイは昭和生まれのトラウマ!個性豊かなネズミ達の物語・ガンバの冒険

1975年から放送され、40年たった今でも根強いファンに愛されているアニメ・ガンバの冒険。負けず嫌いのガンバや親分肌のヨイショ、ニヒルな一匹狼のイカサマなど個性豊かなキャラクターと、硬派でスリリングなストーリーに夢中になった一方、宿敵・ノロイの恐ろしさはトラウマになった人も多いのでは?

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「ガンバの冒険」とは?

『ガンバの冒険』(ガンバのぼうけん)は、1975年4月7日から同年9月29日まで日本テレビ系で全26話が放送された、東京ムービー製作のアニメ作品。

原作ではガンバと行動を共にするのは15匹であるが、アニメでは大幅に減らされている。その分、原作での複数の役柄がまとめられている。
本作は、巨大な白イタチに立ち向かう7匹のネズミの冒険を描いたアニメ。1975年にTVアニメ化され、不朽の名作と呼ばれるほど人気が高い。TVアニメのほか、劇場版、ゲームや舞台にもなっている。

OPテーマ「ガンバのうた」

明るくて愉快なメロディーとラテン風の鮮やかなOPは、見ているだけで元気になれそうです。個人的には2回目のささやくような「島がみえるよガンバ♪」の部分が好きでした。

EDテーマ「冒険者たちのバラード」

暗くて陰惨なメロディーに絶望的な歌詞、そしてラストで登場する巨大なノロイの姿が恐ろしすぎます。小さい頃この画面を見た多くの子供達にトラウマを与えたことで有名なED。

「ガンバの冒険」のあらすじ

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舞台は昭和の東京にある下町。都会育ちのネズミ・ガンバと親友のボーボは、まだ見たことのない海を一目見ようと10日かけてドブ川を下り、港へやってきました。そこで風来坊の医者ネズミ・シジンと出会い「港というものは海にあるもんだ」と教わり、ついに海にたどり着いたと大喜びのガンバ。ちょうどその時港の倉庫内では港ネズミと船乗りネズミの大パーティーが行なわれており、ガンバは力自慢のヨイショと出会って力比べをしていました。

そんな中、血まみれになった島ネズミ・忠太が助けを求めて倒れこんできました。忠太の島は大きな白イタチ・ノロイに滅ぼされかけていると聞き、倉庫のネズミたちは怖気づいてしまいます。ノロイの恐ろしさを知らないガンバは皆の反対を押し切って島ネズミを助けるために忠太と2人で船に乗り込みます。

船のエンジン音で飛び起きたガンバの元にはヨイショとその親友のガクシャ、酔いどれ詩人のシジン、ボーボが現れ、さらに船に乗り合わせていたばくち打ちのイカサマも加わって、ガンバたち7匹の長い冒険は幕を開けたのでした。
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「ガンバの冒険」は子供向けアニメにも関わらず、生々しい流血シーンや強者の言いなりになって維持される平和は、果たしてそれが本当に平和と言えるのか?といった問いかけが描かれたハードボイルドな内容です。
さらにネズミの視点でストーリーが展開されるので人間やさらに犬・ネコまで巨大な脅威的な存在として描かれているのが他のアニメとは違って面白いところです。

キャラクター紹介

ガンバ

ガンバ

この物語の主人公。自称「がんばり屋のガンバ」。
好奇心旺盛で正義感の強い街ネズミ。
怖い物知らずで勇敢だが、世間知らずで無鉄砲な一面があるためメンバーと衝突してしまうことも。
ボーボ

ボーボ

ガンバの親友で、ガンバとは正反対のおっとりした性格の街ネズミ。
食いしん坊で、食べ物の匂いに敏感なため異常に鼻が利く。料理と穴掘りの名人で、臆病者だが仲間のためには命をかけて戦う。
ヨイショ

ヨイショ

腕っぷしなら誰にも負けない熱血漢な船乗りネズミの船長。ノロイにやられて右目に傷を負っているため最初はノロイに挑むことを拒んでいたが、ガンバの心意気に胸を打たれて恋人や子分を置いて旅に出る。
親分肌で情に厚く、、海の知識も豊富な頼れる存在。
ガクシャ

ガクシャ

ヨイショの幼馴染で、眼鏡をかけた頭脳明晰なネズミ。
理論を優先する参謀タイプのため、直情型のガンバとはたびたび衝突することも。
プライドが高く、自分の短いしっぽにコンプレックスを持っている。
イカサマ

イカサマ

常に2つのサイコロを持ち歩いている一匹狼。元は故郷の港町のネズミだったが、イカサマがばれて追い出されていたはぐれ者だった。足が速くて占いも得意。
普段は減らず口ばかりたたいているが、ここぞというときには仲間のために活躍する。
シジン

シジン

港に着いたガンバ達が最初に出会った医者ネズミ。
自称「専門は医者で本職は詩人」。
落花生のカラをひょうたん代わりにして、いつも酒を飲みながら詩を詠んでいる。普段は飄々としているが聴力に優れており、仲間の危機を察知することも。
忠太

忠太

故郷がノロイ一族に滅ぼされかけているため助けを求めてガンバ達の元へやってきた島ネズミ。故郷の夢見が島はノロイ島と呼ばれるようになって恐れられているが、忠太はノロイ島の地図をいつも背負っている。泣き虫で体格も小柄だが、使命感が強く心優しい性格。
ノロイ

ノロイ

雪のように輝く白い毛並みと赤い目を持つ、巨大な大イタチ。残忍で獰猛な性格で、ネズミを薄汚い存在と見なし徹底的に殲滅させようとする。圧倒的なカリスマ性と知力、さらに催眠術を駆使して行く先々でネズミを殺し、「白い悪魔」と呼ばれて恐れられている。

「ガンバの冒険」こぼれ話

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