【谷ナオミ】日活ロマンポルノ初代SMの女王!経歴やエピソード・代表作まとめ
2020年7月2日 更新

【谷ナオミ】日活ロマンポルノ初代SMの女王!経歴やエピソード・代表作まとめ

SMの女王と呼ばれ、日活ロマンポルノの作品を中心に活躍された谷ナオミさん。今回は、そんな彼女に注目して、経歴やエピソード・代表作を紹介していきます。SM好きの方はもちろんのこと、そういう趣味はないとミドルエッジ世代にも楽しんで頂けると思います。

9,966 view

日活ロマンポルノ初代SMの女王・谷ナオミさん

谷ナオミさんのプロフィール

谷ナオミさんのプロフィール

愛称  :SMの女王
生年月日:1948年10月20日
出生地 :福岡県福岡市
活動期間:1967~1979年

谷ナオミさんの経歴

福岡県で生まれ育った谷ナオミさんですが、3歳で両親が離婚され、母親は家を出ていってしまいます。そして、5歳のときには父親にも捨てられてしまい、親戚をたらい回しにされるといった生い立ちを持っています。
18歳のときに上京すると、1967年にはピンク映画に出演して女優デビューを果たします。その後もSM映画に出演され、日活ロマンポルノの作品にも出演するようになると、1974年にSM界の巨匠・団鬼六さんが原作の『花と蛇』の主演を務められました。これを機に、団鬼六さんが原作を描いた数々のSM映画にも出演するようになり、世間から『SMの女王』と呼ばれる存在になりました。
1979年には一般男性と結婚して女優業からは引退。以降、熊本にて喫茶店経営などの事業を展開されています。1984年にはスナック『大谷』を開店しましたが、2013年にチーママに店舗を譲るかたちで身を退かれています。

谷ナオミさんのエピソード

谷ナオミさんの芸名の由来

https://www.amazon.co.jp/%E7%97%B4%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%84%9B-%E8%B0%B7%E5%B4%8E-%E6%BD%A4%E4%B8%80%E9%83%8E-ebook/dp/B075F1Y9L1/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%97%B4%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%84%9B&qid=1590046485&sr=8-1 (2204951)

谷ナオミさんの芸名は長編小説『痴人の愛』を由来としており、原作者である谷崎潤一郎から『谷』の字、『痴人の愛』の主人公であるナオミを組み合わせたものとされています。
現在まで4回の映画化を実現しており、モノクロの1949年版、カラーで制作された1960年版・1967年版に加え、1980年に公開されたアレンジ版『谷崎潤一郎・原作「痴人の愛」より ナオミ』といった作品を挙げられます。
この作品を通して、『ナオミズム』という言葉が流行したので、谷ナオミさんも影響を受けていたのかもしれませんね。

団鬼六さんとはプライベートでも親密な関係

 (2205473)

谷ナオミさんはプライベートでも団鬼六さんと親密だったそうです。SMプレイという共通のテーマが強固な絆をつくったのかもしれませんね。
団鬼六さんは2011年5月にお亡くなりになっていますが、その告別式では、谷ナオミさんが弔辞を読んでおられます。女優業を引退された1979年以降も、お二人の親密な関係は続いていたのかもしれません。
無粋かもしれませんが、あんなこと、こんなこと、人妻としていけないことを色々と想像してしまいます。

芸能界引退後はSMサークルを主催

https://www.amazon.co.jp/%E5%9B%A3%E9%AC%BC%E5%85%AD%E3%80%8C%E9%BB%92%E3%81%84%E9%AC%BC%E7%81%AB%E3%80%8D%E3%82%88%E3%82%8A-%E8%B2%B4%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E7%B8%9B%E3%82%8A%E5%A3%B7-%E8%B0%B7%E3%83%8A%E3%82%AA%E3%83%9F/dp/B07TJ9TYFM/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E8%B0%B7%E3%83%8A%E3%82%AA%E3%83%9F&qid=1590047214&sr=8-3 (2204957)

谷ナオミさんは芸能界を引退されてからも、自らSMサークルを主催して、積極的に調教されていたと言います。
女優としてSMポルノで活躍した彼女の絡みは、すでに演技ではなくなっており、彼女自身の性癖になってしまったようです。さらに驚きなのは、SMプレイで谷ナオミさんが調教される様子は深夜番組で放送されていたこともあるみたい。現在の地上波放送では絶対にありえないことでビックリしてしまいます。

谷ナオミさんの代表作

『花と蛇』

『花と蛇』

公開:1974年
監督:小沼勝
出演:谷ナオミ
   坂本長利
   石津康彦

内容&あらすじ

豊満な乳房が歓喜にふるえる荒縄縛り! 苦痛から快感へ――   被虐にのたうつ人妻のうめきが マゾの世界へとあなたを誘う…… 【解説】(公開当時のプレス資料より)  日活がロマン・ポルノを製作して二年半余、初の本格的サド・マゾ作品で、アブノーマルSEXを描かせては第一人者である流行作家団鬼六の原作「花と蛇」を映画化したものである。  女主人公には、特に出演を乞われてベテラン谷ナオミが主演、アブノーマルSEXが醸し出す妖しい雰囲気と迫力が観客を異様な興奮に誘い込む話題作である。
『お柳情炎 縛り肌』

『お柳情炎 縛り肌』

公開:1975年
監督:藤井克彦
出演:谷ナオミ
   東てる美
   高橋明

内容&あらすじ

38 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

関連する記事こんな記事も人気です♪

【追悼】主にピンク映画や日活ロマンポルノで活躍し僅か52歳の若さで亡くなった『麻生うさぎ』!!

【追悼】主にピンク映画や日活ロマンポルノで活躍し僅か52歳の若さで亡くなった『麻生うさぎ』!!

1982年より、にっかつ映画「ピンクのカーテン」に出演し主にピンク映画や日活ロマンポルノで活躍した女優の麻生うさぎさんが、2012年12月28日に僅か52歳の若さで亡くなわれています。12月は命日の為、麻生さんをまとめてみました。
ギャング | 1,825 view
【麻吹淳子】二代目SMの女王として活躍したポルノ女優!経歴・代表作など

【麻吹淳子】二代目SMの女王として活躍したポルノ女優!経歴・代表作など

1970年代終盤から1980年代の初めにかけて活躍したポルノ女優で、二代目SMの女王として存在感を発揮した麻吹淳子さん。今回の記事では、そんな彼女をピックアップして、プロフィールや経歴・代表作などを紹介していきます。ぜひご覧になって、全盛期の麻吹淳子さんの魅力を振り返ってみてください。
tsukumo2403 | 27,419 view
【東てる美】ポルノ出身で活躍した女優!経歴やエピソード・代表作まとめ

【東てる美】ポルノ出身で活躍した女優!経歴やエピソード・代表作まとめ

ポルノ映画の出身でありながら、女優・タレントとしても確固たる地位を獲得した東てる美さん。今回は、そんな彼女をピックアップして、経歴やエピソード・代表作をご紹介していきます。特にポルノの出演作は入念に掘り下げていきたいと思いますので、ぜひ記事をご覧になってください。
tsukumo2403 | 13,208 view
【宮下順子】ポルノから一般作まで幅広く活躍!プロフィール・代表作まとめ

【宮下順子】ポルノから一般作まで幅広く活躍!プロフィール・代表作まとめ

ピンク映画に出演したことを機に、日活ロマンポルノや一般作品など幅広い分野で活躍された宮下順子さん。そんな彼女に注目して、今回は来歴やエピソード・代表作をまとめてみました。ぜひご覧になって、ご一緒に、その活躍ぶりを振り返っていきましょう。
tsukumo2403 | 8,861 view
【倉吉朝子】モデル体型で人気だったポルノ女優!略歴・代表作など魅力まとめ

【倉吉朝子】モデル体型で人気だったポルノ女優!略歴・代表作など魅力まとめ

全盛期だった頃は、モデルのようなスレンダー美人で多くの男性ファンを魅了した倉吉朝子さん。今回はそんな彼女に注目して、略歴・代表作などを紹介していきたいと思います。その美しさや活躍ぶりを知れば、彼女の出演作を観てみたくなるはず。ぜひご覧になって、倉吉朝子さんの魅力を堪能なさってください。
tsukumo2403 | 5,150 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト